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イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

カーミラとミラルカ

2008-02-17 17:59:17 | アニメ・コミック・ゲーム

今朝は早めに起きて時間を作りPC作業をしていたのですが、突然“じゅ”と書いたつもりが“14”になったり、“こ”と入れたつもりが“26”になったりという怪奇現象が起き「どこぞの国の暗号班がPC侵入したか!はたまた情報テロか!」と30分ぐらいムダにしてしまいました。

なつかしの『はじめてのWord2003』を引っ張り出したり一時は“ひとり炎上”になりかけましたが、何のこっちゃねえ中座したときにPC周りに軽くハタキかけたのが、うっかりNum Lkキーを押してしまったため、真ん中ら辺のキーがテンキー機能になっていたらしい。たいして金めの個人情報も国家的重要事項も入ってないPCに暗号班がご用なわけないのでした。キーボードというものの仔細、知悉未だし。

中座のあいだに本日スタートの『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP01(←これが今年のエピソード単位らしい)をながら視聴。“炎”に“神”で“エンジン”とは当ても当てたり。03『爆竜戦隊アバレンジャー』以降の戦隊はおおざっぱに言うと“動植物、自然志向”と“車メカ主体”とが1年交代で来ているような気が。なんかマッチポンプだな。

OPテーマ曲の歌終わり♪ゴー“オン”ジャー がかなり耳に残ります。ヒーローのテーマは微量マイナー、哀傷入る調のほうが当たりが多い。今年はヒット年かも。

レッド江角走輔役・古原靖久さんは、『仮面ライダーキバ』紅渡役の瀬戸康史さんとちょっと似ているかな。今年のヒーロートレンドか、“レッド”“紅”の縁戚関係か(ないない)。

OPのメットオフを見る限り、素顔の5人、ヴィジュアル粒揃い度は近年の戦隊で一番ではないでしょうか。イエロー楼山早輝役・逢沢りなさんは井川遙さん似で、放送終了直後にたちまち検索ワードの1位に来ていました。あの“きれいなお姉さん”ルックスで格闘アクションなんかこなされた日にゃたまらんなあ。公式サイトをひもときつつゆっくり本編を再生するのが楽しみ。

それにしても、HDDレコーダーが自宅に来てからというもの、どうもCM編集して刈り込んで“正味”の番組本体だけにしてからじゃないと再生視聴する気がしなくなりました。刈り込み作業でいったん早送りサーチするので、意外な展開とか新キャラ登場・びっくりシーンの鮮度が落ちてしまううらみはあるのですが、どうせ再生時に早送るCM部分が、アタマに2分、途中に130秒、エンディング後次回予告までにまた215秒…みたいにちょこちょこ我がHDDのスペースを食って、何本分かの録画を合わせると245分、番組一本分ぐらい占領しているのがジャマくさく思えてしょうがないのです。

お笑いバラエティや情報番組なら、番組自体巨大な「いまこんなモノ、こんな人がウケてますよ、話題ですよ」の広告掲示板みたいなものですからCMがいくら挿入されても水に水を注すようなもんですが、特撮なり時代劇なり、あるいは文芸もの映像化なり虚構の世界観の中で話が進んでいる中に、現実の商品や企業名が飛び込んでくると、もういけません。

こうして素人のお茶の間レベルでCM編集できるとなると、いままで民放番組舞台に華々しく広告宣伝合戦繰り広げてきた有力企業も「どうせ視聴時にカットされてしまうんなら、TV番組なんかにカネ出しても広告効果なし、カネをドブに捨てるようなもんだな」と手を引いて行くかもしれません。

気がつけば『安宅家の人々』はもうすぐ折り返し。先週14日(木)放送の29話がひとつの山だったか。

まさか自分から「愛しています」言ったのにもかかわらず宗一から「ごめんなさい」されるとは思わなかっただろうな久仁子。宗一にとって久仁子は幼時から“家族の一員同然”であり、“家族=愛する=当たり前”の三題噺というか、連立方程式が脳内で成立しているゆえに、“トクベツにタイセツなたったひとりの人”になり得ない。

“恋愛感情”“性愛”にとっては、“家族”こそがアンチの中のアンチテーゼであることを改めて思い知らされる流れとなりました。

“知的障害者の妻って何?”なんていう問いは深遠過ぎるのでいったん脇におくとしても、結婚式での「大人の約束です」キスも「パジャマは着ないで寝ましょう」もオンナとして、宗一を、悪く言えば挑発しソノ気にさせる役にまったく立たなかったことがわかっただけでも、34歳久仁子、かなりショックでしょう。

