goo blog サービス終了のお知らせ 

から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

ブラジルのビザ取得が大変だった件。【その2】

2016-10-27 09:00:00 | 日記
1回目とほぼ同じ時間帯で、今度は水曜日に行ったのだが、待合スペースが月曜日と打って変わって閑散としていた。月曜日は元々混む曜日なのかもしれない。VISA申請の待っている人も「0人」だったが、前の人がやたら長く、結局前回と同じ10分くらいで窓口に入った。対応してくれた人は前回と同じ女性で、自分の顔を覚えていたらしく「住民票持ってきました!」をすぐに理解した模様だ。申請書類のチェックが始まるが、事前にオンラインで申請した内容はその場では確認しないようで、提出書類のみをチェックしていた。書類は揃っていたようだが「もっと早い時間に来てください」と普通に怒られた。チェックが終わり最後に、ビザの申請料を払うのだが、領事館ではやっておらず、外に出て大通りを渡った先にある「ブラジル銀行」まで行く必要がある。「窓口が閉まるので早く行ってください」と急かされるが、それを知らなかった自分は「面倒くせ~」と何度も心の中でつぶやく。

ブラジル銀行に到着する。人がほとんどいない。おそらく経営は成り立っておらず、半公的機関として設置されているのだろうと思った。通常の銀行と同じように、受付の発券機で受付番号をとって待つが、2名で対応している窓口がなかなか空かない。日系ブラジル人っぽい人が雑談を交え銀行員の女性と長々と話をしている。これがブラジル人気質なのかな。。。10分過ぎても、終わる気配がなく、昼休みのタイムアップが迫り、焦り始める。その窓口の向こう側に「両替」と買いてあるコーナーがあって、そっちで対応してくれないかなーとフラフラと観に行くと、入口や待合スペースから見えない死角に「領事館専用窓口」の文字が。。。。「わかんねーよ!」と、無駄にした10分に怒りながらその窓口で支払いを済ます。もっとわかるように窓口の場所を表示させておくべきだ。本当に不親切。その後、大急ぎで領事館に戻り、支払った領収書を窓口の女性に渡す。これでようやく申請は完了。ビザの受け取りは一週間後の12時~13時までの間に来ればよいとのこと。昼休みの時間に来れるので助かった。

その後、大急ぎで会社に戻る。1時間で申請を済ますのは、かなり無理があった。会社に到着後しばらくして、携帯電話に複数着信が入っていることに気づく。留守電を聞くと、「領事館の者です。13時までに戻ってきてください。」と2回入っていた。。。「無理に決まってんだろ」と呆れながら、折り返しの電話をするも、こちらからは繋がらないようになっている(ガイダンスが流れるだけ)。相手がサービス業ではないことは重々わかっているが、いろいろと徹底してるなと実感する。再び窓口に行くのは無理なので、メールで連絡したところ、2時間後くらいに携帯に電話がかかる。「オンライン申請の内容で、両親の名前がない(入力してくれ)」とのこと、最初、何のことか全くわからなかったが、両親(ビザ取得本人)の「両親」の名前が必要とのこと。マニュアルを読んでいた自分は「それって18歳未満の場合ですよね?」と切り返すが、「生死を問わず必ず必要です」とのこと。その指示に従うしかないが、オンラインの作業で済むのにわざわざ窓口に来てというのは本当におかしい。本日中に入力することを約束し、帰宅後、再度マニュアルを見ると、必須項目であることは書いておらず、やはり18歳未満の記入カテゴリーに見える。ホントわかりづらい。

そして一週間後、ビザを受け取るため、再び領事館に行く。

今度は、日本人と思わしき別の窓口の人が対応。その時間帯はビザの受け取りのみのようなので、ほとんど待つことなく、窓口に行きビザが入ったパスポートを返却してもらう。「お客様の受け取りのサインをお願いします」と、「客」扱いされたことに驚く。対応した日本人女性は領事館の人じゃないのかもと思った。受け取り後、「名前、生年月日、パスポート番号、滞在期間が間違ってないか確認してから帰ってください」と言われ、確認し、領事館を後にした。これでようやくビザの取得が完了。

旅行会社に代行を頼めば、1人5,000円で2人で10,000円になる。今回、自分が個人で申請をしたことで10,000円が浮いたわけだ。おそらくビザの申請に慣れていれば、もっと簡単にできていただろうが、不慣れな自分はひと苦労だった。両親がブラジルに入国する目的はイグアスの滝のみ。10,000円というバカ高い申請料と、その申請にかかった苦労に見合う感動を与えてくれることを願う。

ブラジルのビザ取得が大変だった件。【その1】

2016-10-27 08:00:00 | 日記

実家の両親が、11月にペルーとブラジルの旅行ツアーに行くことになった。各国の出入国カードの提出、アメリカ経由のためのESTA、ブラジル入国のためのビザなど、海外旅行に不慣れな両親にとっていろいろと関門が多い。ツアー会社に任せると、その都度、ウン千円と追加料金が発生するため、今回は自分がすべて手配することにした。そのうち、ブラジルのビザ取得が大変だったので記録を残しておく。

ビザを申請するのは初めてではなかった。10年以上前の学生の頃、スロバキアに旅行するために大使館まで出向き、ビザを発給してもらった経験があって、その時はそんなに苦労した覚えはなかった。なので、国は違えど、容易に取得できるものと考えていた。

まずブラジルのビザの申請料がバカ高い。何と10,400円。今年に入り3,000円から大幅に値上がったらしい。オリンピック開催で使った資金を少しでも回収しようとするブラジル政府の狙いだろうか。確かに、ブラジルまで行こうとしている人がその値上げによって、「やっぱ行かない」とはならないだろうが、観光客の足元を見ているようで嫌な気分になる。

ブラジルのビザ申請は2段階に分かれていて、まず、事前のオンライン申請が必要で、次に、実際に五反田の領事館まで出向き、窓口で手続きをする必要がある。まず最初のオンライン申請がなかなか面倒くさい。詳細な必要情報の文字入力は勿論のこと、各種書類を揃え(これも面倒)、それらをすべてスキャンしてPDF化し、合わせてアップロードする必要がある。さらに、写真をスキャンしてデータ化し、規定のサイズに合わせて加工する必要がある。写真だけでなく、書類の「署名(サイン)」のところだけをスキャンしてアップロードする必要もある。これらの作業が、1つの流れのなかでできれば良いのだが、一旦最後まで登録したのち、そこでようやく出現する申請書類に再び、書き込み、それを再度アップロードするなど、本当に面倒くさい。一次保存できる機能がついているが、それを呼び出すためのレコードを控えておかないとエラいことになる。最悪なことに使用したノートPCのキーボードの調子悪いせいもあって、入力作業がはかどらず、土曜日の昼から作業を始めて夕方くらいにオンライン申請を終えた。

週明けの月曜日、さっそく領事館の窓口に出向く。ビザ申請の受付時間は平時の9時~12時まで。ブラジルの領事館は五反田の駅前にあり、駅から見える「AOKI」のビルの2階に入っていた。偶然だが、職場から歩いて10分くらいの場所にあるので、昼休みを30分前倒して、11時45分くらいに到着。待合スペースが中央にあり、L字でそれを囲うように透明なアクリルで仕切られた窓口が複数ある。領事館に入った正面に、呼び出し発券機があるので、「VISA」のボタンを押して発券された受付番号をとり、待つ。その発券機の画面で表示される待機人数は「2人」だった。待合スペースはかなり混んでいた。顔つきは日本人なのだが、話す言葉がポルトガル語のようで日系人と思われる人が多く目立った。その部屋には日本語の表記がほとんどなく、室内の匂いも独特な匂いがしていたので、異国に来た感じがする。「これは相当待つかも、昼休みで間に合うかな・・・」と心配するが、ビザの窓口は分かれており別対応をしているようなので、10分ほどで窓口に向かうことができた。

さっそく書類を提出し、「両親のビザを申請しにきました」と話すと、「本人が来れない理由を教えてください」とたどたどしい日本語で日系人と思われる窓口の女性が聞き返した。「え!?理由なんているの?」と戸惑うが、「地方の実家に出かけてますので」と答え、了解してもらう。しかし「代理人の場合は、申請者本人と家族関係であることを証明する書類が必要。戸籍謄本か住民票を出してください」と言われ、まったく知らなかった自分は「ホームページにそんなこと書いてなかったですよ」と訴えるが、「いえ、書いてますんで」と突き返された。あとで調べたら、必要書類情報の一番下のところに目立たないように書いてあった。(但し、「身分証明書」が必要なのはどこにも書いてない!)

