自身の2012年上半期にハマったものを記録として残しておく。
海外ドラマ「スパルタカス」。
好き過ぎて、メイキングを観たいがために、先月BD-BOXまで購入してしまった。
「女子力アップ~」「女の子サイコー」みたいな女子の自己満を前提としたコンテンツが
やたらと幅を利かす昨今、男子による男子のためのドラマがここにあった。
アンチ>セックスアンドザシティ!!である。
全13話からなる古代ローマ時代の剣闘士たちを中心に描かれる、人間の欲望渦巻くドラマだ。
アメリカ本国で放送されたのは2年前の2010年だが、
今年の5月にDVDリリースされたのをきっかけに初めて知り、レンタル視聴で全話観た。
海外ドラマなんて民放で放送しているものをたまに観る程度で、
さほど興味はなかったが、18禁という文句に惹かれて観ることにした。
序盤の話は特段面白くなく、18禁納得な「エロ」と「バイオレンス」の饗宴が続き、
ある意味そのキワモノ見たさだけで観ていたが 第5話以降から急激に面白くなる。
その面白さ加減は回を追うごとに加速し、最終話でその盛り上がりは最高潮に達した。
最終話の邦題は「復讐」とヌルいが、原題は「Kill Them All」(皆殺し)である。笑
最終話に入る前の剣闘士たちのやりとり。
「どうすれば、この牢獄(剣闘士養成所)から脱出できるか?」の問いに対して
「皆殺しするしかあるまい」のスパルタカスの一言。
その男気あふれるセリフに「キャー素敵♪」である。
以下、「スパルタカス」を好きになったポイントをまとめてみる。
【その1】脚本力
脚本が抜群に面白い。
アメリカの海外ドラマは全般的に脚本のクオリティは高いと思われるが、
本作の脚本は色は完全に自分好みであった。
男たちのプライド、信念、愛欲、性欲、権力欲といった割とヘビーな感情を、
キャラの個性に合わせて矛盾なく魅せる匙加減が絶妙である。
中盤以降の展開は、スリリングかつ実にドラマティックで文字通り目が離せない。
そして主役の「スパルタカス」のカッコよさよ。
欲望まみれの輩の中で、比類なき強さとブレない信念を併せ持つ姿に惚れる。
【その2】エロとバイオレンスの描写
男女の接合部分はさすがに出ないが、ポルノ映画と見紛うばかりのエロい描写が多い。
オッパイ丸出し。チ●コ丸出し。セックス丸出しである。
そして、バイオレンス描写にも遠慮がない。
人間同士の殺し合いにおいて、銃みたいなスマートな飛び道具は存在せず、
武器は鋭利な刃物か鈍器なので、流血量も必然的に多めになり、殺傷シーンもエグくなる。
だけども、それらの描写が視聴者に刺激を与えるためだけの演出とは思えず、自然に見入った。
紀元前という時代にあって、現代社会における人権や道徳心なんてものは希薄で、
人間はより動物的で野蛮な生き物だったに違いない。だから、本作で描かれているような
道端で突然オッぱじまったり、奴隷たちのご主人様に対するあらゆるご奉仕っぷりだったり、
闘技場で見ず知らずの人間を容赦なくナブリ殺し、その姿を観て観客たちが発狂する姿も
しごく自然な風景だったと思い、結構スンナリ観れた。
また、本作で特筆すべき点は筋肉ムキムキで、汗でテカテカに光る剣闘士たちの肉体だ。
水が十分になかった時代、風呂はひたすらサウナ。
その姿に体臭を感じながらも不思議と不快さはないため、
男色な男子だけでなく、マッチョ好きな女子にもウケるとみた。
【その3】キャスティング
本作は伝説のドラマといえる。
それは、主役スパルタカスを好演したアンディ・ホイットフィールドが、
続編のクランクイン後、病に伏せ、40歳の若さで亡くなり、以降その勇姿を観ることがないからだ。
アンディ・ホイットフィールドを自分は本作で初めて観たが、当初、映画「300」でお馴染みの
ジェラルド・バトラーと顔がよく似ていて、焼き回し的なイメージがあったが、
彼の肉体と眼差しはジェラルド・バトラーよりも研ぎ澄まされていて、その表情には野性味がある。
回を追うごとに神格化される「スパルタカス」とシンクロして彼の持つカリスマ性も増幅していった。
彼が演じる「スパルタカス」の続編が観たかったので 彼の死は本当に残念である。
また、印象的だったのは剣闘士(奴隷)たちの主人バティアトゥスを演じたジョン・ハナの存在。
この人、どっかで観たことあるな~って検索したら、ハムナプトラシリーズで、
主役のブレンダン・フレイザーにずっと付いて回っているお調子ものっぽい役を演じた人だった。
本作での役柄はそのイメージとは180度違う、どこまでも強欲で卑劣な男だ。
その小柄な体型にも関わらず、スパルタカスに退けをとらないスケールの大きい堂々たる演技に、
ハリウッド俳優の層の厚さを感じた。
今月よりスターチャンネルで続編のシーズン2が放送される。
観たい~、けど、契約してないから、やっぱDVD待ちになるかな。
アンディ・ホイットフィールドじゃない「スパルタカス」は大丈夫だろうか。。。
海外ドラマ「スパルタカス」。