どんなにキレイなエラソーなこと言っても、宗一さんは“安宅家の跡取りなだけで健常女性の対象にならない知障者”、自分は“健常男性相手に世が世ならモテモテのカワイイ系美人(←遠藤久美子さんが演じている時点で)”ってな“上から意識”はあって、それが心の支えだっただろうにさ。

支配人室で眠れないままホテルロビーに下りてきた久仁子目線の、色彩の失せた心象風景、蒼ざめた薔薇に触れて棘が刺さり血がにじんだ瞬間に色彩が戻ってくる演出は、セットや衣装や物語世界のスケールに比べるとちょっとトップ・ヘヴィーなくらい秀逸でした。薔薇つながりではありませんが、ロジェ・バディム監督『血とバラ』(1961年)の、カーミラ(女蕩バディムお手つきのひとりアネット・ストロイベルグ)の見る美しい悪夢を思い出しました。

そうこうするうちにこの枠の4月期(カレンダー上331日から)のドラマも発表されています。『花衣夢衣(はなごろも・ゆめごろも)』。昼ドラ愛好ジェネレーションの間では人気の高い、津雲むつみさんの同名コミックが原作です。

こういうきっかけで調べるたびいつも思うのですが、津雲さんの作品は『瑠璃色幻花』『恋ひ恋ひて』『緋の闇』『椿散華』など、タイトルの付け方が本当にうまい。

この枠では『風の輪舞』が95年と06年に『風のロンド』(06年は『新・~』)のタイトルでドラマ化されており、月河は95年版は昼帯の録画環境になく未見でしたが、06年版では視聴者プレゼントで原作単行本が当選、幸運にもドラマとコミック両方楽しませてもらいました。

原作は“昼ドラ的ドロドロ”というより、親の因果が子に報い式の“ホラーに近いおどろおどろワールド”。要するに、翻案とか脚色とか“他人の手から手へこね回すほど味が薄れていく”たぐいの作品と見ました。ネット上のいろいろな掲示板・BBSを見ても、95年版と06年版両方観た人はたいてい「95年のほうが良かった」との感想でした。

来たる『花衣夢衣』も、結局は“原作世界をどこまで忠実に映像化できるか”にかかっていそう。スポーツ紙上などでは“昼ドラ史上初、双子女優を起用した双子愛憎ロマン”と報じられているようですが、双子でなくても双子以上に愛憎深い異母姉妹とか乳姉妹、本当の姉妹の話は飽きるほどやってる枠なので、いまさら“双子”を強調されても格別の新鮮味はなし。

ハードルは低くありませんが、テレビ東京系『なんでも鑑定団』のクールドライ(?)アシスタント吉田真由子さん、NHKスペシャルドラマ『海峡』での好演も記憶に新しい眞島秀和さんのブレイクに期待して待つとしましょう。


ディアーだけ未掲載

2008-02-12 20:10:20 | アニメ・コミック・ゲーム

『仮面ライダーキバ』13話で蜘蛛、馬、蛸、蛾と、ステンドグラスのようにカラフルな、でもどこか平面的なファンガイアたちを見ていたら、サトゴコロがどうしようもなくフツフツと湧いてきて、散財してしまいました。

3年前に放送終了した『仮面ライダー剣』を彩った、コワ愛くるしいアンデッドたちの造形集『UNDEAD  GREENBLOOD』(メディアワークス、068月刊)を購入。本体価格2,980円。あぁフトコロにも来たれ温暖化。

造形を担当したクリーチャーデザイナー・韮沢靖さんのアンデッド画稿集です。未使用に終わったヴァージョンも含めて、大半のアンデッドのフルカラー全身像、TV・劇場版で使用されたアンデッドの頭部・上半身のデッサンつき。もちろん、放送・上映時の姿と比較対照できるように、見開き2ページの左下に全身カラー写真もあり。

こういうの、高齢・非高齢ともに、家族にはいっちばん理解されない趣味ですね。「カッコいいヒーローやかわいいヒロインに萌えるならまだしも、悪いバケモノのイラストなんか眺めて何が楽しいんだ」と白い目で見られめさるな(←日本語崩壊)。