自分は勘違いしていた。ビザの申請は「第三者でもOK」ではなく「原則、本人が来なさい。やむを得ず来れない場合は相応の代理人(家族内)じゃないとダメです」というものなのだ。ホームページの記載が目立たないのは、代理人を立てて個人で申請する人はあまりいないからかもしれない。思えば、窓口の人の反応もそんな感じだったな。

戸籍謄本は本籍地(東北)でないと発行できないので、自分を含めた全員分の住民票を両親が昼間、役所に行って発行してもらった。そして後日、それを受け取り再リベンジに挑んだ。(「【その2】」へ続く)

ブラジルのビザ取得が大変だった件。【その2】

ダイソンの掃除機修理に感動した件。

2016-10-25 09:00:00 | 日記


ダイソンの掃除機が壊れた。購入して2年と半年。

掃除機の電源を入れようとしたら、モーター部分から「ウ~ン」という聞き慣れない音が鳴り、吸引動作がまったく起きない。家の人間が水洗いしたダスト部分を十分に乾かさず装着したため、モーター部分に水滴が入ってしまった可能性がある。慌てて、保証書を探す。ダイソンのメーカー保証は2年であり、その保証期間は切れていた。当時、価格コムで最安値だったコジマネットで購入していた。しかも、5年の延長保証が無料でついていたため、それで対応することに。近所のコジマに持参するが、全額保証ではなく使用年数に応じた保証金額を一部コジマが負担するシステムとのこと。なので、その保証金額に収まらない場合は、こちら側の負担になり、有償での修理になる可能性もあるとのこと。見積もりは1週間後に出る、という言い方をされたため「仕方なし」と待っていた。
ところが、一週間を過ぎても、コジマから見積もりの連絡が入らない。「少し遅れているのだろう」と気にしていなかったが、10日後くらいに電話が入る。

「修理が終わりましたので、メーカー(ダイソン)から直接ご自宅に届けられます」とのこと。無償で修理が完了したらしい。見積もりから修理完了まで3週間程度と聞いていたので、その早さに驚いた。その翌日、ダイソンから修理された掃除機が届く。早速電源を入れて動作を確認する。当然、問題なく動いた。その後、ダストカップがまるごと新しくなっていることに気づく。中を調べたらフィルターも綺麗になっている。「え~そこまで交換してくれるの!?」と喜ぶ。もしやと思い、掃除機のヘッド部分を確認すると、何とヘッド部分もまるごと新品に変わっていた。2年以上使っていると、吸引の要となる回転ブラシ部分がボロボロになる。ブラシ部分だけでも交換したいと思っていたから、これは本当に嬉しかった。まとめるとモーター、ダストカップ(フィルター含む)、ヘッドと、吸引力に影響するすべてのパーツが新しくなっていた。使用感としては新品そのものだ。

家電メーカーの修理クオリティってこのくらい普通なのかもしれないが、とりあえずダイソンの手厚い修理にはすっかり感動してしまった。こうしたアフターフォロー込みで製品が高価格帯ということであれば納得である。これからはもっと丁寧に扱っていこうと思う。

ワウリンカが全米オープンで優勝した件。最高か。

2016-09-14 22:00:00 | 日記


スタンザマン、降臨。

日本時間で9月12日、一昨日の早朝に行われた2016年全米オープンの男子決勝、ジョコビッチVSワウリンカの一戦。
見事、ワウリンカが勝利し、全米オープンのタイトルを手にした。2014年全豪、2015年全仏、そして2016年全米と、1年おきに異なるグランドスラムのタイトルを獲得。ポーカーで例えるなら、ロイヤルストレートフラッシュのようなもの。凄すぎるぞ、ワウリンカ!!

微かな期待を持ちながらも「どうせジョコビッチが勝っちゃうだろう」と予想していたが、会社に到着し、ネットニュースを見ていたら「ワウリンカ優勝」の事実を知り、驚愕し、一気に舞い上がる。で、一昨日と昨日で、録画していた試合内容を一通り観終った。試合時間は約4時間。セットカウントは1-3。第1セットはジョコビッチがとったが、その後、ワウリンカが3セットを連取し優勝を果たした。

ワウリンカは序盤から準決勝の錦織戦の好調をキープし、ジョコビッチと互角に渡り合う。相変わらずワウリンカのミスが多いが、ジョコビッチもいつもの「精密機械」なプレイは鳴りを潜め、ショットに精彩を欠くシーンが目立った。オリンピックでの一回戦敗退からの不調をそのまま引きづっているようにも見えた。その後、1セット目からタイブレイクになだれこみ、最後はジョコビッチがポイントを連取、1セット目をとった。2セット目から、ワウリンカの逆襲が始まる。ジョコビッチとの長いラリー戦のすえ、ワウリンカが競り勝つシーンが頻発する。ジョコビッチの弓なりの返球に対して、直線のレザービームで返球するワウリンカ。ワウリンカが強打を次々と打ちこむが、ジョコビッチは拾って拾って拾いまくる。まさに攻撃力VS守備力。並みの選手であれば、ワウリンカの強打に返球もままならないのだが、ジョコビッチは体幹がめちゃくちゃしっかりしているので一見無理な体勢でも、しっかりと打ち返すことができる。さすがは絶対王者だ。2セット目の後半から3セット目の前半まで、非常に見応えのあるラリー戦が続いた。お互いそれぞれにビックプレーが飛び出す。この超一流の戦いぶりを見ていると、残念だが錦織はまだそのレベルに達していないように思える。

ワウリンカはミスが多い選手だ。なので、サービスゲームのときに、自身のミスによってブレイクの危機を迎えることが多い。実況していた松岡修造が言っていたとおり「崖っぷち大好き状態」である。ワウリンカが面白いのは、そうした自滅型でブレイクの危機を迎えても、そこからの粘りがハンパなく、まるで自ら好んで危機的状況を作って、そこからの集中力に賭けているようにも見える。追い込まれた土壇場でこそ、最大限の力を発揮できるプレーヤーなのだ。3回戦のエバンズ戦で相手にマッチポイントを握られたにも関わらず逆転勝利したのが象徴的だ。この決勝戦も同じで、何度もジョコビッチにブレイクチャンスを与えながらも、ことごとく逆転してキープを続けた。