好き過ぎて、メイキングを観たいがために、先月BD-BOXまで購入してしまった。
「女子力アップ~」「女の子サイコー」みたいな女子の自己満を前提としたコンテンツが
やたらと幅を利かす昨今、男子による男子のためのドラマがここにあった。
アンチ>セックスアンドザシティ!!である。
全13話からなる古代ローマ時代の剣闘士たちを中心に描かれる、人間の欲望渦巻くドラマだ。
アメリカ本国で放送されたのは2年前の2010年だが、
今年の5月にDVDリリースされたのをきっかけに初めて知り、レンタル視聴で全話観た。
海外ドラマなんて民放で放送しているものをたまに観る程度で、
さほど興味はなかったが、18禁という文句に惹かれて観ることにした。
序盤の話は特段面白くなく、18禁納得な「エロ」と「バイオレンス」の饗宴が続き、
ある意味そのキワモノ見たさだけで観ていたが 第5話以降から急激に面白くなる。
その面白さ加減は回を追うごとに加速し、最終話でその盛り上がりは最高潮に達した。
最終話の邦題は「復讐」とヌルいが、原題は「Kill Them All」(皆殺し)である。笑
最終話に入る前の剣闘士たちのやりとり。
「どうすれば、この牢獄(剣闘士養成所)から脱出できるか?」の問いに対して
「皆殺しするしかあるまい」のスパルタカスの一言。
その男気あふれるセリフに「キャー素敵♪」である。
以下、「スパルタカス」を好きになったポイントをまとめてみる。
【その1】脚本力
脚本が抜群に面白い。
アメリカの海外ドラマは全般的に脚本のクオリティは高いと思われるが、
本作の脚本は色は完全に自分好みであった。
男たちのプライド、信念、愛欲、性欲、権力欲といった割とヘビーな感情を、
キャラの個性に合わせて矛盾なく魅せる匙加減が絶妙である。
中盤以降の展開は、スリリングかつ実にドラマティックで文字通り目が離せない。
そして主役の「スパルタカス」のカッコよさよ。
欲望まみれの輩の中で、比類なき強さとブレない信念を併せ持つ姿に惚れる。
【その2】エロとバイオレンスの描写
男女の接合部分はさすがに出ないが、ポルノ映画と見紛うばかりのエロい描写が多い。
オッパイ丸出し。チ●コ丸出し。セックス丸出しである。
そして、バイオレンス描写にも遠慮がない。
人間同士の殺し合いにおいて、銃みたいなスマートな飛び道具は存在せず、
武器は鋭利な刃物か鈍器なので、流血量も必然的に多めになり、殺傷シーンもエグくなる。
だけども、それらの描写が視聴者に刺激を与えるためだけの演出とは思えず、自然に見入った。
紀元前という時代にあって、現代社会における人権や道徳心なんてものは希薄で、
人間はより動物的で野蛮な生き物だったに違いない。だから、本作で描かれているような
道端で突然オッぱじまったり、奴隷たちのご主人様に対するあらゆるご奉仕っぷりだったり、
闘技場で見ず知らずの人間を容赦なくナブリ殺し、その姿を観て観客たちが発狂する姿も
しごく自然な風景だったと思い、結構スンナリ観れた。
また、本作で特筆すべき点は筋肉ムキムキで、汗でテカテカに光る剣闘士たちの肉体だ。
水が十分になかった時代、風呂はひたすらサウナ。
その姿に体臭を感じながらも不思議と不快さはないため、
男色な男子だけでなく、マッチョ好きな女子にもウケるとみた。
【その3】キャスティング
本作は伝説のドラマといえる。
それは、主役スパルタカスを好演したアンディ・ホイットフィールドが、
続編のクランクイン後、病に伏せ、40歳の若さで亡くなり、以降その勇姿を観ることがないからだ。
アンディ・ホイットフィールドを自分は本作で初めて観たが、当初、映画「300」でお馴染みの
ジェラルド・バトラーと顔がよく似ていて、焼き回し的なイメージがあったが、
彼の肉体と眼差しはジェラルド・バトラーよりも研ぎ澄まされていて、その表情には野性味がある。
回を追うごとに神格化される「スパルタカス」とシンクロして彼の持つカリスマ性も増幅していった。
彼が演じる「スパルタカス」の続編が観たかったので 彼の死は本当に残念である。
また、印象的だったのは剣闘士(奴隷)たちの主人バティアトゥスを演じたジョン・ハナの存在。
この人、どっかで観たことあるな~って検索したら、ハムナプトラシリーズで、
主役のブレンダン・フレイザーにずっと付いて回っているお調子ものっぽい役を演じた人だった。
本作での役柄はそのイメージとは180度違う、どこまでも強欲で卑劣な男だ。
その小柄な体型にも関わらず、スパルタカスに退けをとらないスケールの大きい堂々たる演技に、
ハリウッド俳優の層の厚さを感じた。
今月よりスターチャンネルで続編のシーズン2が放送される。
観たい~、けど、契約してないから、やっぱDVD待ちになるかな。
アンディ・ホイットフィールドじゃない「スパルタカス」は大丈夫だろうか。。。
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