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イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

君は薔薇より簡単だ

2008-03-18 15:46:10 | アニメ・コミック・ゲーム

 先日うっかり掃除機で吸い込んで嵌め直して以来、フラットポイントのスクロールボタンがどうにも、なんともザックばらんというか、勝手気侭というか、浮浪雲のような、荒野の用心棒のような、ギターを持たない渡り鳥のような、とにかく「自由だ!」な感じになってしまったので、おもにスクロールのため、TV視聴や録画編集など一部の映像ソフトぐらいにしか出番のなかった付属マウスを、使う頻度が高まってきました。

こうなると、気になるのが、あのカレーのような、コショウのような名前の…Uエスビーっていうの?ケーブルの長さ。

デスクが狭い&年中散らかってるの併せ技で、マウスに働いてもらう段になると、ケーブルの“ひと巻き半”ぐらいのトグロがどうも邪魔になる。

そんなに長いケーブルでもなく、そうねぇ、見たところ大人の男の首にぐるり回して、両端手首に巻いて引っ張って絞め殺せるぐらいはあるかな?…えーとね…あ、両手首巻きはちょっと足りないか、片手巻きかつ背後絞め限定か?…まぁ大体そんなもん(怪)。

最近はトグロ防止のためデスクの奥辺向こうに垂らして、なるべくキーボード近辺のスペースを占領しないようにして使っていますが、PC本体はそのまま、マウスだけは何台も世代交代しているという人の話も聞くし、通販サイトのPC周辺機器売場では、特撮変身ヒーローのパワーアップ武器みたいな未来的なフォルムのヤツがいっぱい出回ってますなあ。コードレスタイプを使えばデスク上のトグロ問題も速攻解決。

サイズもSMLのように3段階ぐらい取り揃えている機種もある。確かに、たまにしか使わなかったときにはまったく気にならなかった形状、高さ、背中の盛り上がりのカーブ角度など「もうチョットなんとかならないか?」といくつか引っかかるようになってもきました。

大人の女性としては小さからず大きからずだと思う月河の手指、掌のサイズでは、もう少し小ぶりで、なだらか丘陵でもいいような気がする。光学式ってヤツらしいから、作動するたびに赤い光が出るんだけど、ヒーローなら赤青黄緑黒、白やピンクもいるんだから、ほかの色の光も出てほしいな。『轟轟戦隊ボウケンジャー』なら銀、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』ならバイオレットもいたし。

周辺機器にこだわり始めたら、PCもブラックホール的金喰い虫ですね。ついでにデスクのホコリや汚れから光学式を守る、ナイスでグッドなマウスパッドも新調したいぞ…なんて欲の皮突っ張らかってきてるしな。

さて、依然脳内で『悲しみのためじゃない』(中西保志さん@『真夏の薔薇』)がループしている月河ですが、この曲、カラオケで歌うとしたら、

①:布施明さんで歌ってみて、それこそ全盛期の(短かったけど)オリビア・ハッセーさんが目の前に微笑んでいるつもりで、スケール広げられるだけおっ広げてローローとフルコーラス歌い上げてみる(部外者立入厳禁)

然る後に②:『プリンプリン物語』の石川ひとみさんになりかわり、『君は輝いて天使にみえた』を歌う気分でもう1回フルコーラス歌ってみる。

その後③:①と②をブレンドする。

…この三段締めっつうか三段落ちっつうか、三段活用でいってみるのがいちばんいいんじゃないかと月河は思いますが、この曲を聴いて「これなら、そんな面倒なことをする必要はない」と言うカラオケ達人もいます。「なんで布施明絡ますんだ、○○(←月河の本名)は女だから、女の声域しか出ないだろう」と。ごもっとも。

ほとんど“薔薇”からの連想つながりだけだったりしますから。

…「一青窈で歌えば簡単じゃないか。なんならMISIAもちょっと入れれば」

………能力・力量の豊かな人ほど思考はシンプルなものなんですね。


漏れておいでです

2008-03-11 17:56:02 | アニメ・コミック・ゲーム

『炎神戦隊ゴーオンジャー』はおもしろいなぁ。9日がGP4でした。“「次回が楽しみ」と心から思えるTV番組”は今期、これがナンバーワンでオンリーワンかもしれない。やっぱり月河、戦隊は“動植物ナチュラル説話系”より“クルマメカ都会系”のほうが相性がいいのかな。ここのところ1年おきに嵌まりウェーブが来てます。