その一方で、ジョコビッチはワウリンカにブレイクを許した。それがイコール、ジョコビッチの敗因に繋がるわけだが、具体的な要因として個人的に注目したのは、ジョコビッチの1stサーブの確率の低さだ。ワウリンカの弱点はミスとレシーブの2点。レシーブが他の上位選手と比べて巧くなく、深く返すことで精一杯であり、レシーブエースを決めることも少ない。なのでビックサーバー相手だと格下であっても苦戦することが結構多い。しかし、この試合ではジョコビッチのサーブの調子が悪く(ダブルフォルトもワウリンカよりも多かった)、セカンドサーブからのストローク戦が続いた。1stサーブによって大きく崩されることがないため、ワウリンカもジョコビッチと同じ体勢で打ち合いができるようになる。体勢を整えてからのワウリンカのショットはモノ凄いパワーだ。ジョコビッチもそのパワーには勝てない。そして、歴代最高と言われる殿下の宝刀、片手バックハンドがついに火を吹く。ジョコビッチの鉄壁の守備を打ち抜くその破壊力に惚れ惚れする。鮮やかにそして豪快にウィナーを決める気持ち良さったら堪らない。守備力を圧倒する攻撃力、それこそがワウリンカの最大の魅力だ。

2セット、3セットをワウリンカがとったあと、4セット目でジョコビッチが負傷による治療休憩をとる。ワウリンカに走らされた代償か、足のマメ、あるいは爪が剥がれて流血を止める処置が施された。痛みと違和感からかジョコビッチの動きが明らかに鈍くなる。ワウリンカの勝利は途中から明白になった。といっても勿論、ワウリンカの勝利はジョコビッチの調子が悪かっからではない。ワウリンカがチャンピオンにふさわしいプレイをしたからに他ならない。

昨年の全仏オープンの決勝。メンタル、フィジカルともに全く隙がなく生涯グランドスラムがかかったジョコビッチに対して、空気を読まず一蹴してしまった、あの神ゲームには及ばないものの、最高に興奮した試合だった。奇しくも同じ1-3での逆転勝利だった。

ネットニュースの記事を見て驚いたのが、ワウリンカが参加したツアーのうち、決勝まで行った試合ではこの試合を含めて11連勝中とのこと。要は大舞台にすこぶる強く、勝負強さという点では間違いなく現役選手イチだろう。その反面、しょーもないところで早々に負けることがそれ以上に多い。一点集中型であり、そのスタイルはギャンブラーのようでもある(本人が狙っているわけではないと思うが)。彼が試合後の記者のインタビューに対して「自分はビッグ4の中にまだ入れない」と言うのはごもっともな解釈だと思う。安定的に上位成績を収める(収めてきた)ビッグ4とはまったく異質なプレイヤーであり、そこにワウリンカの個性があるのだ(勝手な決め付けだけど)。ワウリンカは孤高の戦士であってほしい。

こうなると当然、最後の1つ、全英のタイトルに期待がかかるが、個人的にはさすがに無理だと思う。相手は「芝」だ。彼のプレイスタイルでは最も苦手と思われる。万一、その偉業が成し遂げられることがあれば、間違いなく彼はテニス界の伝説となるだろう。記録よりも記憶に残る無二のプレイヤーとしてだ。

それにしても、試合中にカメラで抜かれるワウリンカのパパが癒し系で可愛いな。彼の妹たちも顔がそっくりで可愛い。

来月開催される楽天オープンではワウリンカが来日するとのこと。おかげで、その試合を放送するWOWOWを今月で解約することができなくなった。あと、彼のスポンサーであるヨネックス、早く「スタンザマン」Tシャツを販売してくれ!


錦織とワウリンカの全米オープン準決勝を観た件。

2016-09-10 11:45:15 | 日記


2016年、今年のテニス全米オープン。
錦織とワウリンカが準決勝で相まみえるということで、観ないと後悔すると思い、前日の深夜に急遽WOWOWに加入した。WOWOWの放送予定コンテンツを確認したところ、興味を引くコンテンツが何もなかったが(海ドラのラインナップが酷い)、約2500円の観戦料と考えれば高くない。

日本時間で7時半ごろから試合が始まって、先ほど試合が終わった。
結果はセットカウント1-3でワウリンカの勝利。

1セット目は錦織が圧倒していたため、錦織の勝利と思われたが2セット目以降から逆転された。ワウリンカファンであるが、相手は錦織なので手放しでは喜べない。

第1セットは6ー4で錦織がとる。結果だけみると僅差のように見えるが内容は錦織の一方的な展開。ワウリンカの弱点であるレシーブの弱さとエラーが頻発。その反面、錦織はほぼ完璧なプレイを見せる。ストローク戦は完全に錦織が支配していた。すべてのストロークに力みがなく、ワウリンカの深い位置にボールを打ち返す。ワウリンカはその猛攻にエラーを繰り返す。第1セットは完全に錦織が優勢だった。

第2セットは5ー7でワウリンカがとる。ようやくワウリンカの調子が良くなり、ショットに鋭さが戻る。ワウリンカの凡ミスも少なくなり、ラリーが続くようになる。ストローク戦ではワウリンカが押し始める。会場の高温が両者の体力を奪っていき、錦織にもミスが目立つようになる。ファーストサーブの確率も下がり始める。

第3セットは4ー6で引き続きワウリンカがとる。錦織の動きが鈍くなる。疲労の色が濃厚に。エラーの数がついにワウリンカを逆転する。途中、雨になり、ルーフが締まり、10分程度の休憩を経て、錦織の動きが復活したように見えたが、後半につれてワウリンカのパワーが錦織を圧倒する。錦織の浅くなった返球が、ワウリンカのウィナーの餌食になる。

第4セットも2ー6でワウリンカが圧倒し、決着がつく。序盤からワウリンカが「ゾーン」に入る。2ゲーム目、錦織のサービスゲームをラブゲームでブレイクしてしまう。手がつけられくなり、昨年の全仏決勝に近い強さをみせる。サービスゲームでダブルフォルトを連発するなど、ワウリンカのミスも目立つが、ストローク戦では引き続きワウリンカが錦織を押し込む。ワウリンカへの返球がアウトか、ネットを超えない。最後のポイントも錦織のミスによるものだった。

試合時間は3時間ちょっと。序盤は錦織の勝利を強く感じたが、ワウリンカの壁を超えることができなかった。ワウリンカファンとしては随所に彼の強烈バックハンドが見られてよかった。
決勝の相手はジョコビッチ。当然、ワウリンカの勝利を熱望するが、またいつものとおり余裕で負けそうな感じがする。試合時間が日本時間で月曜日の午前中というのが残念。会社休めないしな。。。

プロ格闘ゲーム観戦にハマっている件。

2016-07-28 08:00:00 | 日記


子どもの頃、ゲーセンに行って格闘ゲームの様子を後ろからよく観ていた。自分がやるよりも巧い人のプレイを観るのが好きだ。

もう3ヶ月近く前になるが、BSスカパーで千原ジュニアがMCをしているバラエティ番組「ダラケ」で、「プロ格闘ゲーマー」ダラケが放送されていた。同番組は地上波では放送できないキワドいテーマを扱うことが多いので、「ゲーム」という平凡なテーマに最初は関心がなかったものの、いざ観てみたら面白くて、子どもの頃の記憶が蘇り格闘ゲーマーの世界にすっかりハマってしまった。最近はほぼ毎日のように寝る前、Youtubeにてプロ格闘ゲーマーの過去の試合のアーカイブや、直近のプロツアーの動画を漁っている。

プロ格闘ゲームもいろいろあるが、自分は最も競技人口が多い「ストリートファイター」を観ている。現在、プレイされているのは今年にリリースしたばかりの「ストリートファイターV」だ。「ストツー(Ⅱ)」で馴染みがあるが、今はシリーズ5作目に突入している。プレイシステムも進化していて、必殺技を繰り出せるゲージによって、一発逆転が可能なダイナミックな試合展開を楽しめるようになっている。

