“熱海の観光”シリーズの4回目は「走り湯」をご紹介します。
「走り湯」
熱海の「走り湯」は、日本でも珍しい横穴式源泉で、日本三代古泉の一つです。
今から約1300年前に発見され、山中から湧き出した湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様から「走り湯」と名づけられたそうです。
湧き出す湯が病を治し、長寿に効験(こうけん)があるとされ、古くから神格化し、信仰の対象としていました。
なお、日本三大古泉とは、熱海・伊豆山の「走り湯温泉」、四国・松山の「道後温泉」、神戸・六甲山の「有馬温泉」を言います。
「走り湯神社」
「走り湯」の守護神「走り湯神社」は、平安時代の書「梁塵秘抄」に修験道の霊験の地として記されており、源実朝も「伊豆の国 山の南に出づる湯の 早きは神のしるしなりけり」と詠んでいるように、温泉の守り神として、そして、伊豆山神社の神湯として信仰されているようです。
「走り湯」の横穴式源泉
奥行5mの洞窟から今も70度の湯が一日7,000トンも湧き出ています。また、伊豆の名前の由来は、走り湯の「湯出(ゆず)」からとも伝えられています。
「走り湯」は、約1300年前に、役行者(えんのぎょうじゃ)によって紹介されたといわれています。
その語源は、伊豆の山の麓、海に向って走る熱い湧湯で、富士山から入った龍が十国峠(日金山)、岩戸山に横たわり海に向って息を吐く、この口が走り湯洞窟であり、すぐ上の花水の湧き水はその鼻水であり、伊豆山神社は顔と角である、との走り湯伝説があるそうです。
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走り湯とは、活動的な熱海のお湯です。
しかし、よく調べましたね。
こんど、あらためて熱海をめぐり直してみたくなりました。m(__)m
植物などは人の思いのまま素直にかえしてくらるとは、聞きおよびます。