どうにか滑り込み?でビール系秋限定ラベルを試す機会が持てました。10月ともなれば、秋深まるどころか冬限定モノの噂も聞こえてきちゃいますもんね。
まずはSUNTORY旨味たっぷり秋生。
まるっきり好みの味でないというわけではないんですけれど、本格感や飲みごたえ感を出そうと安直にalc.6.5%にしたのが、裏目ってるまではいかなくてもなんとも“浮いてる”感じがします。
同じSUNTORYのこちらは定番、MDゴールデンドライの6%にも同じようなことが言える。『夏の秘密』の山田麻衣子さんの“根華(はな)”じゃないけれど、SUNTORYの発泡酒ジャンルは基本的に“根甘”“地甘”、もしくは“根軽(かる)”で、それが個性だし魅力と言ってもいい。度数を上げただけの“なんちゃって本格”“なんちゃって骨太”はかえって邪魔ではないかな。
秋生は、むしろ新ジャンルで出したほうが受ける味のようにも思います。キャッチにある“ロースト麦芽”由来か、ほんのり甘味寄りの口あたりは、涼しくなってきた時期の冷やし泡モノとして決して悪くはありません。
でも月河としては、SUNTORYで発泡酒なら、やはり豊かの、甘みにも苦味にも偏らないすっきり飲み心地がいちばん。
秋限定ラベルの老舗・KIRIN秋味は、こちらは逆にさっぱりし過ぎて、若干拍子抜け。いま少し“秋限定”にふさわしい豊穣感やこっくり感があってもいい気が。
90年代、初めてこのラベルを飲んだときにはもっと“夏物”との差別感があったように思うんですけどね。こっちの舌も変わったのかな。
ただ、老舗ラベルらしくalc.6%の“こなし”に余裕があり、洗練されているのはさすがですね。“なんちゃって”な付け焼刃的辛口になっていない。
脂ののった秋刀魚に大根おろしのような、“おかずのほうからこっくりこってり”来てくれればちょうどいいかもしれません。
さて先週3日(木)は『任侠ヘルパー』第9話を出先でチラ見視聴でしたが、おい!カッコいいぞタイヨウ任侠チーム。アクションが。
いきなり“夕陽の4人”でマカロニウェスタンみたいになってるし、鷲津組武闘派尾国(おぐに。鈴木一真さん)のアジト倉庫での、りこ(黒木メイサさん)三樹矢(藪宏太さん)救出劇は、任侠でも極道でもなくBeat itなギャングみたい。US製のギャングものなら銃撃戦になっちゃうんでしょうけど、こちらは飛び道具無しなのがいいんですよね。
出先のTVが、暗がりシーンに強いプラズマだったのも有利だったか。最近のドラマは、TVの機種、種別やグレードで視聴感にかなり差が出ますね。自宅の録画も早くチェックしなくちゃ。
鉄パイプで脊髄殴打されてもビクともしない鉄人・二本橋(宇梶剛士さん)、マイケル・ジョンソンか右京さんかというピッチ走法で階段を駆け上がる六車(夕輝壽太さん)、五郎ちゃん(五十嵐隼士さん)の短筒使いもさることながら、彦一(草彅剛さん)のヘッドはアレ、どうなっているんでしょうか。何物質で出来てるんだ頭蓋骨。元素記号で示せ。藤原喜明組長も真っ青。
瞬間的に仮面ライダーを思い出させる、動物的な跳び蹴りのキレもなかなか。草彅さんの、目を惹くほど小柄でもなく図抜けて長身でもなく、どっちかというと等身の大きめなプロポーションも、アクションにおいていい味を出すほうに貢献していますね。ヒーロー然とはせず、ほどほどに泥臭くて人間っぽい。
今話のこのアクションをもってサウンドトラックCD購入決定。♪おーまいそぉ~で出勤できる日が楽しみです。