たとえばウルフアンデッド(昼ドラ05年『緋の十字架』、04年『愛のソレア』でも1話っきりの出演だけど強い印象を残した加々美正史さんが人間体・新名を演じていました)の全身イラスト右肩にある「毛はシルバーですが、少々エメラルドブルー(←“ブルー”に波傍線)よりで、CGに支障のない程度で。」「根本(ねもと)はゴールドよりで願います。」とか、カプリコーンアンデッドの「毛部分は少々ウェーブがかった物が良いです。」「全身の模様は“フィッシャーマン”のセーターを模したパターンです。」などの造形指示書き込みに、月河は限りない虚構世界誕生の深淵を覗き見た気持ちになってしまう。造化の神の心境とでも言いましょうか。

そうか、エレファントアンデッドの好物はクローバーアップル、ギラファアンデッドのそれは砂糖水なのか。ギラファ金居(人間体はこちらも『緋の十字架』1話だけゲスト出演『セーラームーン』クンツァイト窪寺昭さん)、橘(天野浩成さん)と睦月(北條隆博さん)に天王路(元モロボシダンから悪役にシフトお見事森次晃嗣さん)から救出されたとき白井家で何飲んでたっけな。第46話の録画どっかにあるの探し出して再見だな。よし。

実は平成ライダーのモンスターでは、『仮面ライダー555のオルフェノクが、アンデッド以上に好きなんですけどね。“死”“再生”をイメージ具現化すべく、ファンガイアやワーム、アンデッドなど“生命力”を象徴するカラフルな設計とは一線を画し、すべて白~灰色。勝負は“質感”と造形の凹凸感のみ。

残念なことにこの作品のクリーチャー担当篠原保さんの、他作品での仕事も含めた1st画集(『イコン』)は刊行されているんですけど、オルフェノク限定の、アンデッド『GREEN~』に相当する画稿集が出ていないんですね。何故?画稿段階でモノトーンでは、本にした場合地味だから?

ホースオルフェノク(変化前人間時は『冬の輪舞』『偽りの花園』でもちょいワルになりきれなかった泉政行さん)の悲愴なる邪悪さ、クレイン(同じくバラエティではハイテンションな加藤“レイラニ”美佳さん)の哀しい異形感、スネーク(同じく『麗わしき鬼』で己れの欲望の業深さに殉じるも『踊る!さんま御殿』ではイジられ専業唐橋充さん)のイタ滑稽さなど、ぜひ原案レベルから見てみたいのですが。

たこ焼きに切って入れたいような水っ気を含んだオクトパス、プレスリー風の袖フリンジひらひらのオクラ(←オクラをライダー敵怪人モチーフにしようと最初に考えたのは誰だ!)、アニメにしたら可愛キャラになりそうな金平糖シーキュカンバー(=ナマコ)など、1エピソード・数分で倒されてしまった組も、フォルムはとても魅力的で、後ろから前からもっと見たかったし、設定はあるのに劇中炸裂しなかった必殺武器やワザ、その設定が生まれたいきさつも知りたかった。

まぁ、“刊行されてない”ことで、財布のほうは助かってますけど。


全会一致で可決

2008-02-10 18:13:24 | アニメ・コミック・ゲーム

えー大変お騒がせをいたしました。一回目のHDDからのムーヴで“潮目”のできたディスク、昨夜無事NHK『パンデミック・フルー』112日本放送、同15日再放送)の予約ダビングに成功。時間帯がまずかったのかもと思って、30分ほどずらして245~の予約にしてみましたが、“潮目”も消えて、PCでも好画質良音声で再生可。先日成功した『アイガー・サンクション』より放送時間が30分ほど短い分ジャストダビングの画質も高度。お見事パチパチパチ(←拍手)。

結局、ディスクがどうの相性がどうのじゃなくて、単純に一回目、月河がダビング予約セッティングを間違えていたってことみたい(笑誤魔化)。

いちばん認めたくない結論になってしまったな。予約項目にどっかエラーがあれば“!”の黄色△マークとか出て告げてくれたはずなんだがな。それにあの潮目は何だったんだ。2時間分のデータの、40分ぶんぐらいムヴったところで途切れたってんならともかく、元データ、HDD内で無傷だったしね。なんか釈然としませんが、まぁ何度かやってるうちに「ここをこうすれば100㌫鉄板セーフというわけではないけど、少なくともこっちをこうするとアウトなんだな」という経験則が形成されていくでしょう。いくと信じましょう(頼無)。

