から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

おとぎ話みたい 【感想】

2016-10-12 22:00:00 | 映画


新作DVDレンタルにて。うぅ~自分は苦手。。。
地方に住む女子高生がインテリ文化人な男性教師に初恋するという話。監督のセンスが作品の色にダイレクトに出たような映画。ポエティックで哲学的な主人公のセリフは、リアリティとは別のところにあって、多感な10代の心情を監督なりに解釈して代弁しているようだ。そもそも、ストーリーだけで語る設計ではなく、音楽とダンスを組み合わせた三位一体として観るのが正しいと思われる。日本映画ではあまり見ない稀有な作りで新鮮だったが、自分はまるでついていけず。観る人の感性に懸かる本作の作りは、共鳴できない人間は置いてきぼりを喰らう。50分という時間が長く感じられた。「おとぎ話」というロックバンドとコラボした形で、彼らのライブシーンと交互にストーリーが展開する流れだが、その音楽性に関心が持てないので居心地が悪くツラかった。本作の山戸監督は、来月公開の「溺れるナイフ」で長編メジャーデビューするとのこと。予告編で、チャリンコ2ケツに青春全開な言葉を絶叫する小松菜奈を見て、その新作にもついていけないと予感する。
【50点】
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