2018年4月8日(日)
ほぼ1週間前の3月31日、タナゴ類の産卵母貝調査に加わった。
毎年この時期に実施され、すでにほぼ20年がたつ。
この地道な研究活動を続けてる指導者とボランティアの老若男女には頭が下がる。
近年、さすがに長老格の私は陸上での記録係担当なのである。
さあ、小中高生の若者たちと気持ちだけ若い者たちによる手探りローラー作戦開始!
んっ?
誰も何も言わんぞ? みんな無言のままやんか。
例年ならそろそろ、手を挙げながら
「トンガリ(ササノハガイ)出ました!」 (ま、当然やね)
「マツカサ(ガイ)ですっ!」 (おっ! ようやった!)
「イシガイいましたっ!」 (えらいっ! 後でご褒美にほめてやるぞっ!)
という声が聞こえてくるはずなのに・・・
流域の中ほどまで進んでもポツリポツリとしか手が挙がらない。
プロットする私は退屈で仕方がないし・・・
今年のメンバー下手くそになっとるんか? という疑念がモクモクと湧いてくるし・・・
隊列も乱れはじめてしもうとるし・・・
何といっても陽気も良くソメイヨシノが満開で、何となく浮かれ気分じゃし・・・
「わしも行くぞ~っ!」と年甲斐もなく、泥の中へと突入! (急に記録係を押しつけた○○さん スンマセン)
ワシの手にかかれば貝の10や20はすぐ・・・・・・
あれっ?・・・コイツら、下手ではなかったのね?
そりゃ例年やってくれてる若者たちだもんなあ。
信用しなかった私は、何やってんだか・・・
マツカサ1個、トンガリ1個、これが私の成果なのだ・・・トホホホ。
結果、例年の3割にも届かない数しか確認できなかったのである。
続いて魚類調査が始まる。
スッポンを採ってはしゃぐ中学生の声や
ギギ・チュウガタスジシマドジョウ・ドンコ・カワヒガイ・・・
次々に運ばれてくる魚たちを見てると・・・
「タナゴ類はどうなったんじゃいっ!」と、またまたムラムラとしてくる。
再び、流域へ降り立ち
「ちょっと貸してみいっ!」と、一番おとなしそうな子からタモ網を奪う。(オッサン相変わらずや)
「見とれよ。こうやって網を置いて・・・足でガサガサと・・・」
「どっひゃあっ! おっきなコイじゃあ~っ!」
タモ網からあふれだしとる。
「こうやって採るんぞ! わかったか?」とは言ったものの、タナゴ類が採れたわけでもなく
その子は「自分のタモ網が壊れてしまわないか」と気が気じゃないみたいで
国外外来魚であるそのおっきなコイも
みんな要らん要らんちゅうて、相手にもしてくれんし・・・
そう、水路の美化だ、景観だ、とやたら放流されてるコイは大陸から来た別種なのだ。
日本古来のコイはといえば絶滅危惧種であり、琵琶湖周辺だけで細々と生きてる。
私の採ったやっかい者のコイは、才気煥発な若き優しき少年の手によって静かに放たれていった。
いやあ、記録係の責任も放り投げ・・・
産卵母貝もロクに見つけられず・・・
子どもの網を無理やりうばい・・・
やっかい者のおっきなコイを採り、煙たがられ・・・
ひたむきに調査をしてる方々からのヒンシュクを買いながら・・・
いやはや、ええ年こいて何やってんだか・・・私は・・・
ほぼ1週間前の3月31日、タナゴ類の産卵母貝調査に加わった。
毎年この時期に実施され、すでにほぼ20年がたつ。
この地道な研究活動を続けてる指導者とボランティアの老若男女には頭が下がる。
近年、さすがに長老格の私は陸上での記録係担当なのである。
さあ、小中高生の若者たちと気持ちだけ若い者たちによる手探りローラー作戦開始!
んっ?
誰も何も言わんぞ? みんな無言のままやんか。
例年ならそろそろ、手を挙げながら
「トンガリ(ササノハガイ)出ました!」 (ま、当然やね)
「マツカサ(ガイ)ですっ!」 (おっ! ようやった!)
「イシガイいましたっ!」 (えらいっ! 後でご褒美にほめてやるぞっ!)
という声が聞こえてくるはずなのに・・・
流域の中ほどまで進んでもポツリポツリとしか手が挙がらない。
プロットする私は退屈で仕方がないし・・・
今年のメンバー下手くそになっとるんか? という疑念がモクモクと湧いてくるし・・・
隊列も乱れはじめてしもうとるし・・・
何といっても陽気も良くソメイヨシノが満開で、何となく浮かれ気分じゃし・・・
「わしも行くぞ~っ!」と年甲斐もなく、泥の中へと突入! (急に記録係を押しつけた○○さん スンマセン)
ワシの手にかかれば貝の10や20はすぐ・・・・・・
あれっ?・・・コイツら、下手ではなかったのね?
そりゃ例年やってくれてる若者たちだもんなあ。
信用しなかった私は、何やってんだか・・・
マツカサ1個、トンガリ1個、これが私の成果なのだ・・・トホホホ。
結果、例年の3割にも届かない数しか確認できなかったのである。
続いて魚類調査が始まる。
スッポンを採ってはしゃぐ中学生の声や
ギギ・チュウガタスジシマドジョウ・ドンコ・カワヒガイ・・・
次々に運ばれてくる魚たちを見てると・・・
「タナゴ類はどうなったんじゃいっ!」と、またまたムラムラとしてくる。
再び、流域へ降り立ち
「ちょっと貸してみいっ!」と、一番おとなしそうな子からタモ網を奪う。(オッサン相変わらずや)
「見とれよ。こうやって網を置いて・・・足でガサガサと・・・」
「どっひゃあっ! おっきなコイじゃあ~っ!」
タモ網からあふれだしとる。
「こうやって採るんぞ! わかったか?」とは言ったものの、タナゴ類が採れたわけでもなく
その子は「自分のタモ網が壊れてしまわないか」と気が気じゃないみたいで
国外外来魚であるそのおっきなコイも
みんな要らん要らんちゅうて、相手にもしてくれんし・・・
そう、水路の美化だ、景観だ、とやたら放流されてるコイは大陸から来た別種なのだ。
日本古来のコイはといえば絶滅危惧種であり、琵琶湖周辺だけで細々と生きてる。
私の採ったやっかい者のコイは、才気煥発な若き優しき少年の手によって静かに放たれていった。
いやあ、記録係の責任も放り投げ・・・
産卵母貝もロクに見つけられず・・・
子どもの網を無理やりうばい・・・
やっかい者のおっきなコイを採り、煙たがられ・・・
ひたむきに調査をしてる方々からのヒンシュクを買いながら・・・
いやはや、ええ年こいて何やってんだか・・・私は・・・