昔からウォッチしているプロテニスの世界と同じように、格闘ゲーマーにも年間のツアーが組まれていて、世界各地で行われる大会ごとにその戦績によってポイントが与えられる。これまたプロテニスと同じように、大会によってグレードがあり、獲得できるポイントや賞金も変わってくる。なので大きい大会になればなるほど参加人数も増える。直近の大会だと、先々週にアメリカのラスベガスで開催された「EVO2016」で参加人数、約5000名という規模で行われた。この大会はどうやらプロ、アマを問わず、腕に覚えがある人たちが一攫千金(?)を目指し、参加していた模様だ。ベスト8までの予選リーグは2ゲーム先取で行われるので、あっという間に終わり、強豪といわれるプレイヤーが予選で敗退することもしばしばだった。ベスト8の決勝リーグは大きなスタジアムで行われ、日本では考えられないような盛り上がりを見せた。

そもそもプロとアマの区別については明確な定義があるわけではないようだが、現在、日本の最高ランカーである「ときど」選手いわく、「ゲームだけで生計をたてている」人がそれに当たるらしい。それでいうと大会の賞金だけでは食べていけないので、他のプロスポーツと同様に、企業とスポンサー契約を結んでいる人が多いみたいだ。そのスポンサー企業の多くは名前を知らない企業で(知っているのは「レッドブル」くらい)、調べてみるとゲーム機器や通信機器メーカー、動画配信事業者などである。

「ストリートファイター」の魅力は、多様なキャラクターが多様なプレイヤーでプレイされることだ。いろんな特性をもったキャラがいて、同一キャラで被ってもプレイヤーによって戦い方が違うので面白い。当然、プレイヤーによっても特性があり、それぞれが「持ちキャラ」を持っている。プレイヤーが先か、キャラクターが先かで分かれるが、ニワカファンである自分は後者に近い。特別に好きなキャラがいるというのではなく、オールラウンドに強い「リュウ」と「ケン」は観ていて面白くないので、それ以外のキャラを扱うプレイヤーを応援している。

「ストリートファイター」の発祥は日本ということで、日本のプロゲーマーは世界的に有名な選手が多い。実際に多くのツアーで上位成績や優勝を収めるのは日本人選手であることが多く、直近の「EVO2016」でもベスト8中、6人が日本人選手だった。それだけみると他のスポーツでいう「柔道」に近いイメージを持つが、完全なアウェイである海外で、日本人選手が人知れず活躍し、外国人の観客たちを熱狂させている姿は観ていて清々しいものだ。また日本人の選手の多くが「オタッキー」な感じが良い。強そうじゃないのに強い、自分はそのギャップに萌える。シュッとした日本人が強くても観ていてカタルシスがないので、扱うキャラが「リュウ」や「ケン」であることも理由だが、プロの第一人者である「梅原」選手や「ときど」選手、「ももち」選手らの活躍にはさほど関心がない。自分が応援するのは、黒髪で小柄でメガネな男子プレイヤーである。

自分は勝手に、プロ格闘ゲーム界の「メガネ三銃士」と名付けている3人に注目している。

まず1人目は、年間の大会の中で最も大きい「カプコンカップ」で昨年梅原選手を決勝で破り、見事優勝した「かずのこ」選手だ。現在の「ストリートファイターV」では「キャミー」を持ちキャラにしている。その知的な外見とは裏腹に、相手の防御を「突き」と「投げ」の2択でこじ開けるかなりの剛腕ぶりの持ち主だ。間合いのヨミの鋭さがあってのことだが、観ていて痛快で気持ちよい。

2人目は世界最強の「ミカ」使いとして名を馳せる「ふ~ど」選手だ。接近戦でしか強さを発揮できないプロレスラータイプのキャラを扱うが、「反応の神」と言われる持ち前のテクで安定感のある勝率を誇る。先の「EVO2016」では堂々の準優勝。おそらく現在の世界最強のプレイヤーである韓国の「インフィルトレーション」選手(テニスでいうジョコビッチ)を追い詰めたゲームに熱狂した。

3人目は「春麗」使いの「GO1」選手である。勝手な偏見であるが、最もオタクらしいルックスのプレイヤーだ。もともと他の格闘ゲームで活躍していた選手で、ここ最近から「ストリートファイター」に本格参戦しているとのこと。彼のプレイスタイルは、「攻撃こそ最大の防御」と言った具合でとにかく攻撃の手を緩めない。攻撃スピードの早い「春麗」との相性は良いようで、先の「EVO2016」では並みいるビックネームをことごとく破り、ベスト8に進出した。

なお、この3人は大会以外ではほとんど接点がないみたいなので、自分の勝手な括りである。
他に好きなプレイヤーとしては、シンガポールの選手で「ファン」使いの「Xian」などがいる。「ファン」みたいな変形キャラが「リュウ」や「ケン」を圧倒するとテンションが上がる。

いろんな大会の動画を観て思うのが、プロ格闘ゲームの世界にも、他のスポーツと同様に「スポーツマンシップ」が根付いている点である。ゲームの世界でもあくまで「格闘」なので、互いを敵視するスタンスかと思っていたが、試合前ではお互いニコっとして握手を交わし、試合中も親指を突き立て「グッド(ナイス)」のポーズで互いの健闘を讃え合っている。前のプレミア大会の決勝で、「インフィルトレーション」選手と「ときど」選手の対戦になったとき、それまでの2大会連続で「インフィルトレーション」選手に負け越していた「ときど」選手が見事、その雪辱を果たしたゲームであったが、その戦いぶりもさることながら、押されていた「インフィルトレーション」選手が「素晴らしい戦いぶりじゃないか!」と言わんばかりにグッドポーズをとっていたのが印象的だった。勿論、プロとして「絶対に勝つ」という負けん気は100%なのだろうけど、相手選手への敬意を忘れない空気がとても良いな~と感じる。

自分だけではなく、プロ格闘ゲームは現在ブームの兆しがあるみたいで、「ダラケ」も前回の放送の反響を受け、今週の木曜日にスピンオフ企画として「ダラケカップ」が放送されるらしい。自分の好きな「かずのこ」選手と「ふ~ど」選手も登場するので楽しみである。

格闘ゲームの市場は完全に男性向けだと思うが、まだまだ規模が大きくなるマーケットだと思われる。そのうち、マツコの知らない世界で取り上げられそうな気がする。その場合、案内人はやっぱ梅原氏になるのだろう。

日本のTVドラマに最近ハマっている件。

2016-04-26 08:00:00 | 日記
海外ドラマの面白さを知って以降、日本の連続ドラマを見なくなって久しかったが、今年より3本の日本のドラマにハマっている。日記として感想を残しておく。

『真田丸』(NHK大河ドラマ)
歴史マニアの三谷幸喜が描く戦国時代劇ということで、第一話から見ているが、4か月後となる現在でも毎週楽しみにして見ている。大河ドラマを見るのは「龍馬伝」以来だ。魅力は何と言っても個性豊かなキャラクターたち。主人公の堺雅人演じる真田信繁(幸村)よりも、周りの脇役たちの方が見ていて引きつけられる。草刈正雄演じる真田昌幸を筆頭に、内野聖陽演じる徳川家康、藤岡弘演じる本多忠勝、高嶋政伸演じる北条氏政、遠藤憲一演じる上杉景勝、村上新悟演じる直江兼続、小日向文世演じる豊臣秀吉、山本耕史演じる石田三成など、名だたる武将たちの個性をデフォルメしたとも思える明確さがアンサンブル劇として威力を発揮する。とりわけ、ユーモアとシリアスを自在に操れる内野聖陽と小日向文世のパフォーマンスが見事。一方で、現代的なキャラにも映る長澤まさみ演じるキリの存在がいろんな場面で水を差してしまうのが勿体ない。劇中使われる時代言葉も興味深く「さなだあわのかみのこせがれにございまする」とか、その言い回しがいちいちクセになってしまう。当面の楽しみは、現在、秀吉が全幅の信頼を寄せている千利休を見限るまでの過程を本ドラマでどう描くかだ。主人公の真田家よりも他武将の動向が気になってしまう。これもこのドラマの魅力だ。

