先日、気になっていたエフ バイ フェラガモを店頭でテストしてみる機会があったのですが、いまいちはじけない、突き抜け切らない甘さで、結論としては誰かがつかい切った空きボトルだけ欲しい(脱力)。あのレッドラインの、曲線のボトムはやはり魅力があります。
あとちょっと驚いたのは、夏に試していつか買うつもりでいたロベルト・カヴァッリのサーペンタイン、空気が乾燥してきたこの季節にもう一度試すと、青っぽい甘さがちょっと“露出過多”というか、チープに感じられてしまいました。
TPOで付け方を調節しても、季節で香りものを着替えることはあまりしなかったのですが、やはり気象条件でも香りの印象は変わりますね。
パッケージデザイン、ロゴデザイン、ネーミングイメージ、液色、香りそのもの、フレグランスの楽しみのとっかかりはいろいろありますが、一応数種類の“ホームベース”は押さえた上で、来年も結局いろいろ浮気しそうです。
再放送『真夏の薔薇』は今日(26日)が第30話。年内は明日まで放送があるようですが、全65話、物語はそろそろ折り返し点です。
碧(安永亜衣さん)が実は異母妹とついに知った稲彦(池田政典さん)、知らない靖顕(入江達也さん)、男として愛した人を兄として自分の中に落ち着けることにまだ揺れ動いている碧、いままでのいきさつの咀嚼と自己整理の程度がまちまちな3人の間に不思議な平和が訪れています。
同じ中島丈博さん作『麗わしき鬼』でも姉妹愛以上の絆で結ばれた悠子と洵子と、悠子夫・犀一との間に『ルー・サロメ ~善悪の彼岸~』(リリアーナ・カヴァーニ監督)を思い出させる奇妙な均衡が生まれた時期がありましたが、こういう異様なテンションの、“想像力のトリプルアクセル”みたいな人間関係の描出が、中島さんは本当に巧いと思う。
妻・萌子が狂乱の果てに事故死してやっと四十九日が過ぎたばかりというのに、縒りを戻した郁子(姿晴香さん)を平気で家に引き入れて、夕食を作らせ掃除もしてもらい、玄関でお見送りしてもらっていい気分の英雄(小野寺昭さん)の底なしのお目出度さも♂右肩上がり。
一応、設定は英雄、舞台に(映画?TVドラマ?)撮影にと出ずっぱりの大物俳優という設定なんですが、どっかの写真週刊誌とか夕刊紙がこのノーズロなし崩し性生活、スッパ抜かないのか。
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