イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ベニスの使用人

2010-06-11 16:11:55 | ニュース

亀井“静かでない”金融・郵政担当大臣も辞任。それで「連立からははずれない」と言うんだから、なんだか「胸の肉1ポンド切ってもいいけど、血は1滴もダメよ」みたいな話ですな。“国のため国民のために何の仕事をどれだけ働くかより、政治家としての身すぎ世すぎが世界一の大事”という料簡、ここまであからさまだといっそ微笑ましい。

参院選の日程もほぼ決まったようですが、もう、「政治に何を期待するか、何をどうしてほしいかを考えて、してくれそうな人、すると宣言している人や政党に投票しよう」なんて段階じゃないですね。思えば、戦後の普通選挙民主主義において、“政治のおかげで生活が好転した、世の中が良いほうに変わった、日々が楽しくなった”なんて、実感こめて回想できる場面なんてひとつも記憶がない。政治で何かが変わるとすると、住宅ローン金利上昇とか消費税創設とか、さらにそのまた率引き上げとか、郵便番号7桁とか、決まって悪い方にしか行きません。

生活が良くなった、ラクになった楽しくなったと実感できる、できた記憶があるのは、政治や制度なんかじゃなく、ひたすらお給料のアップと、技術革新による家電やハイテクグッズ、活字媒体、紙媒体や映像音声ソフトの繁栄爛熟。これらあるのみです。

“政治で生活が良くなった、プラスになった”という成功体験を誰も持っていないのだから、こうすればいいこうするべきという規範がないわけで、どうしたって投票行動はちゃらちゃら迷走します。迷走投票の結果たまたま当選した議員諸君諸姉がわいわい、野次飛ばしたり居眠りしたり、帰りに料亭で芸者あげたりしながら決める政策で、何かが良くなると期待するほうが無理です。

ここ10年ぐらいの国政選挙では、①官僚役人公務員・公立学校教員・自衛隊など、税金で給料もらう以外の職業で生計立ててた経験のある人②二世三世、近親者の地盤看板持たない人、③とにかくなるべく年齢の若い人、を基準に投票決めてきましたが、もう、投票行く時間があったら、内職でも請け負って稼ぐかな。

『ゲゲゲの女房』村井家にも光明いまだ見えず。しげるさん(向井理さん)、とうとう原稿料がかつての相場3万円から、3千円に、ひとケタ値切られてしまいました。どんだけ社会が悪いんだと。

ムササビ書房ならぬナメクジ出版(←勝手に命名)の社長が住田隆さんだったので、あの原稿、出張鑑定団in調布に持って行けばもっと値がつくのに…と思ってしまいましたが。描けど描けど実入りにつながらないしげるさんが乳飲み子を抱える愛妻布美枝さん(松下奈緒さん)に八つ当たりDV方向に走らないのがせめてもの救い。菅新総理、時間をちょっこし遡って、村井家にも子ども手当1万3千円カモン。

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