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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔の海 【感想】

2013-11-10 10:48:42 | 映画


「つまらないかも?」と思ってみても観てしまう映画がある。

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」もその1つ。

で、シリーズ2作目となる新作「魔の海」を観る。
1作目を下回るつまらなさ。上映中何度も苦笑いする。

ポセイドンと人間の間に産まれたハーフゴッドの青年の冒険を描く。

本作では1作目で目覚めたハーフゴッドの能力を主人公が飼い慣らしている。
トレーニング中に負った生傷を湖の水で完治させるなど、序盤からワクワクする。

主人公たちの活躍を青春映画として見せようとする意図を感じるが、
ドラマがいかんせん陳腐なので「どーでもいいわー」になってしまう。
でも、そこには期待していないのでOKだ。

こちらはギリシャ神話のアレンジを、面白く楽しく見せて欲しいのだ。

冒険の仲間として主人公の異母兄弟にあたるサイクロップスとのハーフゴッドが登場したり、
ギリシャ神のひとりであるヘルメスが旅のサポートをしたり、
その後の展開に期待を持たす種まきを行うが、最後まで見事に芽が出ない。

本作で感じるのは想像力の欠如。こうなったら面白いというイメージができてない。
普通の人間である青年たちのファンタジー冒険映画になっていてつまらない。
自ずと画のスケールも小さくなる。

主人公のローガン・ラーマン演じるハーフゴッドの水を自在に操る能力も
中盤の津波を起こすシーンくらいで、以降最後までその鳴りを潜める。

クライマックスシーンでも、その能力が全く発揮されないのがとてもイタイ。
本作の監督はいったい何を考えているのだろうか。。。

ギリシア神話に登場する半馬半魚の海馬が途中出てくるなど、
クリーチャーは相変わらず面白い。
非常に勿体無い。

次作となる3作目に続く模様。
監督を交代させて出直してほしい。

【55点】

コメント
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