![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/6f/4d0f467683fa64d2d75177196ae125fc.jpg)
昨年はマシュー・マコノヒーイヤーだったと思う。
昨年全米で公開された「キラージョー」「マジックマイク」「リンカーン弁護士」「バーニー」。
作品の色、彼が演じたキャラクターはまったく異質ながら、
どれを見ても彼のパフォーマンスは絶品だった。
これらの実績により、今や名だたる映画人からのオファーが絶えない模様。
そして今年もマシュー・マコノヒーイヤーになるような気がしてならない。
今年のマシュー・マコノヒーを語るに必須になるであろう映画、
「ダラス・バイヤーズクラブ」が先週より全米で公開された。
公開前より前評判が高かったが、公開後も絶賛レビューを浴びている。
ロッテンでは95%のフレッシュで、特に主演のマシュー・マコノヒー、
助演のジャレッド・レトに対する賛辞が目立つ。
物語は1980年代、無認可のHIV治療薬を密輸し米国で売りさばいた男の話とのこと。
マシュー・マコノヒーが演じるのは、自身もHIVに感染している主人公の男らしい。
悲しい運命をたどる男の姿を感傷的に描くのではなくユーモアを交えながら、
死に際にある人間の生き様を、バイタリティあふれるタッチで描いているという。
トレーラーを観て驚くのは、マシュー・マコノヒーの激ヤセっぷりだ。
「キラージョー」「マジックマイク」では、えげつない肉体美を見せつけたばかりなのに。
また、彼と共演で、同じくHIVに感染した女装ゲイを演じたのが、ジャレッド・レト。
私的2011年ベストの「ミスター・ノーバディ」での好演が頭に焼き付いているレトが、
このタイミングで注目されるなんざ、思いもしなかった。
本作はインディーズ映画であるため、日本での公開は4月以降になると思っていたが、
なんとアカデミー賞授賞式前の2月22日に日本公開してくれるそうだ。
ありがたや。ありがたや。