V社さん勝手に相性ウンヌン言ってすみませんでした。なんか製品に問題あるんじゃねーのみたいな印象を与えたらヒラにお詫びします。品質問題なし。オンラインショップ比較して買えばまぁ安価。フォローになっとるのか。来週はNHKBS2、ハイビジョンともに昼も夜も深夜もデジ録保存したいタイトルのラッシュなので、月河も少しはレコーダーの操作成長するでしょう。すると思いましょう(怪)。

『爆笑オンエアバトル』28日(金)放送は、チャンピオン大会への詰め前にしてはまずまず順当な結果だったように思います。

同点1位をともに473kb風藤松原ランチランチ、対照的な芸風の2組が分け合いました。

風藤松原は出の松原「実写版松原です」で早くも笑えました。言われてみると2人とも『ちびまる子ちゃん』のクラスメートとして出てきそうな系の顔なんだよね。いつもの「こないだっさー」「ヤダねー」「でもそーいうことってあーるよね」でひとネタずつ積み重ねていくスタイルに、今回はヤダねー前で「あーまだまだ」「まだなの?」でいったん止める、という小ワザが加わった。ネタ前の自己紹介Vで風藤が言っていたように、ヤダねーが客席に受け容れられ定着してきたからこその展開。当分はこの“二段ロケット”の余勢でいけそうですが、課題はその先でしょう。「決められたレールの上を走るのはイヤなんだ…きかんしゃトーマス」は井上マーっぽくて、ちょっとオチ前の加速すべき箇所「ちょーっと待ってよバッカ野郎コノ野郎」に使うには弱かった。

この人たちの可笑しさは、「ヤダねー」のリフレインで積み上げる“あるあるネタ”や“高齢者ネタ”より、それらの合間合間にツッコミ風藤から繰り出し松原が受ける「九死に一生とはこのことだね」「文明の落とし穴だね、まさかのね」「せっかく真摯に聞いてやったのに」などの語彙のまったりアナクロ感にあります。これがあるから、ネタのひとつひとつの破壊力はそれほどではなくても、終わってみるとそれなりの満腹感があるんだな。

ランチランチは依然ディテールが雑で、藤崎が耳傾けながらクネクネし海野も「何だこの聞き方は」とクネクネ真似するくだりなど細かいくすぐりのハズレや、ひとつひとつのボケはよくてもオチに向かって盛り上がっていかないぶつ切りっぷりも目立つんだけど、今回はツッコミ海野の台詞歯切れが前回より格段にアップしていた分の高得点か。藤崎のC調軽薄キャラは定着してきたから、海野が今回の“振り回されながらカミナリ落とす先輩刑事”のような、立場が上の役をやると嵌まりがいいですね。途中一度振った“彼女からの電話”をオチに使って回収したのはお見事でしたが、その直前の弾丸が飛んできてスローモーションになるくだりはプラスマイナスの合戦ネタそっくり。

細部が雑と言えば4421kbチーモンチョーチュウも。冒頭「オマエもう声変えられてる(=取調べ実録番組のように音声加工されてる)みたいな声してるもんな」「うるせーうるせーうるせー」「何回言うんだよ」ですでに2人とも半笑いでグダグダ。これ、漫才のノリでなくぬるま湯バラエティのフリートークの地合いでしょう。白井の、ハイトーンボイスを武器にした浮き世離れ年齢(性別も?)不詳キャラも、「帽子をかぶってスッポンポンで端のほう歩いてきた」など、ハイトーンに行く前段階の台詞がモソモソするので6割ぐらい損している。

ネタとしても、先週のカオポイントのような、リアル取調べ状況をセッティングしたコントでなく、漫才で、“オレなら、TVでよく見るああいう状況でも絶対逃げれる”と白井が言い張って始まった話なんだから、「吸い込まれるー」「なだらかな坂になってるー」など“逃げれるって言い張ってるのに、その逃げ手段がぜんぶ不発”をたたみかけるように見せることで笑いを取る構成にすべき。途中から“トンデモ万引き犯と振り回される店長”の、普通にゆるい取調べコントになってしまった。

