らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

巨峰のジベレリン処理

2019-05-27 | 家庭果樹

先日、ブドウ(巨峰)のジベレリン処理をしました。
種なしブドウを栽培するにはジベレリン処理と言って、花後の房をジベレリン液に浸す必要があります。
今年は昨年までの方法と若干異なっていますのでご紹介したいと思います。

「ジベレリン液」
昨年まで使用していた「ジベレリン明治 液剤」です。
この液剤がなくなったので、農協に買いに行ったところ、ブドウにはこの液剤は不適格のようだと教えてくれました。
確かに、使用説明を読んでみると「ブドウを除く」と書いています。
そこで今年はジベレリン粒剤を使用することにしました。

・昨年まで使用していました「ジベレリン明治 液剤」です。
 使用説明に「ブドウを除く」となっていたので今年は使用しないことにしました。


「ジベラ錠5」
ブドウに適したジベレリンを尋ねたところ、「ジベラ錠5」を教えてくれたので、これを試すことにしました。
この「ジベラ錠5」には、ブドウの無種子化にとして”農林水産省登録 第21319号 ジベレリン水溶剤”の表記があります。
内容物は錠剤5錠と使用説明書です。

・今年使用する「ジベラ錠5」粒剤です。


「巨峰に対する使用方法」
使用説明によると、”ジベレリン濃度25ppm”を満開の10日~20日後に1回使用する。
となっています。



「濃度」
濃度については、1錠ごとに希釈倍率が書かれています。
25ppmのジベレリン濃度の希釈液の作り方は”200ml の水にジベラ錠1粒”を溶かすだけです。
水溶液が少ないようであれば”2粒を400mlの水に”溶かせば十分です。



我が家では、400ml までのブドウ専用容器があるのでこれを使用してジベレリン溶液をつくりました。
そして、開花後2週間ほどしてジベレリン処理をしました。
満開後10日~20日の間に、しかも1回処理するだけなので、昨年までと違って作業が軽減されました。
今年のブドウの結果を確認したいと思います。



一般的な 「種無し処理(ジベレリン処理)」の方法
種無しブドウを栽培するためには「ジベレリン処理」を2回行う必要があります。
・1回目 全ての蕾が開花した日から3日以内に行います。濃度は25ppm(25㎎/1ℓ)
・2回目 1回目の処理から10日~15日後に、濃度は1回目と同じ25ppm(25㎎/1ℓ)で行います。
      この時点で房の長さを6~7㎝になるように切り詰めます。
      更に、大きなブドウの粒を栽培するためには次の作業を行います。
      「果粒の制限」 ・巨峰の場合、1房に30~35粒位に制限します。 「摘果(果房の制限)」
・結実の状況を見ながら果粒が付いていない果房や、形が悪い果房を切り取ります。
 一般的に、葉が10枚以上の新梢は2房残し、葉が6~7枚の弱い新梢は1房とするとなっていますが、私の場合は長い新梢でも1房にしています。


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