『ゆとりですがなにか』(日テレ)
ゆとり世代の3人が織りなす騒動記。ありそうでなかったテーマのドラマだ。ゆとり教育の偏見と実態の両面を描いているのが良い。演出は映画監督としてのイメージが強い水田伸生、脚本は宮藤官九郎。主人公の3人はゆとり教育のギリ最前期の人であり、常識と社会性を持っているけれど自立した人間として脆さが拭えない。現在自分が勤める会社では新卒を採用していないので、ゆとり世代と接触する機会はほとんどないが、稀にあったのが典型的な出来事だった。派遣で入ってきたゆとり世代の男の子が、普通にコミュニケーションをとれていたように思えたが、一日で来なくなってしまった。それも連絡なしでだ。他にも、別部署で働くゆとり世代の正社員の女子と関わった際、優秀で仕事もできるのだけれど、「あれ?」と突然、礼儀や責任感を疑ってしまう言動を目撃したりした。「ゆとり世代だから」というより個人の問題のような気もするが、自分はすっかり偏見にまみれてしまった。。。。そんなゆとり世代への偏見を凝縮したキャラとして登場し、「ゆとりモンスター」を演じる太賀が絶品(笑)。彼の圧倒的な怪演が本作の最大の見どころといえる。また、性格俳優としてキャリアを突き進んでいる柳楽優弥のパフォーマンスも印象的で、「おっぱい、いかがすかぁ~?」の収まりの良さに爆笑する。水田伸生の演出は映画よりも冴えているような。。。

『昼のセント酒』(テレビ東京)
「孤独のグルメ」の原作者久住昌之の同名漫画のドラマ化。営業をサボって昼間の銭湯&ビールを楽しむ男の話。前職で営業をやっていた自分には「あるある」な話のオンパレード。営業成績が上がらない中、とりあえずアポを取りまくって、同じ調子の営業トークを繰り返していた新人時代を思い出す。当時、車での地方営業で割と時間を自由に使えていたので、サボっていたこともしばしば。。。本作の主人公と同様に「世の中の皆々様が汗をかいて労働に勤しんでいる中、自分は~」という背徳感と優越感はとてもとても共感できる。そして入浴時の「申し訳な~い」の決め台詞と、必殺の「ノーリターン(会社戻りませんので)」に毎回ニヤけてしまう。毎回登場する実在の銭湯レポートは興味深く、今や絶滅危惧となっている銭湯の魅力を再発見するドラマのスタンスが好印象だ。あと、共同浴場ならではのマナーについても、さりげなく言及してくれるのも良い。現在、通っているジムではかけ湯しないで浴槽に入る人や、浴槽内で顔をブルブル洗う人、結構いるんだよな。。。ひとっ風呂浴びたあとのビールの旨さはひとしおで、ドラマはその描写をケレン味たっぷりに映像化する。主演の戸次重幸がダメ営業マンを好演。毎回描かれる入浴シーンでの彼の裸が非常に綺麗であり、目指すべき中年男子の体系といえる。もっと体を絞らねば・・・・。

海外ドラマ同様、日本のテレビドラマも少しずつ進化してるのかな。。。

4Kテレビをついに購入した件。

2016-04-14 08:00:00 | 日記


4Kテレビをついに購入した。
自宅のリビング用に置いていた10年物の日立のプラズマTV「wooo」が映らなくなったからだ。すぐに新しいテレビを買いたいと思ったが、「どうせ買うなら良いものを」と「一番安い段階で買いたい」という思いから、購入まで3週間近くかかった。

どの製品が良いかを検討するのに、真っ先に調べたのは「価格コム」だ。テレビは絶対ソニーと決めていたので、売れ筋と満足度から早々に2機種に絞られた。「BRAVIA KJ-55X8500C」と「BRAVIA KJ-55X9300C」だ。あとは、実際に家電量販店に赴き、店員の説明と実機を見てからどちらかに決めることに。渋谷のYAMADA電機に行き、店員に話を聞いた。店員が薦めるのは「BRAVIA KJ-55X9300C」。映りも音質も全然違うとのこと。実際モノをみて、他のメーカーのテレビと比べても段違いに映りがキレイだったので、少々金額が高くなるが「BRAVIA KJ-55X9300C」に決定する。

次にどこで買うかだ。直近で高額家電を購入したのは洗濯機で、そのときは池袋のYAMADA電機でネット通販最安値での購入に成功していた。その経験を頼りに、銀行で金を下ろし「いざ!」と、同じく池袋のYAMADA電機に赴くが、完全に値段交渉に失敗する。リモコンを操作し「この人は購入する確度が高い」と踏み、店員が何度も声をかけてくるが、一様に「現金値引きは一切しない」とのこと。YAMADAのポイントカードを持っていない自分はポイント還元はそもそも眼中になかったが、ポイント還元を見越してもネット通販のほうが安い。また、通販では別途料金がかかる延長保証を含めてもYAMADA電機よりも安かった。YAMADA電機はネット通販との競合を無視することにしたのだろうか。早々に店頭購入を諦め、ネット通販の最安値で購入することに。

ネット通販の底値は230,000円だった。最安値を提示しているショップは全部クレカ決済はNG。クレカ決済でのポイントは諦めるとして、少しでも安い金額で購入しようとしばらく様子を見ることに。そして先週、次のソニーBRAVIAの新型が発売されることが発表されたタイミングで値段が下がり最安値を更新、225,000円に。目をつけたショップの延長保証料金も安かったので即購入。しかも入金後の2日後に到着するというスピード対応だ。ネット通販で有名な「PCボンバー」は配送物が大きいため1週間以上かかると表示されていたが。。。

で、先週の土曜日に自宅に到着。デカイ。そして重い。Youtubeにて開封・組み立ての動画がアップされていたので、見ながら組み立てる。組み立て・配線に1時間、初期設定に3時間以上。AndroidTVということでソフトウェアの更新にめちゃくちゃ待機時間がかかった。ネットはWifiで設定。少々手間取ったが問題なく通じた。「ホーム」ボタンで、スマホと同じようにいろんなアプリをテレビで楽しめる仕様であるが、アプリというものを日頃から使わない自分にとってはまるで無用だった。メリットを感じたのはYoutubeをテレビで見られるくらいか。良く視聴している猫の「まる」の動画を55インチの鮮明画面で見られるのは良かった。あとは、音声認識検索の精度に結構感動。NETFLIXのボタンはハード視聴しているので非常に便利だ。

画質と音質を映画のブルーレイで試してみる。
画質を確認するため「マッドマックス 怒りのデスロード」と「シングルマン」を流してみた。両作品も鮮烈な色彩美を堪能できるが、その発色は目を引くほどに素晴らしいものの、近くでみると画質が粗く見える。これはテレビのせいではなく、ブルーレイ画質が従来の1K仕様だからだ。つまり、4Kの実力を知るためには、4Kの映像でないとダメということだ。まーそれでも十分過ぎるくらい綺麗だけれど。


「サイコーな日だぜ」のニコラス・ホルト。


「自分は孤独を感じます」のニコラス・ホルト。

次に音質だ。「セッション」で試してみる。先の「マッドマックス~」で重低音を確認したが、画面のサイドにスピーカーが主張して搭載されているが、思いのほか響かない。前評判とおり、低音は不得意のようだ。「セッション」では高音を試す。っといってもドラム音なのだが。。。。結果はまずまずだが、音の抜けというか、音がクリアであることは間違いなさそう。それにしてもセッションのラスト9分の覚醒シーンは何度見てもアガる。いずれにせよ自分の部屋のBRAVIAの音質とは段違いで、映画鑑賞も十分に楽しめる音質であることがわかったので良かった。