3位449kbラバーガールと、5385kbハイキングウォーキングも、今回は残念ながら精彩なさのほうが目立った。2組とも得意の“トンデモ店のトンデモ店員”ネタですが、大水の英会話教師にしても、Qちゃんの旅館フロントにしても、よく考えれば、彼らがボケを繰り出した時点では何もおもしろくはなく、普通に迷惑で、ヘンなだけ。それを客席から見ての「可笑しい」に変換するのは、飛永の生徒であり松田の客でなければならないのですが、今回に限って言えばそこがいかにも弱い。

それでもラバーガールは「ナンシーです」「いやキミの名前」、「5段階評価でキリンさんです」など言葉ずらしのおかしさでポイント的笑いは取れましたが、“自信たっぷりゴタクを並べるだけで、結局はこの教師英語しゃべれない”が笑い所のベースなんだから、そこがゴールになるように、もっとがっちりストーリーを組んだほうがよかったのでは。

ハイキングウォーキングに至っては、泊まる気なくて冷やかしに立ち寄ったチンピラが、トンデモフロントにキレて因縁つけてるようにしか見えないときがある。状況コントなら、Qちゃんが法被もどき着るだけじゃなく、松田も旅行カバン持つとかリーマン背広にアタッシェケースとか、もう少し設定なりの格好したらどうか。演じ方として手抜きに見えるし、Qちゃん扮するキモキャラのトンデモっぷりから笑いを叩き出すのは、松田が“まとも”の地平から動かずにいてこそ、ということを忘れないでほしい。

今回、チャンピオン大会のための4勝めを目指す3勝組が6組出場し、329kb6位に終わったストリークだけが涙をのんだ形になりましたが、この組もハイウォー、ラバーガール同様“いつもの感じ”の安定感と、ひとつまみの斬新さ“いい意味での裏切られ感”との微妙なブレンドバランスで、薄皮一枚オンになったりオフになったりしているので、点数ほど実力の差はないと思います。

常連さんの間でのそういう薄皮争いでなく、“いつもの感じ”を持たない新鮮な顔の参入・ぶった切りに毎回期待しているのですが、今年はとりあえずチャンピオン大会明けまでは仕方がないかもしれませんね。


今日も決め手の 今日も決め手の

2008-02-05 16:43:47 | アニメ・コミック・ゲーム

4年に一度の長大なる政治ショー・アメリカ合衆国大統領選。民主党候補目指して急追中の“オバマ”さん、月河は世間話の中で「オバマ」と言おうとしてつい「オシム」と言ってしまうんですが“オ”しか合ってないですねハイ。

で、そのオバマさんに猛追され最近はほとんど「泣き落とし」に走ったか?ヒラリー・クリントンさん。194710月生まれ、日本流に言えば昭和22年生まれの、どんぴしゃ団塊世代です。あちら式に言えばベビーブーマー世代。

ご亭主のビル・クリントンさんが大統領に当選した頃は、才色兼備の高学歴バリキャリ、新しいタイプのファーストレディとして肩で風切っていたけど、今年61歳。

うーーーん。こんなこと言うと彼女のいちばん嫌い(であろう)なジェンダー差別になっちゃうけど、当選した場合任期の向こう4年、ヘタすりゃ2期分8年、60越えて70に近づいていく女性の顔をバストアップ以上の接写で、会議だ会談だ声明だって国際ニュースで見せられ続けていくのはキッツイすよ。国名聞いても世界地図で指差せって言われたら固まるような国の元首じゃなく、腐っても、サブプライムこけてもアメリカ合衆国のトップですからねぇ。

見てくれの加齢ってのは“死”“衰え”に直結するだけに、誰のそれでもキッツイけど、男のおっさんの6070と、女の6070では根本から違うもの。

先進国女性元首と言えば先輩の、イギリスの元首相マーガレット・サッチャーさんは1925年生まれで、在任は1979年から90年まで。54歳で就任、退任時でもまだ65歳と、かなり若い首相だったのですが、それでも後半は誰が呼んだか、誰が呼んだか銭形平……じゃなくて“鉄の女”という冠称が付いていたから「そこまで言われる女性なら、外見もそれなりだろう……うん、やっぱり、まぁそれなりだわ」という情状酌量を伴う受容プロセスが必要だった。

あんまり女性の年齢や外見のことばっかり言ってるとお叱りを受けそうですが、一国のトップ、それもアメリカ合衆国大統領という地位の、別格に特殊な露出賦課を考慮すると、やはりタテマエや字ヅラ以上に男・女間の性差ハンデはあるぞ、ということを言いたかったのでした。