ケガレシア様(及川奈央さん)のかわいい子供=スプレー蛮機、スプレー噴射口が顔、握って噴き出すあのハンドルをしゃくれアゴに見立てて、セリフをいちいち「イチ、ニッ、サン、ダァーッ!(←噴射)」「ゲンキがあれば何でもできる、バカヤローッ!」「乱入は、反則だぞ、コノヤローッ!」とアントニオ猪木さんにする、までは誰でも考えつく。

しかしこの番組のすごいのは、声を本当にアント………キの猪木さんにやらせてしまいました。

バルカとガンパードに自慢のアゴをクラッシュされ、エンジンオーにとどめを刺された最後の言葉が「迷わず、行けよ、行けば、わかるさ、アリガトー!」…なんか倒すのもったいない、とっても愛され体質な蛮機。

ケガレシア様もこのスプレー蛮機はことのほかお気に入りの子供だったらしく、ビックリウムでサンギョーカクメイ!するのに、みずからヒューマンワールドにお目もじしてくれましたよ。グリーン=範人に「キレイな人だー」と言われると得意満面セクシーポーズ、でもイエロー=早輝に「おばさん!」呼ばわりされるとわかりやすく顔面朱を注いで沸騰しちゃう、こちらもかわいい悪の華。ブラック=軍平の満タンガン銃撃で二の腕に開いた傷口、覗いた体内メカ組織に、萌えた人は多いだろうなあ。自己回復でシュワッと傷口が閉じたとき、月河もゾクッとしたもの。仮面ライダーの“割れ面”と一緒で、被覆が破れて中身が覗くってのは常にエロティックです。

ガンパードの炎神キャストを拾った男の子への、軍平の“脳内Gメン”も笑ったな。コワモテフェイスにオトボケ顔の見せ場も1話からたくさん与えられているブラック軍平、スタッフさんからのキャラ愛され度では現時点でメンバー中一番でしょう。戦隊のようなキャラクターもののお話だと、脚本家さん、監督さんの立場で“動かしやすい、ついイジってみたくなる”キャラと、いつの間にか放置になってしまうキャラとが、早々に分かれてしまうことがある。このブラックと、言動が子供っぽくてにぎやかなグリーンに比べて、いまのところブルーとイエローがちょっとキャラ的に大人しめですが、そのうちメイン回が回ってくるはず。

炎神キャストを拾ったばっかりに軍平にも、蛮ドーマ空爆隊にも狙われるはめになった男の子に扮した、長島弘宜くんという子役さんがまた、とてもいい表情を随所で見せてくれた。小さなお友達が主役の枠だけに、スーパーヒーロータイム出演の子役さんたちは総じてヴィジュアルも演技力もレベルが素晴らしく高いんですよね。

ガンパードキャストを取り返したブラックが、男の子にいったん渡してあげてから「オレの相棒の大切なものなんだ、頼む、返してやってくれないか」と膝をついて言う場面は“クチサキや見た目じゃなく、行動(=空撃から守る)と戦闘能力で子供からのリスペクトを取りつける”ヒーローらしいヒーローとしてカッコよかったな。「オレ自身がそれを欲しい」でなく「相棒の大切なもの」という表現で、友情やバディシップにヨワい小学男子の心を動かす辺り、「子供は苦手だ」なんつってたけど元・刑事の軍平、交渉術にもなかなか長けていそうですよ。

この番組、“大きなお友達”間での人気も、近年の戦隊の中で断トツですね。月河の身辺では、昭和のよき刑事ドラマのテイストを取り入れた04『特捜戦隊デカレンジャー』以来の食いつかれっぷりですよ。OPテーマ曲のベンチャーズ風味も貢献度大みたい。

特に名乗りの「スマイル満開、ゴーオンイエロー!」のくにゃっとしたキメポーズが、大きなお友達、特に“昔の男子”諸君に大人気で、最近、スペースのある座敷での飲み会は軽く放送禁止というか、悪酔い必至というか、かなり大変なことになってます。


花より肝臓

2008-02-28 00:31:13 | アニメ・コミック・ゲーム

スーパーヒーロータイムのもう一方の正横綱『仮面ライダーキバ』は♯524日放送)まで来ましたが、“まだ助走”感が拭えません。

 仮面ライダーvs.悪の怪人集団、の図式のほかに、ライダー世界には必ず“ライダーとは別働で悪に対抗する組織”が出てきます。実社会の警察・司法組織や自衛隊、さらには巨大警備会社やシンクタンクをこれに合体させたようなのをイメージすれば手っ取り早い。

