中国地方の旅シリーズ4回目の今日は、広島県尾道市にある千光寺公園の桜をご紹介します。
尾道市は岡山市と広島市のほぼ中間に位置し、古くから海運による物流の集散地として繁栄した町で、人口15万人余りの広島県の中核都市です。
1999年5月には「しまなみ海道」の開通によって、四国の今治市と陸路で結ばれています。
・桜が満開の千光寺公園から眺める尾道市街です。尾道水道の西側になります。
尾道市の千光寺公園の桜は「日本さくら名所100選」の一つに選ばれている桜の名所で、私たちが訪れた4月6日はちょうど桜の満開の時期に当たり、中国人観光客を始め、海外や国内の多くの観光客で賑わっていました。
中国地方屈指の名刹(めいさつ:名高い寺)といわれる「千光寺」は尾道の中腹にたたずむお寺で、正式名を「大宝山権現院・千光寺」と言います。
このお寺は806年に弘法大師によって開基され、中興は「多田満仲(ただのみつなか)」公と伝えられています。
(注)「多田満仲(ただのみつなか:912年4月~997年10月)」とは、平安時代中期の武将で、源経基の子供です。
・尾道水道を挟んで手前が尾道市街、向こう側が向島です。
「千光寺」のご本尊は、聖徳太子の御作と伝えられている「千手観世音菩薩」で、三十三年に一度開帳の秘仏だそうです。
昔から「火伏せの観音」と称せられ、火難除けに霊験あらたかで、今は所願成就の「観音さま」としてお詣りが絶えないと言われています。
・朱塗りの本堂は赤堂と呼ばれ、除夜の鐘で有名な驚音楼と共に尾道のシンボル的な存在と言われているそうです。(尾道市HPより)
千光寺公園の由来は、明治27年、千光寺住職の多田實圓和尚が尾道市内に遊園地が少ないことを憂い、併せて当山の参詣者誘致のため、寺の敷地などを利用して公園の設置を企画し、檀家総代および有志と相計り、長年の月日と巨額の篤志金を投入して共楽園を完成させました。
その後、明治36年に共楽園敷地を尾道市に寄付し、後に「千光寺公園」と改称され今日に至っているそうです。
・尾道水道と桜がとても素晴らしい千光寺公園です。
・尾道水道の東側に架かる尾道大橋です。
山頂の千光寺公園から千光寺に続く約1㎞の山道には、尾道ゆかりの作家や詩人の作品が刻まれた25の文学碑が立っている『文学のこみち』があります。
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こちらの方はもうほとんど、散ってしまいました。
それに高い所からの眺めは最高ですね。
自然ではなく、私達が住んでいるところを見るのも面白いものです。
※ちなみに、「千光寺」と書いてなんと読むのですか?
また、千光寺(せんこうじ)公園からの尾道市街、尾道水道、そして向島など戸の島々を見渡す眺望は素晴らしいです。
一度行ってみてはいかがでしょう!