『仮面ライダーキバ』3日(日)に第2話を録画視聴。一度サラッと“ながら”視聴では設定がサッパリわからん、お子さま番組には掟破りとも思える難解さにはもはや驚かない平成ライダー9作めですが、脚本が『555』全話を書ききった井上敏樹さんなんですね。

どちらにも、どちらのファンにも怒られるかもしれないけど、月河にはどうも特撮界での井上さんが、昼ドラ界の中島丈博さんとイメージかぶるんです。

555』では前半からいきなり、ライダー側・敵オルフェノク側入り乱れて「みんな誰かに惚れている」状態の恋愛感情設定満載になりましたが、そういう情念主動のお話作りも含めてこの2巨匠に共通するのは“堂々たるケレン味”“確信犯的風呂敷拡張”

「こんなんやってウケるかな…ウケねぇんじゃねぇかな…」とか、「こんなに広げちまったら、最終話までに回収たたみ切れなさそうだから、こんくらいにしとくか、ウン」なんてな逡巡や遠慮や妥協っちゅうものが、はなから気持ちいいくらい皆無なのね。

おかげで観るほうも、最終話の後「ほら見ろ、たためてねーじゃん!だから言ったろギャッハッハ!!」と逆に、不思議に痛快に笑ってエンドクレジットを見送れるわけ。

昼ドラ月~金の週5三ヶ月、特撮は週一でまる一年。セコセコ、ちまちま辻褄合わせて、矯めて矯めてどうにか穏当に着地、なんて締め方だったら、5060数話ぶんのストレスが、誰キャラを生かしても殺しても、どうやったって貯まりますもん。

もちろん、両巨匠の大胆犯行には、かたや東映の白倉伸一郎さん・武部直美さん、こなた東海テレビの鶴啓二郎さんという、巨匠の創作哲学や思想、テレビ脚本家としての長所も扱いにくいところも知り尽くした(いい意味で)黒幕プロデューサーの存在があればこそ。

「ドラマって、人間が、人間と、共鳴し合って摩擦し合って、そのエネルギーで作るもんだよなぁ」という、本当は当たり前のことを思い出させてくれるのが、彼らの仕事であり、彼らが書き作る両枠でもあるのです。

……褒めてんだかケナしてんだかわからなくなってきましたが、1話終了後の予告でも流れた、ファンガイア・ハンター母世代麻生ゆり(高橋優さん)がキバ父・音也(武田航平さん)に言う「アンタどうかしてんじゃないの?あんなバケモノ(=人間体梅宮万紗子さんがコワ美しかったオクトパスファンガイア)を見て何とも思わないの!?」は、『5552話で真理(芳賀優里亜さん)が巧(昨日は『くりぃむナントカ』でも相変わらずのお茶目クール半田健人さん)に言ったのとほぼ同じ台詞。

なんだかんだでファンガイアと対等にわたり合いながら、22年後の息子・渡(瀬戸康史さん)のように変身はしない音也、さては『555』巧のように内なる“怪物性”を秘め、それがなんらかの方法で渡に受け継がれているということを示唆?…いや、ここまでそれこそ確信犯的に『555』と同じ台詞を、同じ2話にぶつけてきたってことは、巨匠、絶対もうひと魂胆、もうひと風呂敷あるね。

それより、渡は音也の息子、渡を圧倒するハンター娘世代・恵(柳沢ななさん)はゆりの娘。ここまでは公式設定。てことはアナタ、母娘2代のツンデレ恵が生身では気弱な“この世アレルギー”渡に、いつしか好意を持って…なんてことになったら、「実は血のつながったきょうだいだった!?」「近親相姦になっちゃう!?」という、もうひとりの正横綱・中島丈博さんの王道コース一直線………

……………それはさすがにないか。

『安宅家の人々』は昨日4日(月)21話。宗一(内田滋さん)が結婚記念日の宿泊客夫婦をお祝い急襲して奥さんパニクらせたり(のちの“ごめんなさい再襲”で「心のキレイなかたね」と和解修復)、譲二(小林高鹿さん)が後継社長となった安宅グループが倒産したり、観てて「そういうことをするとそういうことが起きるよ」と思ったことが、その通り起きる展開の連続。もうね、最終的にたためなくてもいいから、ドッカーンとでかい風呂敷を、でかく広げてくんないかな。