悪怪人撲滅と市民の安全、社会の安泰を目指すならライダーと協力し支援していけば好都合だろうに、ライダーの持つ“孤高”性と、組織との相性は基本的によろしくなく、組織のほうが“協力するふりをしてライダーの超人パワーを利用だけする”“利用したことはおろか、ライダーの存在と働き自体を世間から隠蔽しようとする”みたいな小賢しい方向に行っては、もれなくドン滑ってライダーのカッコよさの引き立て役になって終了、が常。

このへんは原作者・石ノ森章太郎さんの世界観が陰に陽に引き継がれているからこそと思います。危険を冒し自分の身体を痛めつつ人命を救い悪を退けることをヒーロー性として称揚しながらも“国家権力や財力、アタマカズの力で社会体制を平穏無事にまとめる”みたいなイメージは、純粋悪とは違う意味でヒーローと相容れずにおきたい気持ちが石ノ森さんにはあったのでしょう。

今作『キバ』ではファンガイアハンターという組織がすでに登場、ゆり(高橋優さん)と恵(柳沢ななさん)のキュートなツンデレ母娘2代女性ハンターや、完璧主義のナルなエリート・名護(加藤慶祐さん)が我こそはとばかりにファンガイアに立ち向かっていますが、肝心のタイトルロール=キバ=紅渡に“なぜ変身して戦うのか”の動機が見えてこない。

公式設定でも“その行動は本能、なぜ変身できるのかなぜ戦うのかは本人にもわかっていない”。

その“本能”のタネはおそらく1986年=22年前時制の父・紅音也(武田航平さん)によって蒔かれたと思われるのですが、その種明かし部分も併行して現在進行形で、いつ核心にたどり着くやら。

変身(=超人的パワーを得る)できる理由・戦う動機は、孤高性異形性という仮面ライダーの二本柱をサポートする不可欠の要素だというのに、そこをあえてマスキングしたかのような話の進め方には、何か遠大な意図が隠されているのか、それとも………

伝統ライダーにおける“改造手術”的な人工オペレーションを経ず“親から受け継いだ遺伝子にライダー性が組み込まれている”というのは、ある意味最強の“戦う動機”かもしれませんが。

一方、組織所属の訓練されたエリート名護が♯5で変身する気配を見せたので、言わば“プロアスリート型ライダー”として、“先天性ライダー”=キバとの対照が話をおもしろくしそうではあります。

さて、日曜朝ではなく、平日昼のほうは、再放送『真夏の薔薇』が25日に完結。最終話まで2話の段階で碧(安永亜衣さん)の亜急性劇症肝炎という急展開にどうなることかと思われましたが、交通事故で瀕死の重傷を負った靖顕(入江達也さん)が稲彦(池田政典さん)に自分の肝臓を碧に移植してくれるよう苦しい息の下から頼み込み、聞き届けた稲彦の執刀で碧は見事回復。

肝移植生還者は自分の手術痕を、その形状と移植にかかる費用の額から“ベンツマーク”と冗談めかして言うことがあるそうですが、碧の腹部にもできたんだろうなベンツマーク。

「新しく生まれ変わったつもりで、これからは美しく生きようと思う」決心した碧、「稲彦さんとやっと本当の兄妹になれた気がするわ」「お兄さんと呼んでもいい?」に稲彦も仕方なく「じゃあボクも碧を妹と思うことにするよ」。

朦朧とする意識の中で、夫である自分ではなく稲彦の名を呼び続ける碧を見て、負けを覚悟した靖顕がみずから命を投げ出して碧に肝臓を提供したともとれますが、土壇場での弱気封じ?にしこたま酒を飲んだ挙句の交通事故死とはなんともハタ迷惑な。巻き添え被害者を出す可能性とか少しは考えなかったのかな。お医者さんなのに。

脳死状態になる前に確実に稲彦の病院に救急搬送されるには?と彼なりに考えた末かな。

さらに、めでたく肝移植成功させ最愛の碧の命を救った“勝者”のはずの稲彦は「彼は肝臓を提供することで、碧と一心同体になった」「碧の命の中には添田さんがいるから、ボクは碧を女として抱けなくなった。やられたよ」と苦い祝杯をあげるはめに。

愛憎深い2人の間での臓器もしくは遺伝子(精子卵子)の提供が肉体関係、あるいは結婚に擬せられる転帰は、中島丈博さん脚本作『牡丹と薔薇』『麗わしき鬼』にも脈々と受け継がれる要素。

