一日遅れになりましたがサッカーW杯日本代表。勝ちましたね初戦。勝てるか勝てないか五分五分かなーと思っていたのですが、先に得点できて良かった。
意外とカメルーンが、序盤からガーッと来なかったな、という印象。もっと前がかりでがつがつ攻めてくるチームかなと思っていました。今大会、南半球の秋から冬、競技地も全般に標高が高く気温が低めらしいですが、その影響でフィジカルのエンジン点火が、血の気の多いサッカー選手の皆さんにしては若干遅れめなんてことはないでしょうか。
手元に、何かないかなと思って探したら1999年版のワールドアトラス（帝国書院刊）巻末に“世界のおもな都市の月平均気温・月降水量”という表があり、ケープタウンの数字は載ってました。南アの西南の突端。喜望峰。バーソロミュー・ディアス。バスコ・ダ‐ガマ。
それはともかく、6月の平均気温が12.6℃。同地においては、1年の中で、7月・8月に続いて3番めに低温な月です。
東京でこれに近い月というと、同表の日本国内版では、11月が同じ12.6℃。降水量もケープタウン93.4㍉、東京89.1㍉で近いですが、ケープタウンはこの月が最大降水量なのね。少ないほうで言うと、1月は14.7㍉、2月は15.9㍉しか降水がありません。
東京は梅雨の6月には185.2㍉、台風と秋雨前線の9月にも179.8㍉降ります。最少でも1月の45.1㍉。やはり日本はモンスーン湿潤気候です。
南アでも内陸のブルームフォンテーンやプレトリアでは、地中海性気候のケープタウンよりもう少し乾燥して、もう少し低温かもしれない。何しろ南アですから、近所や親戚や職場に「一日でも、行ったことがある、空気吸ったことがある」って人が存在しないんですよ。想像するだけ。
世界一治安の悪い国とも言われているそうですから、選手や監督、コーチングスタッフ諸君も、試合や調整の合間にちょっとおしのびショッピングや記念撮影、ってわけにもいかないのだろうな。ストレスたまるでしょうが、第2戦オランダ戦も頑張って下さい。下馬評を覆して快勝→経済効果カモン。
自宅TV組としてはオランダ代表のユニフォームに見立てて、オレンジ食べて人参ジュースでも飲みながら観戦しましょう。どんだけビタミン補給するんだと。夜8:30キックオフ。故障の主砲ロッベンは出て来るかな。福地ホワイトロッベン。意味不明。
『ゲゲゲの女房』では貧乏神除け？に連合艦隊1／700模型再建に打ち込むしげる（向井理さん）。模型の長門が貧乏神まで轟沈させてくれるかどうか。
昨日（15日）の放送でこみち書房の夫・政志さん（光石研さん）から「どうしようもないときほど、男には熱中するものが必要」とのつぶやきを聞いていたので、“やっぱり悪魔くん打ち切り、こたえているのだろうな”と思いやり、軍事予算はないけど「手伝いましょうか」と歩み寄ってあげる布美枝さん（松下奈緒さん）は妻の鑑過ぎてちょっとマネできませんが、意外にしげるがこころよく「虫眼鏡取ってくれ」「こちゃこちゃ言うならおまえがやれ」と手を借りていたのが意外。“やったことないヤツ、模型の妙味を解しない、無駄ガネとか言うヤツには指一本触れられたくない”のが普通の模型おたく男性のつねじゃないでしょうかね。
“少年戦記の会”ガリ版切りあたりから、しげるが布美枝の手先の器用さを、あまり声高には褒めないがいたくリスペクトしていることもあるし、それプラス、今日は“くよくよせず、楽しい事をしとったほうが、気持ちがほがらかになる”“気落ちしていたら、ますます貧乏につけこまれる”ということを、一応人生の先輩として嫁に教えてあげたかったのかなという気もしました。松下さんと向井さんのヴィジュアルがむしろ“姉さん女房カップル”風なのでときどき忘れそうになるのですが、設定のしげるは布美枝より10歳年上なわけです。
しかも幼いときは“メシ食ってるか、喧嘩してるか、寝とるか”のガキ大将、徴兵されてからは軍隊の苛烈なシゴきに耐え、南方戦線でマラリア、被弾と生死の境をさまよい、片腕を失って復員したしげるに比べ、布美枝さんは地方の伝統ある商家の三女として堅実に育った内気なお嬢さん。人生経験、とりわけ“窮地を切り抜ける経験”においては、10歳の年齢差以上に、しげるのほうが布美枝の何十倍何百倍も積んでいるはずです。
“こういうふうにつらいときには、こうすると、これぐらいはラクになるよ”“俺ひとりじゃなく、一緒にラクにならないか”という、夫婦愛の中に親ごころに似たものも今日は含んでいたと思います。
なんだかんだで、いい夫婦なんだなあ。“理想の夫婦”と言うには貧乏すぎるのが難点ですが。
