イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

全会一致で可決

2008-02-10 18:13:24 | アニメ・コミック・ゲーム

えー大変お騒がせをいたしました。一回目のHDDからのムーヴで“潮目”のできたディスク、昨夜無事NHK『パンデミック・フルー』112日本放送、同15日再放送)の予約ダビングに成功。時間帯がまずかったのかもと思って、30分ほどずらして245~の予約にしてみましたが、“潮目”も消えて、PCでも好画質良音声で再生可。先日成功した『アイガー・サンクション』より放送時間が30分ほど短い分ジャストダビングの画質も高度。お見事パチパチパチ(←拍手)。

結局、ディスクがどうの相性がどうのじゃなくて、単純に一回目、月河がダビング予約セッティングを間違えていたってことみたい(笑誤魔化)。

いちばん認めたくない結論になってしまったな。予約項目にどっかエラーがあれば“!”の黄色△マークとか出て告げてくれたはずなんだがな。それにあの潮目は何だったんだ。2時間分のデータの、40分ぶんぐらいムヴったところで途切れたってんならともかく、元データ、HDD内で無傷だったしね。なんか釈然としませんが、まぁ何度かやってるうちに「ここをこうすれば100㌫鉄板セーフというわけではないけど、少なくともこっちをこうするとアウトなんだな」という経験則が形成されていくでしょう。いくと信じましょう(頼無)。

V社さん勝手に相性ウンヌン言ってすみませんでした。なんか製品に問題あるんじゃねーのみたいな印象を与えたらヒラにお詫びします。品質問題なし。オンラインショップ比較して買えばまぁ安価。フォローになっとるのか。来週はNHKBS2、ハイビジョンともに昼も夜も深夜もデジ録保存したいタイトルのラッシュなので、月河も少しはレコーダーの操作成長するでしょう。すると思いましょう(怪)。

『爆笑オンエアバトル』28日(金)放送は、チャンピオン大会への詰め前にしてはまずまず順当な結果だったように思います。

同点1位をともに473kb風藤松原ランチランチ、対照的な芸風の2組が分け合いました。

風藤松原は出の松原「実写版松原です」で早くも笑えました。言われてみると2人とも『ちびまる子ちゃん』のクラスメートとして出てきそうな系の顔なんだよね。いつもの「こないだっさー」「ヤダねー」「でもそーいうことってあーるよね」でひとネタずつ積み重ねていくスタイルに、今回はヤダねー前で「あーまだまだ」「まだなの?」でいったん止める、という小ワザが加わった。ネタ前の自己紹介Vで風藤が言っていたように、ヤダねーが客席に受け容れられ定着してきたからこその展開。当分はこの“二段ロケット”の余勢でいけそうですが、課題はその先でしょう。「決められたレールの上を走るのはイヤなんだ…きかんしゃトーマス」は井上マーっぽくて、ちょっとオチ前の加速すべき箇所「ちょーっと待ってよバッカ野郎コノ野郎」に使うには弱かった。

この人たちの可笑しさは、「ヤダねー」のリフレインで積み上げる“あるあるネタ”や“高齢者ネタ”より、それらの合間合間にツッコミ風藤から繰り出し松原が受ける「九死に一生とはこのことだね」「文明の落とし穴だね、まさかのね」「せっかく真摯に聞いてやったのに」などの語彙のまったりアナクロ感にあります。これがあるから、ネタのひとつひとつの破壊力はそれほどではなくても、終わってみるとそれなりの満腹感があるんだな。

ランチランチは依然ディテールが雑で、藤崎が耳傾けながらクネクネし海野も「何だこの聞き方は」とクネクネ真似するくだりなど細かいくすぐりのハズレや、ひとつひとつのボケはよくてもオチに向かって盛り上がっていかないぶつ切りっぷりも目立つんだけど、今回はツッコミ海野の台詞歯切れが前回より格段にアップしていた分の高得点か。藤崎のC調軽薄キャラは定着してきたから、海野が今回の“振り回されながらカミナリ落とす先輩刑事”のような、立場が上の役をやると嵌まりがいいですね。途中一度振った“彼女からの電話”をオチに使って回収したのはお見事でしたが、その直前の弾丸が飛んできてスローモーションになるくだりはプラスマイナスの合戦ネタそっくり。

細部が雑と言えば4421kbチーモンチョーチュウも。冒頭「オマエもう声変えられてる(=取調べ実録番組のように音声加工されてる)みたいな声してるもんな」「うるせーうるせーうるせー」「何回言うんだよ」ですでに2人とも半笑いでグダグダ。これ、漫才のノリでなくぬるま湯バラエティのフリートークの地合いでしょう。白井の、ハイトーンボイスを武器にした浮き世離れ年齢(性別も?)不詳キャラも、「帽子をかぶってスッポンポンで端のほう歩いてきた」など、ハイトーンに行く前段階の台詞がモソモソするので6割ぐらい損している。

ネタとしても、先週のカオポイントのような、リアル取調べ状況をセッティングしたコントでなく、漫才で、“オレなら、TVでよく見るああいう状況でも絶対逃げれる”と白井が言い張って始まった話なんだから、「吸い込まれるー」「なだらかな坂になってるー」など“逃げれるって言い張ってるのに、その逃げ手段がぜんぶ不発”をたたみかけるように見せることで笑いを取る構成にすべき。途中から“トンデモ万引き犯と振り回される店長”の、普通にゆるい取調べコントになってしまった。

3位449kbラバーガールと、5385kbハイキングウォーキングも、今回は残念ながら精彩なさのほうが目立った。2組とも得意の“トンデモ店のトンデモ店員”ネタですが、大水の英会話教師にしても、Qちゃんの旅館フロントにしても、よく考えれば、彼らがボケを繰り出した時点では何もおもしろくはなく、普通に迷惑で、ヘンなだけ。それを客席から見ての「可笑しい」に変換するのは、飛永の生徒であり松田の客でなければならないのですが、今回に限って言えばそこがいかにも弱い。

それでもラバーガールは「ナンシーです」「いやキミの名前」、「5段階評価でキリンさんです」など言葉ずらしのおかしさでポイント的笑いは取れましたが、“自信たっぷりゴタクを並べるだけで、結局はこの教師英語しゃべれない”が笑い所のベースなんだから、そこがゴールになるように、もっとがっちりストーリーを組んだほうがよかったのでは。

ハイキングウォーキングに至っては、泊まる気なくて冷やかしに立ち寄ったチンピラが、トンデモフロントにキレて因縁つけてるようにしか見えないときがある。状況コントなら、Qちゃんが法被もどき着るだけじゃなく、松田も旅行カバン持つとかリーマン背広にアタッシェケースとか、もう少し設定なりの格好したらどうか。演じ方として手抜きに見えるし、Qちゃん扮するキモキャラのトンデモっぷりから笑いを叩き出すのは、松田が“まとも”の地平から動かずにいてこそ、ということを忘れないでほしい。

今回、チャンピオン大会のための4勝めを目指す3勝組が6組出場し、329kb6位に終わったストリークだけが涙をのんだ形になりましたが、この組もハイウォー、ラバーガール同様“いつもの感じ”の安定感と、ひとつまみの斬新さ“いい意味での裏切られ感”との微妙なブレンドバランスで、薄皮一枚オンになったりオフになったりしているので、点数ほど実力の差はないと思います。

常連さんの間でのそういう薄皮争いでなく、“いつもの感じ”を持たない新鮮な顔の参入・ぶった切りに毎回期待しているのですが、今年はとりあえずチャンピオン大会明けまでは仕方がないかもしれませんね。

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