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アメイジング・スパイダーマン 【感想】

2012-07-21 15:03:06 | 映画
「アメイジング・スパイダーマン」を観た。

久々のIMAX3Dで観た。
2200円は高いと思うが、IMAXはやっぱ良い、最高。

前作までの「スパイダーマン」シリーズを手がけてきた
サム・ライミの降板を受けて、制作陣やキャストが一新した本作。
監督に抜擢されたのは、マーク・ウェブだ。

彼の前作「(500)日のサマー」の大ファンであっただけに、
全くジャンルの異なる映画を手がけるその冒険ぶりに
期待=2に対して不安=8で観たのだが、心配は無用だった。
彼の起用は大正解だったと思う。

本作はこれまでのシリーズの続編ではなく、シリーズの出発点に立ち戻る再始動であるため、
話の展開に新鮮味はないものの、若き高校生の青春ドラマという新たな要素が加わった。
その描かれ方が実に瑞々しく、かといって甘過ぎない口当たりで、
「(500)日のサマー」を見た時と同じような充足感を得ることができた。

新生スパイダーマン(ピーター)役をアンドリュー・ガーフィールドに据えたことも大きい。
アメコミ映画であっても、しっかり演技のできる彼のような人がキャスティングされると、
そのドラマに一本筋が通り、格が上がる。

のっけから、アンドリュー・ガーフィールドが普通にカッコよい。
これまでの低身長で短足なトビー・マグワイアとは対照的であり、
普段のイケてないピーターと、スパイダーマンになった時のギャップは
アンドリューになった時点でほぼないといえる。
ここは好き嫌いが分かれるところか。
個人的には、マスクをかぶらない場面(ピーター)でのアクションシーンも多く、
彼のスケール(体型)がアクションに一層の迫力と説得力を持たせるため、
全然アリだと思ったし、カッコよい男子を見ることには大賛成である。
アンドリューの手足は長いので、壁を這うシーンとか普通にクモっぽくて吹いたし。

そしてヒロインのエマ・ストーンとの共演も良い。
まばゆい光を放つキラキラな2人の表情を見ていると、
何とも清々しくて、見ているこっちはニンマリ。それだけでも楽しい。
本作をきっかけにプライベートでも付き合うようになったという2人はお似合いカップルである。

3Dならではのアクションシーンは思ったよりも少なかったけど、
クライマックスでの見せ場は、やはり3D鑑賞ならではの醍醐味。

ツッコミどころも多々あれど、それを補って余りある、
監督、キャストの個性が綺麗に収まった秀作。

3週目だったからか、それとも3週目にも関わらずなのか、わからないが、
劇場内はガラ好きだった。。。勿体ない。
「海猿」なんかよりも絶対こっちのほうが面白いでしょ?
同時期に強敵となるライバル映画もない中で、これは興行的に誤算だろうか。

アメリカ本国でも公開3週目で、まだ製作費を回収できていない模様。
興行成績振るわないかもしれないけど、続編はやってほしいな~

【75点】

スパイダーマン上映前の予告編でもやっていたが、
今年私的注目No.1の「ダークナイト・ライジング」の公開がいよいよ1週間後に迫った。
関係者試写会で先週観た会社の同僚は、公開後IMAXでリピートするという。
とにかく「別格」らしい。。。。ムラムラしてきた。早く観たいー!!!!
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