「土用二の丑」とは

今日8月5日は「土用二の丑」です。

・「土用二の丑」とは、干支の「丑の日」が土用の期間中に2回あり、2回目の丑の日
　のことを言います。
　因みに1回目の「丑の日」は鰻がよく売れる「土用の丑」です。

　　　　　　　　

・では「土用」はどこから来ているのでしょうか？

　「土用」とは立春、立夏、立秋、立冬の前18日～19日間を言います。
　これは陰陽五行説に基づいています。
　　　「冬の土用」は立春の前、　　「春の土用」は立夏の前
　　　「夏の土用」は立秋の前、　　「秋の土用」は立冬の前　
　の各々18日～19日間を言います。

詳しくは当ブログ平成20年1月18日の「土用」をご参照ください。

今年に当てはめますと、「夏の土用」は7月19日が「土用の入り」で、「土用の明け」は立秋の前日の8月6日となります。
そしてこの19日間が土用といわれる期間です。

この期間における最初の干支の「丑の日」は7月24日で、この日が「土用の丑」です。
その日から12日後の8月5日が土用の期間中における2回目の「丑の日」となり、
この日を「土用二の丑」と言っているわけです。

このように、年によっては「土用の丑」の日が2回来ることがあります。


・では、土用に鰻を食べる習慣はいつ頃始まったのでしょうか？

　由来には諸説ありますが、平賀源内が発案したと言う説が一般的のようです。
　　　　　　　

「江戸時代、商売がうまくいかない鰻屋が平賀源内に相談したところ、源内は『丑の日に「う」の字がつくものを食べると夏負けしない』という民間伝承からヒントを得て、「本日土用丑の日」と書いて店先に貼るよう勧めました

物知りとして有名な源内の発案と言うことでその鰻屋は大変繁盛し、その後、他の鰻屋もそれをまねるようになり、「土用の丑の日」に鰻を食べる風習が定着したそうです。

・結局「夏ばて防止」を売り文句に、派手なうなぎセールを行っていますが、考えて
　みれば今も昔も業者の販売戦略に乗せられているような気がしますね。

・また、「丑の日」に派手なセールを行いながら「二の丑」の日には通常のセール
　なのは何故でしょうね。