ひとり碧だけは、名実ともに一度死んで生まれ変わったような気持ちでさっぱりした表情。靖顕の遺児俊顕くんがこれからどんどん可愛くなっていく盛りだし、もう稲彦に異性としての未練はないばかりか、嘘と隠し事を重ねて自分たちの運命を狂わせた郁子(姿晴香さん)への怒りも恨みも洗い流された様子で、ちょっとそれズルくね?と思ってしまいますが、死線をさまよって生還したということで大目に見るしかない。

お郁さんの、娘の出生に関する二重の嘘が事態を複雑にし死ななくていい人まで死なせた話ですが、それを(無理やり)脇に置けば、結局碧をめぐる二人の男の“思い切りの悪さ合戦”で、勝負に勝って試合(て言うか人生)に惨敗した靖顕試合は辛勝したが勝負に負けた稲彦、ってところでしょうか。

昼ドラ最終話恒例の回想フラッシュをバックに劇中で初めて流れた主題歌『悲しみのためじゃない』(中西保志さん)の2番の歌詞、

♪ 時を重ね 僕は変わる

  棘を呑み込むような日々でも……

  誰もいない空を ただ見上げるよりも

  僕は今を諦めずにいたい

このフレーズが“稲彦のテーマ”にも聞こえます。

回想フラッシュの最後を飾ったのは、碧でも稲彦でも靖顕でもなく、火室ック(小野寺昭さん)とお郁さんの釈放祝いダンスで、結局はこの親世代2人の“迂回した復活愛物語”だったような気もします。

エンドマークからさらに1年ぐらい後、お郁さんが「いままで言えなかったけど、碧、本当はあなたのお父さんは…」ってまた言い出したりしてね。この人なら毎年1回ぐらいずつ、恒例行事のように言うかも。

昨年暮れ近くから三ヶ月楽しんだ『真夏の薔薇』の後のこの枠は、05年本放送『危険な関係』が。DVD化の要望しきりながら叶わなかった作品、待望の再放送ですが、なんだか結果的に小野寺昭さん&姿晴香さん祭りの枠となりました。


ブンブンバンバン

2008-02-26 18:47:50 | アニメ・コミック・ゲーム

『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP1“正義ノミカタ”、GP2“無茶ナヤツラ”録画をやっと再生視聴。30分番組でも、やっぱり3話分以上ためると視聴に骨が折れ、そこから“不戦敗”みたいに脱落して行くこともある。たまたま番組スタートらへんの23週ぐらいにTVどころじゃない生活になることもあり、このへんはもう出会い運。

今作に限っては正解でした。特撮は第12話がパイロット版で、1年続くシリーズのツカみとしてお金もかけて作られること、2話でひとつのエピソードを扱うことを、以前から知っていたからまぁ助かった。

GP1だけ先に見ていたら、速攻脱落して2は録画しなかったと思う。なんか、玩具屋さんのプレゼンテーションみたいだったもの。パワーアップ小道具や召喚されるクルマ(←“炎神=えんじん”って言うらしい)が急に声優さんヴォイスでしゃべり出したり、設定がさっぱりわからない。アイテムごとの見せ場見せ場をつなげたショータイム。

たぶん脚本家さんに、プロデューサーから「12話パイロットでこれこれのアイテムと、これこれのキャラを登場させて、紹介をセリフに入れ、それぞれの活躍場面を作って」といったオーダーが出されていると思うのですが、ひとわたり1話で“展示”だけして、背景説明のストーリー部分はほとんど2話に回した、ある意味勇気ある決断だったと思います。目くるめくグッズと必殺技とおもしろキャラをこれでもかと見せとけば、大人の目からは背景不十分でも、小さなお友達は絶対2話まで逃げないと踏んだのでしょう。自分たちの仕事に自信を持っている。この枠の制作姿勢はここが気持ちいい。

GP2でやっとわかりました。レッド、イエロー、ブルーは、危険を冒しても人の命を助けようとする勇気と優しさ、熱いハートを買われて、炎神たちから「正義の味方になってくれない?」とスカウトされた一般人なのね「この世界を救うためには、この世界の人間の力が必要なんです」とのボンパーくんの説明には説得力がある。

「カッコよすぎるー!」「オレのほうがゴーオンジャーにふさわしい!」と志願したグリーン、ブラックも、炎の中を宅配便バイクで炎神キットを届けに走り“合格”したところでパイロット版終了。

