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キネ旬でマッドマックスが1位をとった件。

2016-02-16 22:00:00 | 日記
もう1カ月以上前になるが、2015年の第89回キネマ旬報ベスト・テンが発表された。

http://www.kinejun.com/kinejun/best10/tabid/64/Default.aspx

そして、その掲載号となる最新号を先週購入したので記録として残しておく。



年に一度、このベストテンの掲載号と、昨年より別紙扱いとなってしまった総括号を購入することにしているが、今回が非常に特別な号となった。

理由は1つ、昨年、日本の映画ファンを熱狂させた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が、キネマ旬報のベストテンで1位になったということだ。この映画の芸術性を考慮すれば当然の結果であるものの、まさか「キネマ旬報」でNo1を取るとは夢にも思わなかった。キネ旬の選考者は映画評論家や映画ライターで構成されており、映画監督として活躍するクリント・イーストウッドを神格化している特徴がある。イーストウッドが監督した映画であれば、否応なしにNo1をとるのがいつものお約束。昨年のアカデミー賞で作品賞にノミネートされた映画「アメリカン・スナイパー」だ。赤ちゃんに人形を使ってようが、選考委員のイーストウッド人気は揺るぐことはなく、No1は決まったも同然だった。その座を堂々「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が奪ったのだ。痛快(とはいえ、それでも2位は「アメスナ」であるが)。日本の映画評論家という人達も「マッドマックス~」を支持するしかなかったのだろう。

そして、もう1つ。「キネマ旬報」と対極をなす映画雑誌「映画秘宝」でも「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がNo1を獲得。この結果は案の上だが、結果として「キネマ旬報」と「映画秘宝」のNo1が一致することになった。これは奇跡に近く、おそらく最初で最後の事態だろう。「マッドマックス~」ファンとしては興奮せざるを得ない。思わず記念撮影をしてしまう。



ちなみに「キネマ旬報」と「映画秘宝」のトップ10を比べると以下のとおり。

【キネマ旬報】
1位 マッドマックス 怒りのデス・ロード
2位 アメリカン・スナイパー
3位 アンジェリカの微笑み
4位 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
5位 黒衣の刺客
6位 神々のたそがれ
7位 セッション
8位 雪の轍
9位 インヒアレント・ヴァイス
10位 おみおくりの作法

【映画秘宝】
1位 マッドマックス 怒りのデス・ロード
2位 キングスマン
3位 セッション
4位 グリーン・インフェルノ
5位 ジュラシック・ワールド
6位 野火
7位 ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション
8位 ナイトクローラー
9位 007 スペクター
10位 ジョン・ウィック

2位以降は、両紙の色が明確に出ている。そのなかで「セッション」が両紙から選出されるという快挙。なお、「セッション」についてはキネ旬の読者選出では堂々の1位&監督賞(デミアン・チャゼル)を獲得。大納得である。
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