京都日帰りの旅シリーズは3回目となります。
鞍馬寺本堂は鞍馬山の中腹、標高410mの位置にあります。
「鞍馬寺本堂」
鞍馬寺はもと天台宗に属していましたが、1949年以降独立して鞍馬弘教総本山となっている宗教寺院です。
山号は鞍馬山で、開基は鑑真和上の高弟鑑禎(がんてい)上人が宝亀元年(770年)にこの地に草庵を造り、毘沙門天を安置したのが創始と伝えられています。
本尊は、寺では「尊天」と称しています。
尊天とは、毘沙門天、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の本尊であると言われており、全宇宙を治める大霊・尊天です。
今から650万年前に金星からこの地に神が降り立ったと云う伝説が伝わる不思議な雰囲気のある寺です。
鞍馬寺の本殿です。御住職より有りがたい法話を聴かせていただきました。
鞍馬は牛若丸(源義経)が修行した地として有名であり、鞍馬天狗でも知られています。
・鞍馬寺の境内です。
「瑞風庭」
瑞風庭に立てられている説明によれば、『この庭は650万年前、人類救済の大使命を帯びた護法魔王尊が金星より「焔(えん)の君たち」を従えて、今まさに聖地・鞍馬山に降臨せんとする相を形象化したものである』と記されていました。
北庭の白砂盛は魔王尊の乗り物「天車」を意味しています。
南庭は組井筒と大刈り込みによって鞍馬山を表現し、石組は魔王尊を表すとともに奥の院の盤座を象徴しているそうです。
奥の院まで800mの表示があったので行ってみることにしました。
これより奥の院への参道になります。
「冬柏庭(とうはくてい)」
山門を潜ってしばらく行くと「冬柏庭」がありました。
この建物は与謝野晶子の書斎で、昭和4年12月に晶子の50の賀のお祝いに弟子たちから贈られたものです。
当初は東京杉並区荻窪にありましたが、昭和51年4月に鞍馬山に移されたそうです。
「義経息継ぎの水」
更に進むと「義経息継ぎの水」の看板がありました。
牛若丸が毎夜、奥の院僧正が谷へ剣術の修行に通った時、この清水を汲んで喉を潤したと説明されており、8百余年後の今も湧き続けているそうです。
この場所から奥の院まではまだ550mの表示が立てられており、集合時間を考えた時にこのまま進むのは無理と判断し、ここで引き返すことにしました。
それでもらいちゃんに新しく教えられた箇所があり、また忘れてしまっています。
むぎやはお祭ですから、賑やかなものです。ただ歌詞にご覧のとおり哀れを誘う文言があり
ます。踊りは、武士の菅笠を使ってキリキリっとした小気味よい舞いで勇ましいほどです。
つぎは、やはり落人が舞うコキリコ祭です。