ただ、正義の戦隊の味方・武器がクルマ、チェッカーフラッグ”や“ゴール”“オーバーテイク”といったモータースポーツ用語がテーマ曲の中にも多数散りばめられているのに、敵組織がケガレとかヨゴレとか、大気汚染、水質汚濁などの地球環境破壊をイメージしたキャラ揃いという世界観がいまいちわからない。

クルマやエンジンと言えば高速道路建設に伴う森林伐採、化石燃料・排気ガスによる温室効果など、それ自体環境破壊に直結する存在だろうに。

もちろん炎神たちは「排気ガスゼロのエコ・カーだぜ!」という公式設定がちゃんと入ってはいますが。

“超スピードでぶっ飛ばす”が“敵を撃破”=“カッコいい”との小さなお友達への刷り込みになってもまずいんだろうし。そのうち、酒気帯び運転や居眠り・わき見運転、シートベルト非装着をいましめるようなエピも来るんだろうな“正義の魂と命を大切にする心が宿ってこそのマシン文明・技術”ってな着地にさせたいのでしょう。

クルマに関する趣味があまりない月河は、炎神たちよりむしろ敵キャラの造形のほうに目が行ってしまう。“ガイアーク(害悪)”とは名づけも名づけたり。パイプ、チューブ、ボルトナット、鋲、チェーン、板金などの工業製品パーツを組み合わせたイメージがナイス。ミニチュアが発売されたらぜひデスクサイドに置いておきたいフォルム。

害水大臣ケガレシアの及川奈央さんは、片脚だけブーツとショートタイツから覗くフトモモ“絶対領域”がたまりませんな。“両脚でなく片脚”ってのが最高にそそるね。お父さんたちも朝からTVにクギ付けハンダ付け。

人間キャラでは、どうにもブラック石原軍平(海老澤健次さん)とブルー香坂連(片岡信和さん)に目が行ってしまうなぁ。その…生え際。ブラックはいさぎよくオールバックでおデコ全開、ソフモヒ風に頭頂部立たせているんだけど両サイドが微妙。ブルーはふんわりナチュラルサイドパートですが、分け目のいちばん深いところがやはり…。ライダーより戦隊の場合どうもこういう箇所が気になるのは、(特に今作はOPで)メット脱ぐ場面があるからでしょうか。「頭皮、毛根が蒸れて、ますます…」…………………

……実際スーツ・メット装着して汗かいてるのはスーツアクターさんですが。

敵(蛮機獣)が巨大化するとき「産業革命~!」って言うバカバカしさがいちばん気に入ってしまいました。ハーグリーヴズもアークライトもカートライトもクロンプトンもびっくり。誰が何を発明したんだか。びっくりついでに蛮機獣のエネルギー元素も“ビックリウム”。

そのうち「構造改革~!」っつって巨大化する政治家怪獣、「政権交代~!」で巨大化する野党党首怪獣なんかも出るかも(出ない出ない)。

久しぶりに見るとやっぱり特撮ヒーロー番組はいいな。ひとりひとり、ひとつひとつのキャラにちゃんと意味があり役割担当がはっきりしているし、事件やイベントが、読解可能な因果関係に基づいて、隙間なく起こり、ひとつひとつそれなりに脈絡をもって決着しては先に進んで行くリズムがある。

ここ数年、もういい加減特撮は卒業しようかと思ったことも何度もあるのですが、この視聴読後感の歯切れ良さ“いい仕事見せてもらった”感が忘れられず、結局戻って来るんですよね。


鬼!猿!雉!

2008-02-24 20:48:27 | アニメ・コミック・ゲーム

プロテニス界の新星・錦織圭選手18歳。

当節大流行のマスコミによる“○○王子”命名戴冠はまだないのでしょうか。公称身長178㌢はこんにちの男子世界テニスにあっては全然小柄の部類だけど、年齢、ヴィジュアル的には“王子”の資格大いにありだと思うんですが。

何せコミック・アニメ界にいきなり正面切っての『テニスの王子様』って先行タイトルが存在するしねー。そもそも日本のナントカ高校テニス部とか出じゃなく、早期からの海外留学英才培養組だし、まだ活躍が海外でのわずかな映像しかないから、肝心の母国内であんまり盛り上がってないのかもしれない。

