らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「初詣の由来」と「参拝作法」

2024-01-06 | 季節

今日は辰年が明けて早や6日目ですが、皆様はお正月三が日に初詣に行かれたことと思います。
神社や寺院に参拝する時には基本的な参拝作法がありますが、私は今まで我流で行ってきました。
そこで今日は基本的な作法について調べてみました。

「初詣の起源」
先ず、初詣の起源は平安時代だそうです。
当時、大晦日から元旦にかけて、家長が徹夜で氏神神社にこもる「年籠(としごも)り」という風習がありました。これが初詣の起源のようです。
やがて、これが大晦日の夜の「除夜詣」と元日の「元日詣」とに分かれ、江戸時代には、氏神様に限らずその年の縁起の良い方角にある社寺に参る「恵方詣(えほうもうで)」や、崇敬する社寺や好みの社寺に参る人が増えました。

「初詣の名称の由来」
「初詣」という言葉は、明治時代に鉄道会社がつくったものといわれています。
閑散期の正月に利用客を増やすため、鉄道会社が「○○に初詣に行こう」という宣伝を行ったのが始まりということです。

明治になって鉄道網が充実すると元日や三が日を中心に思い思いの社寺に参詣する形へ変化してきましたが、その一例が1872年に日本で初めて鉄道が開通した新橋ー横浜間の川崎停車場(現在のJR川崎駅)近くにあった川崎大師です。
当初は縁日の1月21日に賑わいましたが、縁日が休日とは限らないため元日の参詣が増え、80年代後半には元日に臨時列車が運行されるほどだったそうです。
このように、明治時代に鉄道が開通し、遠方の社寺にも行けるようになったことで、鉄道会社が鉄道に乗って正月に参拝に出かけてもらうために「初詣」と名付けたと言われています。

「基本的な参拝作法」
神社と寺院の基本的な参拝方法は以下のようです。

・「神社の作法」
①鳥居をくぐる前に軽く会釈をしてから境内に入ります。
②参道の中央は神様が通るところなので、そこを避けて歩きます。
③手水舎(ちょうずや)で手水をとり、手を洗い、口をすすいで俗界の穢(けが)れを落とし、心身を清めてから神前に進みます。
(手水の作法)
 1.右手で柄杓を持って水を汲み、左手にかけます。  
 2.柄杓を左手に持ち替え、右手にかけます。 
 3.再び柄杓を右手に持ち替え、左のてのひらに水を受けて口をすすぎます。(柄杓に直接口をつけないようにします )
 4.もう一度、左手に水をかけます。 
 5.最後に、両手で柄杓を立てて柄杓の柄に水を流します。
 6.柄杓置き場に柄杓を伏せて戻します。

④軽く会釈をして賽銭箱に賽銭を入れ、鈴を鳴らしたら「二礼二拍手一礼」の作法で拝礼し、軽く会釈して退きます。
(二礼二拍手一礼の作法)
 1.軽く会釈をして賽銭箱に賽銭を入れます・・・賽銭(大事なものを捧げる)を入れることによって心の靄(もや)を払うという意味があります。
 2.鈴を鳴らします・・・・・・・・・・・・・・鈴の音によって参拝者の邪念を払い神様の降下を願います。
 3.二礼(2回お辞儀)をします・・・・・・・・神様への敬意を表します。
 4.胸の高さで二拍手します・・・・・・・・・・二度手を打つことで神様を招き、その後、掌を合わせることで神と人が一体となり、願いを込めると神の力を体得できると言われています。
 5.最後に一礼して神様を送ります。
⑤帰る時も中央を避けて参道を歩き、鳥居の前で中に向かって軽くお辞儀をして鳥居を出ます。

・「寺院の作法」
①寺院の入り口にある山門で本殿に向かって合掌して一礼します。
②手水舎や御手洗で身を清めます。(作法は神社と同じ)
③鐘を撞ける場合は撞き、ろうそくや線香が用意されている場合は献灯、献香を行います。
④本堂で礼拝をします。
(礼拝手順)
 1.賽銭を納め、鰐口(わにぐち=吊るされた金鼓)などの鳴らしものがあれば鳴らします。
   祀られている仏様に対し、参拝を告げる合図になります。
 2.姿勢を正し、静かに合掌して一礼します。
   数珠を持参している場合は、数珠を手にかけて合掌。(神社とちがい拍手はしません。)
 3.通常は何も唱えず静かに礼拝するだけですが、唱える言葉が掲示されている場合には唱えます。
 4.最後に軽く一礼して本堂を出ます。
⑤山門から出る際に、本堂に向かって合掌して一礼します。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初もうで  (iina)
2024-01-06 10:25:39
> 鉄道会社が鉄道に乗って正月に参拝に出かけてもらうために「初詣」と名付けた
今も昔も、商魂たくましい精神です。

初詣は、お正月は混み合うため避けています。
どんど焼きに間に合うように、お正月飾りやしめ縄をもって、初詣に出かけています。

龍の舞いは、まるで八岐大蛇の神楽のようでした。

返信する

コメントを投稿