ニセコボーイズが再登場してくれた件。

2016-03-25 09:00:00 | 日記
このときを待っていた。
今週月曜日に放送された「Youは何しに日本へ?」で3年ぶりに「ニセコボーイズ」が登場してくれた。同番組の中のキャラクターの中でもレジェンド中のレジェンドである。MCバナナマンの「お待っとさんでした!!」の振りに共鳴する。

最近の「Youは何しに日本へ?」には物足りなさを感じていた。日本人との微笑ましい交流ものが多く、遠回しに「日本礼賛」(ありがち)に結び付けたような企画が目立つ。自分はこの番組に登場する「You」を通して、日本人の感性を超えた個性と世界に出会いたいのだ。その魅力の象徴といえるキャラクターが「ニセコボーイズ」である。

ニセコボーイズのコンビ、アーランドとオイスティン。
アーランドは3年前の予告通り、現在ヨットで世界を一周中。短髪で清潔感のあった青年が今は長髪と髭をたくわえ、ワイルドな姿になっている模様。一方、リアル破天荒でヤバイほうのオイスティンは前回に引き続き学生中で、今年の夏に大学を卒業するとのこと。相変わらずひょうひょうとしている。彼らのペット「チキンペット」も健在だったのが嬉しい。鶏って羽があんなに生え換わるのね。。。。

今回の密着では、オイスティンと新たに加わった友人2人との、森でのアウトドアに番組スタッフが同行した。零下の世界で枯れた木を切り、ささやかなキャンプファイヤーをする。お昼ごはんのホットドッグから、いきなり夕飯のハンバーガーに移るので、編集で結構カットしたものと思われる。フライパンの上でじゅうじゅう焼ける冷凍パテを見て、たき火を使った料理って良いなーとしみじみ思う。今回の個人的なハイライトはテントなしでの寝袋就寝だ。しかも、なぜか裸で寝袋に入る。確実に凍死する気温なのだが、自然と肉体をできるだけ密着させることが彼らの流儀なのだろうか。彼らのスタイルはブレない。そして、ニセコでのテント生活が朝飯前であったことが証明される。

翌朝、彼らは問題なく起きる。そして、前日から目をつけていた凍った湖に穴を開けて寒中水浴に望む。ぶ厚い氷に穴を空けるのに想定以上に苦労しているようなので、今回については完全に番組用のパフォーマンスだと思われた。まーそれでも凄いのだけれど(笑)。オイスティンは相変わらず「汗かいちまうぜ」のコメントを連発。その強がり(?)含めてナイスキャラなのだ。

今回の取材はその内容よりも、世界一周渡航中のアーランドとオイスティンが日本で合流し、再びニセコに赴くという次回への前フリとしての役割が大きい。もう期待せずにはいられない。1つ懸念しているのは彼らが日本で人気者になってしまったがために、「指差しボーイズ」のように日本での過剰接待に甘んじることである。おそらくニセコボーイズたちは我流を通してくれるだろうけど。彼らを日本で目撃する人たちはそっとしておいてほしい。

そういえば、「You」のその後を追う企画として正月特番では「マーティンさん」の結婚が取材されていたなー。個人的には彼らと双璧をなすインパクトを残した「自転車一家」の後追い企画を熱望。小さかった子どもたちは大きくなっていることだろう。今も一家で世界を旅しているのかな。

キネ旬でマッドマックスが1位をとった件。

2016-02-16 22:00:00 | 日記
もう1カ月以上前になるが、2015年の第89回キネマ旬報ベスト・テンが発表された。

http://www.kinejun.com/kinejun/best10/tabid/64/Default.aspx

そして、その掲載号となる最新号を先週購入したので記録として残しておく。



年に一度、このベストテンの掲載号と、昨年より別紙扱いとなってしまった総括号を購入することにしているが、今回が非常に特別な号となった。

理由は1つ、昨年、日本の映画ファンを熱狂させた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が、キネマ旬報のベストテンで1位になったということだ。この映画の芸術性を考慮すれば当然の結果であるものの、まさか「キネマ旬報」でNo1を取るとは夢にも思わなかった。キネ旬の選考者は映画評論家や映画ライターで構成されており、映画監督として活躍するクリント・イーストウッドを神格化している特徴がある。イーストウッドが監督した映画であれば、否応なしにNo1をとるのがいつものお約束。昨年のアカデミー賞で作品賞にノミネートされた映画「アメリカン・スナイパー」だ。赤ちゃんに人形を使ってようが、選考委員のイーストウッド人気は揺るぐことはなく、No1は決まったも同然だった。その座を堂々「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が奪ったのだ。痛快(とはいえ、それでも2位は「アメスナ」であるが)。日本の映画評論家という人達も「マッドマックス~」を支持するしかなかったのだろう。

そして、もう1つ。「キネマ旬報」と対極をなす映画雑誌「映画秘宝」でも「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がNo1を獲得。この結果は案の上だが、結果として「キネマ旬報」と「映画秘宝」のNo1が一致することになった。これは奇跡に近く、おそらく最初で最後の事態だろう。「マッドマックス~」ファンとしては興奮せざるを得ない。思わず記念撮影をしてしまう。



ちなみに「キネマ旬報」と「映画秘宝」のトップ10を比べると以下のとおり。

【キネマ旬報】
1位 マッドマックス 怒りのデス・ロード
2位 アメリカン・スナイパー
3位 アンジェリカの微笑み
4位 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
5位 黒衣の刺客
6位 神々のたそがれ
7位 セッション
8位 雪の轍
9位 インヒアレント・ヴァイス
10位 おみおくりの作法

【映画秘宝】
1位 マッドマックス 怒りのデス・ロード
2位 キングスマン
3位 セッション
4位 グリーン・インフェルノ
5位 ジュラシック・ワールド
6位 野火
7位 ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション
8位 ナイトクローラー
9位 007 スペクター
10位 ジョン・ウィック

2位以降は、両紙の色が明確に出ている。そのなかで「セッション」が両紙から選出されるという快挙。なお、「セッション」についてはキネ旬の読者選出では堂々の1位&監督賞(デミアン・チャゼル)を獲得。大納得である。

全米映画俳優組合賞が発表された件。

2016-02-02 01:49:16 | 日記


アカデミー賞の行方を占う意味で最重要と位置付けられる全米映画俳優組合賞が29日に発表された。
予想困難と思われた賞レースだが、ここに来て鮮明に見えてきた。但し一部を除いて。。。。
それにしても、今年のアカデミー賞候補の批判の的となっている人種問題。その反動がやや行き過ぎ(笑)。

【映画部門】

キャスト賞 「スポットライト 世紀のスクープ」
主演男優賞 レオナルド・ディカプリオ 「レヴェナント: 蘇えりし者」
主演女優賞 ブリー・ラーソン 「ルーム」
助演男優賞 イドリス・エルバ 「ビースト・オブ・ノー・ネーション」
助演女優賞 アリシア・ヴィキャンデル 「リリーのすべて」

この結果を受け、ディカプリオ、ラーソンに加えて、ヴィキャンデルの助演女優でのオスカー受賞がほぼ確実になった。その一方で、逆に予想が難しくなったのは、助演男優賞だ。アカデミー賞にノミネートされなかったイドリス・エルバが受賞!「ビースト・オブ・ノー・ネーション」での彼のパフォーマンスは圧巻の一言で納得の受賞という感想だが、最有力とされたマーク・ライランスが受賞を逃したのは、オスカー候補者における「有色人種の候補者なし(すべて白人)」という批判の反動だろう。自分が思うにイドリス・エルバがオスカー候補に入らなかったのは、彼自身の問題ではなくNETFLIX(反映画興行会社)が製作した映画に出演したことが一番大きいと考える。なので、引き続き、マーク・ライランスのオスカー受賞は揺るがないと思うが、ライランスVSスタローンの勝敗は果たして。。。
また、「スポットライト 世紀のスクープ」がキャスト賞を受賞したことで、作品賞受賞が濃厚になってきた。