“錦を織る”と書いてにしこりと読むという、本名の珍奇意外性インパクトがあまりに強すぎて、世論からアダ名を自然発生させるパワーが奪われちゃったのかも。

このまま、“実力のわりにあまりミーハー的に騒がれない”で行ったほうが、純粋に運動選手としてはヘンなプレッシャーかからなくてプレーがしやすいかもしれないけど、とりあえず知名度はスポンサー集めに直結するわけだし、国際映画祭など“国内での認知度”と“海外での評価”とのギャップがある程度まで開くと、日本のマスコミってある時点でなしくずしに大甘になってしまい“結局、本当に優れているのか、どの程度優れているのかよくわからない”判断停止に陥りがちなので、そういう意味で先行きが心配ではあります。

野球のイチロー選手みたいな“アダ名なんか付けるのがおそれ多い”の域まで勝ちまくってほしいですね。

 『爆笑オンエアバトル』はいよいよ今年度チャンピオン大会まで、今回(22日放送)を含めてあと2回となりましたが、依然窮屈な得点状況と結果。

タイムマシーン3がトップバッターで505kb(この日唯一のover5001位。この人たちも、芸歴と、“オンバトお馴染み人気”に見合った掛け値なしの爆笑をいつか一度は見せてくれないかと毎回心待ちにしているひと組なのですが、今回もいまいちハジけず。基本的には毎度、デブキャラ関太の“妄想ひとり相撲”がメインになるのですが、今回は山本がツッコミの都度終始「勘弁してくれよ」モードで、首だけ関太に向け身体が外を向いていたのがネタ全体の体温を下げたと思う。

今度はコントに戻すか、漫才連投で来るか楽しみだった我が家485kb2位と高得点だったものの、リズムの悪さでさっぱり“爆”笑にならない。特にスカシキャラの坪倉が困り顔谷田部の手をとって子供扱いするローテで、「海物語」以外もれなくテンションダウンしたと思う。谷田部の“チビ”、杉山の“太めと中途半端ロン毛”ともに、さほど立つキャラ材料でもないし。

ただ、この人たちに関してはいつも“可能性の模索”感があり、次はもっと笑かしてくれるんではないか?と期待をもたせる源泉になっている。いずれ鍍金が剥がれるかもしれないけれど。

3477kbえんにちは、もう、何かコメントするのもしんどい。M1チャンピオンのサンドウィッチマンが、ヤ印なヴィジュアルまるだしのまま、それに頼らないネタであれだけ笑かしてくれてるんだから、この人たちもヤ印+α、何か考えなきゃいかんでしょう。これレベルのネタに477入れる客席も人が悪いと思う。

本題に入る前の“ジャパネット○かた”なんて企業名モロ言っちゃう(しかもTVショッピングのモノマネがどうしようもなく似てない)あたりのあからさまなセンスの無さも脱力だし、アイパーの“笑いどころ説明役”と化している望月が、サンドウィッチマンのトミー(富澤。勝手に命名)よろしく逆にボケ役になってみるとか、とにかく“何か別のこと”をやって見せてほしい。

この日いちばん安定感ある笑いを紡ぎ出したのはプラスマイナス。前半の敬語ウンヌンで回り道しないで、初っ端から先輩の飲み誘い断りシチュでたたみかければ437kb4位が、もう3040kb行ったかも。

ただ、今期チャンピオン大会進出有力な組のどこよりも、現チャンプNON STYLEと芸風がかぶりそうなのがどう出るか。どっちも同じくらいのネタ質で演りデキも同じくらいだったら、若さの魅力で現チャンプが持って行きそうなんだな。

5位には今期4勝めがかかっていたパンクブーブーの思わぬ低調353kbを凌いだ初オンエア、アルコ&ピース389kb

 まだ海のものとも山のものとも…だけど、着想はなかなかでしょう。「あ、お醤油お醤油…」でフェードアウトするエンディングに、えんにちに477入れる客がよく389入れた。2人ともヴィジュアル的にもう少しこなれてくれば、第2アンジャッシュになれるかもしれない。ちょっとTHE GEESEラバーガールとの接点も散見されますが、とにかく次ネタ早くオンエアさせて、彼らならではの色を展開してほしい。

次回の期待は一にも二にもトータルテンボス東京03でしょうね。かなりの高得点オンエアでないとチャンピオン大会当確圏に到達しませんが。トタテン大村の萌黄色セーターはラッキーカラーかな?この2組には、格的にも芸風的にも、ぜひチャンピオン大会のメインエベンターになってほしいものですが、どうなりますか。