走れバイクよ 紅号よ

2008-01-29 23:25:58 | アニメ・コミック・ゲーム

↑↑↑もちろんキャラ違いです。

仮面ライダーキバ』。『安宅家の人々』と、時制の“バブル期”のほかにもうひとつ共通項がありましたね。

OPに降りそそぐ紅薔薇の花びら

昼ドラで赤い花びらはそんなに新奇なモチーフではありません。記憶に新しいのは01年『レッド』。

生まれつき髪が赤いことでいじめられ悩んできたヒロイン(遊井亮子さん)にとって、“赤”は特別な色であり、舞い落ちてくる花びらが赤に変わることを受け容れ、次第に表情が和らいで、色あざやかなショーウィンドウの街を活き活き笑顔で走り出すOPは、そのまま最終話までの彼女の心の旅路を象徴していました。

『安宅家』OPでシンプルな白ロングドレス姿の遠藤久美子さんに降り注ぐ花びらは、OP冒頭の、無人の安宅家ダイニングに飾られた花瓶の薔薇から横すべり的にパンするところからして“安宅家メンバー・家族の温かい愛情と、愛に満ちた思い出”を象徴するのではないかと思われます。

花びらの散り敷く道を行く遠藤さん、急に星の光のフラッシュに目をそばめますが、見回すと輝きに満ちた無限の宇宙。ラストは再び花びらの深紅の絨毯の上、満ち足りた表情で横たわり“広い世界を仰ぎ垣間見、ときに驚き怖れる経験をへても、帰る場所は家族の愛”ってところでしょうか。

『レッド』OPを初めて見たときは、ブライアン・デ‐パルマ監督の映画『キャリー』を思い出して、最終話近くまで不気味さ・不吉さが拭えなかったものですが、慣れでしょうか、今作は紅の花吹雪にはむしろ“華のある安らぎ”さえ感じられ、異様さや落ち着きの悪さはありません。

…ただ、OPバックに流れる主題歌『ヴァージン・ロード』(新妻聖子さん)の、神々しい中にも物悲しい歌詞のせいもあり、食卓を彩り馥郁と香っていた“愛”が、“甘やかにも儚く散ってしまった思い出”に変わる展開はあるかも…とは一抹思わせます

一方、『キバ』は、ヒーローの姓からして“(くれない)”と直球ど真ん中。

OPでヴァイオリンに降りそそぎ、横たわる音也&渡の父子ヒーローを覆い隠し、渡が素手パンチで粉砕するステンドグラス窓から嵐と吹きつける深紅の花びらは(そもそも薔薇と特定できるカットはなく、この世のものではない可能性も)、脈打つ“血”“生命力”の迸りを伝えてくるとともに、“滅び”の気配“散華”の予兆もはらんでいます。

イメージとしては『龍騎』OPの鏡(ミラーワールド)の破片に近いかもしれない。紅の花びらが舞うとき、何かが始まり、何かが崩壊する。劇中でキバットがモディリアニの『ジャンヌの肖像』を礼賛していましたが、『レッド』じゃないけど、この画家にとっての最愛のミューズも赤毛で有名です。“赤”のイメージはこれからもかなり強調され、いろいろな形で核心とかかわってきそう。

ところで『安宅家』と言えば今日17話では、譲二(小林高鹿さん)のプレゼンにしたり顔でヨイショする役員に06年『美しい罠』の小谷教授・窪園純一さん、新装オープンした安宅高原ホテルのウェイター役に05年『契約結婚』の万砂子弟で『週刊こどもニュース』OBの荒川優くん、ウェイトレス?役に04年『愛のソレア』の洋一妹・松下萌子さんの顔が。

特に松下さんは眉が『真夏の薔薇』の碧みたいなアーチ型になり、『愛ソレ』の強腰でジェラスな少女時代凛子とイメージが180°変わっていたので、今日の出番は久仁子(遠藤さん)の開業スピーチをかしこまって聞いているワンカットだったこともあり、初見では識別できませんでした。

そろそろ安宅家”関係者以外のアウトサイダーが、誰か積極的に本筋に絡んでこないと息苦しくなりそうな時期に来てもいます。なんだかんだで以前からお馴染みの俳優さんの参入で楽しみは増えました。