【テレビドラマ部門】

男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) イドリス・エルバ 「刑事ジョン・ルーサー」
女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) クイーン・ラティファ 「Bessie(原題)」
アンサンブル演技賞(ドラマ部門) 「ダウントン・アビー」
男優賞(ドラマ部門) ケヴィン・スペイシー 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
女優賞(ドラマ部門) ヴィオラ・デイヴィス 「殺人を無罪にする方法」
アンサンブル演技賞(コメディ部門)  「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」
男優賞(コメディ部門) ジェフリー・タンバー 「トランスペアレント」
女優賞(コメディ部門) ウーゾ・アデューバ 「オレンジイズニューブラック」

テレビドラマ部門でも、アカデミー賞の反動で人種の多様性を肯定する気運が如実に出たようだ。イドリス・エルバは映画部門と合わせて二冠の快挙!!受賞作の大半が日本でも馴染みのあるドラマ、キャストが揃った。ヴィオラ・デイヴィスと、ウーゾ・アデューバは2年連続の受賞。あと、ケヴィン・スペイシーも。「ハウス・オブ・カード」のシーズン3はいったいいつになったら日本でリリースしてくれるのだろうか。DVDでも良いので早くリリースしてほしい。

第73回ゴールデン・グローブ賞の結果。

2016-01-12 21:00:00 | 日記
昨日、第73回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が開催された。休日だったので自宅でゆっくり見たかったのだけれど、最悪なことに休日出勤だった。なので、結果しかわからなかったのだが、雑記として主要部門の受賞結果をまとめてみる。

まずは映画。

【映画の部】

<ドラマ部門>
◆作品賞 「レヴェナント:蘇えりし者」
◆主演男優賞 レオナルド・ディカプリオ(レヴェナント:蘇えりし者)
◆主演女優賞 ブリー・ラーソン(Room)

<コメディ/ミュージカル部門>
◆作品賞 オデッセイ
◆主演男優賞 マット・デイモン(オデッセイ)
◆主演女優賞 ジェニファー・ローレンス(Joy)

<共通部門>
◆監督賞 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(レヴェナント:蘇えりし者)
◆助演男優賞 シルヴェスター・スタローン(クリード チャンプを継ぐ男)
◆助演女優賞 ケイト・ウィンスレット(スティーブ・ジョブズ)

最大のサプライズは何といっても「レヴェナント:蘇えりし者」の三冠。昨年オスカーに輝きながらも、本賞でイニャリトゥに監督賞を与えなかったことを後悔したのだろうか。ファンとしては嬉しい結果だけど。その一方で、作品賞濃厚とみていた「スポットライト~」は総スカンを喰らった。ケイト・ウィンスレットの助演女優賞も驚き。ダブルノミネートを果たしたアリシア・ヴィキャンデルは無冠でちょっと可愛そう。他の受賞結果は順当といったところだ。

【TVドラマの部】

<ドラマシリーズ>
◆作品賞 「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」
◆主演男優賞 ジョン・ハム(MAD MEN マッドメン)
◆女優賞 タラジ・P・ヘンソン(Empire 成功の代償)

<コメディシリーズ>
◆作品賞 「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」
◆主演男優賞 ガエル・ガルシア・ベルナル(モーツァルト・イン・ザ・ジャングル)
◆主演女優賞 レイチェル・ブルーム(Crazy Ex Girlfriend)

<共通部門>
◆助演男優賞 クリスチャン・スレイター(MR. ROBOT/ミスター・ロボット)
◆助演女優賞 モーラ・ティアニー(アフェア 情事の行方)

TVドラマの受賞結果もなかなかのサプライズ。並みいる(?)タイトルを押しのけ、ドラマシリーズで「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」、コメディシリーズで「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」が作品賞に輝く。両作ともAmazon製作のドラマだ。どっちも視聴済み。「ミスターロボット」はスケールの大きいドラマなんだけど、ストーリーテリングに引力がないんだよな。編集、演出の部分ではキラリと光るものがあるけど、肝心の脚本がいささか弱い。「ハッキング」というプロットがとても面白いだけに惜しい。個人的にはエミー賞同様「ゲーム・オブ・スローンズ」が受賞して然るべきだったと思う。「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」は自分も好きで確かに面白いんだけど、作品賞に相応しい器かというと疑問。個人的はやっぱり「ベター・コール・ソール」に受賞してほしかった。というか、作品賞にノミネートすらされていないですけど。。。作品賞はさておき、見事なコメディ俳優ぶりを魅せたガエル・ガルシア・ベルナルの受賞は素直に嬉しかった。

週末に録画したやつを観ることにする。

今さらながら「火花」を読んでみた件。

2015-11-28 09:00:00 | 日記
今さらながら、今年の時代の流行に乗ってピースの又吉が芥川賞を受賞した「火花」を読んでみた。

選考委員に書評や同時受賞となった「スクラップ・アンド・ビルド」も合わせて読める文藝春秋を購入した。

売れない漫才芸人「徳永」と、彼が師と仰ぐ先輩芸人「神谷」の、「笑いとは何か」「芸人とは何か」を語り合う日常を描く。
自分がよく見ている「アメトーク」や「ロンドンハーツ」などのバラエティ番組で目立つのは、「芸人」そのものをコンテンツとして発信している点だ。そこで重宝され、笑いを供給しているのは、「ネタ」ではなく、キャラクターの面白みから発生する「トーク力」や「リアクション力」である。ネタ番組がすっかりなくなった昨今においては、面白い個性があって、面白い表現ができる芸人が売れると思われる。当然、運とタイミング次第ではあるけれど。

この本で描かれる芸人論は売れるための芸人論ではないため、方向性は少し違うが、芸人としての生き様にフォーカスしている点でそれなりに親和性があるように思えた。
徳永と神谷は、他事務所同士という特異な師弟関係であり、彼らが目指す芸人像は自分がイメージするものと異なった。2人ともプロの芸人として、当然ながら芸人で食べていける、売れることを目標としているが、本作はそこをゴールとしていないようだ。先輩の神谷は「笑いはこうあるべき」「芸人はこうあるべき」と自身の理想論を確立していて、それに惹かれた徳永は何よりも神谷に自分の笑いを評価してもらうことに執着する。芸人のリアリティを描こうとしているのではなく、笑いを通じて、人間の特異なあり方を表現しているようだ。本作で描かれる芸人たちの現状実態はスンナリ理解できるものの、本作で語られる芸人論を読んで共感できる芸人はあまりいないのではないかと思う。この物語は想定以上にファンタジー色が強かった。

では、本作が面白かったかどうかと聞かれると微妙だ。少なくとも「読まずにはいられない」という読書体験は得られず、せっかく購入したのだから最後まで読み切ろうというモチベーションだった。普段、まったく本を読まない自分は活字を追いながらイメージ化するのに結構な時間を要したが、それでもその文体の美しさ、想像力を刺激する描写力は、さすが芥川賞と感じられた。但し、その内容は手放しで面白いと言えるものではなく、前半から終盤までの7~8割は、神谷と徳永が語り合う、芸人論という理屈の捏ねまわしで占められる。その間は展開の変化は少なく、理解できるものの共感性は低い芸人論であるため、中盤から飽きてくるのだ。主人公たちの成長とともに、「売れる」「売れない」の明暗か出てくる終盤から興味が盛り返してくる感じだ。
結末は正直腑に落ちなかった。理屈屋で、芸人理想論を掲げてきた神谷が、「売れる」ためにまさかの奇行に走る。そして、それをブザマに悔むのだ。一気に物語の色合いがシュールになる。この終わり方が正解だったのかは甚だ疑問で、もっとエモーショナルな結末にしてくれたほうが良かった。

「火花」は、ネットフリックスでドラマ化されるらしい。全10話ということだが、ストーリー自体の面白みに本作の魅力は薄いと感じるので、かなり脚色しないと映像作品として成立しないと思う。各話の監督には映画監督が名を連ねており、その中にはファンである沖田修一監督も含まれ、なんやかんやで期待して観てしまうのだと思う。

楽天オープンでワウリンカが優勝した件。

2015-10-11 16:00:40 | 日記

先ほど、日本で唯一行われる国際テニスツアー「楽天オープン」でシングルスの決勝が終わり、ワウリンカが優勝した。

今年の楽天オープンの最大の見所はワウリンカの参戦だった。今年の全仏で彼のファンになった自分は、会場で観戦することを予定していたが、チケット購入の勝手がわからず、手遅れ。WOWOWでの放送で我慢することにした。結果、期待通り彼が優勝したわけだが、良くも悪くもワウリンカだなーと思える決勝で、観に行かなくて正解だったかもと思った。

大会連覇を狙う錦織を、準決勝で格下のペールが前節の全米オープンに続き、日本中の空気を無視して撃破。ワウリンカは、2回戦を除き、ストレートで勝ち進んできたものの、その試合内容はイマイチ。昨日行われた準決勝でようやく調子を取り戻してきたが、またいつ調子が落ち込んでも不思議ではない状態に見えた。なので、ワウリンカVSペールの決勝は、ペールの優勢と予想していた。

決勝は、お互いパワーヒッター&ミスが多い選手ということで、なかなかラリーに発展しない。どちらもバックハンドが強烈なので、その撃ち合いは観ていて迫力たっぷりなのだが、ポイントの決まり手が相手のミスによるものが多く、観ていて盛り上がらない。ウィナーで鮮やかに決めるワウリンカの底力はそれなりに発揮されたが、100%決めるべき、ウィニングショットをことごとく外す。本人は苦笑いしていたが、ジョコビッチやフェデラーなどの超一流選手だったら、絶対にあんなミスはしないだろう。あーいうシーンを観ると、ナダルなき今、マレー含めたTOP3の上位選手との格差を痛感するのだ。優勝を決める最後のチャンピオンシップポイントもベールのダブルフォルトによるものであり、パッとしない終わり方だった。

ワウリンカファンとしては大いに不満が残る内容だったが、やはりワウリンカの片手バックハンドは何度見ても気持ちが良く、スローモーションで見るフォームはとても綺麗で絵になる。
また、今回の優勝をきっかけにワウリンカファンが日本でも増えてくれれば、ワウリンカの試合の放送枠も増えてくれるのだろう。

絶対王者としてテニス界に君臨するジョコビッチ。その守備的なシコシコプレイを打ち破る、超攻撃的プレイヤーとして、引き続き今後のワウリンカの活躍に期待する。

第88回アカデミー賞、ノミネーション予想。其の1

2015-10-06 08:00:00 | 日記


今年も残り3か月を切った。今月から、いよいよ北米ではオスカー狙いの注目作が怒涛のように公開される。なので、まだ完全に手さぐりの状態ではあるものの、勝手にノミネーション予想して盛り上がってみる。
★は当確予想。

【作品賞】
★「Carol」
★「レヴェナント:蘇えりし者」
 「Spotlight」
 「インサイド・ヘッド」
 「Sicario」
 「The Hateful Eight」
 「The Danish Girl」
 「Steve Jobs」
 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
 
「Carol」は女性版「ブロークバックマウンテン」みたいな感じで、前哨戦でも話題に上がっており、おそらく主要部門に絡むことが一番確実と思われる。昨年「バードマン」で賞レースを席捲したばかりのイニャリトゥの新作「レヴェナント:蘇えりし者」もトレーラーを見る限り、死角はなさそうだ。レビュースコアとしては突き抜けた「マッドマックス~」だが、入ってくれると嬉しいな。

【監督賞】
★トッド・ヘインズ(Carol)
★アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(レヴェナント:蘇えりし者)
 トム・フーパー(The Danish Girl)
 クエンティン・タランティーノ(The Hateful Eight)
 トーマス・マッカーシー(Spotlight)

作品賞と表裏である監督賞なので、トッド・ヘインズとイニャリトゥは当確予想。その他は基本的に、過去のノミネート経験者が並ぶと思われるが、前哨戦で話題をさらった社会派ドラマ「Spotlight」のトーマス・マッカーシーが食い込むと予想。


【主演男優賞】
★レオナルド・ディカプリオ(レヴェナント:蘇えりし者)
★マイケル・ファスベンダー(Steve Jobs)
★マイケル・ケイン(Youth)
 エディ・レッドメイン(The Danish Girl)
 ドン・チードル(Miles Ahead)

毎年、ノミネート予想がラクな部門。圧倒的な存在感を放ち、鉄板なキャストが並ぶ。現状、ノミネートだけでなく、受賞自体も最も近いと思われるディカプリオ。顔面ではなく、その演技力でカリスマ「スティーブ・ジョブス」に挑むマイケル・ファスベンダー、お爺ちゃん枠として確実と思われるマイケル・ケイン。性同一性障害男子を演じたエディ・レッドメインも濃厚と思われるが、様子見。映画の監督も兼ねているドン・チードルも入りそうな予感。

【主演女優賞】
★ケイト・ブランシェット(Carol)
★ブリー・ラーソン(Room)
★エミリー・ブラント(Sicario)
 シアーシャ・ローナン(Brooklyn)
 リリー・トムリン(Grandma)

実力派は作品に恵まれれば 、もれなくノミネートされる。その意味でケイト・ブランシェットは確実。そんな中、実力派と言われながら、これまでノミネート歴のなかったブリー・ラーソンとエミリー・ブラントは、圧倒的なパフォーマンスで文句なしの候補入りになると思われる。

【助演男優賞】
★ベニチオ・デル・トロ(Sicario)
★ハーヴェイ・カイテル(Youth)
 トム・ハーディ(レヴェナント:蘇えりし者)
 セス・ローゲン(Steve Jobs)
 サミュエル・L・ジャクソン(The Hateful Eight)

この部門も過去の受賞者、候補経験者で埋まりそうな予感。ベニチオ・デル・トロのスペシャルな存在感とハーヴェイ・カイテルの枯れた味わいで当確予想。そんな中、コメディ映画で馴染みのセス・ローゲンが「ジョブス」を語るうえで欠かせない、ウォズニアック役を好演している模様で、たぶん入るんじゃないかなと予想。


【助演女優賞】
★ルーニー・マーラ(Carol)
★ケイト・ウィンスレット(Steve Jobs)
 ジェニファー・ジェイソン・リー(The Hateful Eight)
 ジュリー・ウォルターズ(Brooklyn)
 シャーリズ・セロン(マッドマックス 怒りのデス・ロード)

ノミネートではなく、受賞予想が最も堅いと思われる部門。それはルーニー・マーラ。すでに、他映画祭でも受賞歴があり、現時点で最もオスカーに近いと思われる。また、ケイト・ウィンスレットも久々のノミネートになる予想。巧い人はどの役でも巧い。「マッドマックス~」のシャーリズ・セロン、何とか入ってほしいなー。

また1か月後に2回目の予想を予定。