「ハナニラ」の花をご存じでしょうか?
星形をした綺麗な花です。
葉を食用とする野菜のニラの花茎とその先に付く袋状の蕾の部分も「花ニラ」と呼ばれますが、今日ご紹介する「ハナニラ」はその花ではありません。
今では雑草化した植物です。
そのハナニラが我が家の庭に咲いているのでご紹介します。
・これがトウ立ちして咲いた野菜のニラの花です。
「ハナニラ」
「ハナニラ」は、ユリ科ハナニラ属の多年草で、道端などに生えて雑草化した植物です。
(なお、食用の野菜の「花ニラ」は別属の「ネギ属」になります。)
原産地はアルゼンチンからウルグアイにかけての南米で、日本には明治中期に観賞用として入ってきましたが、今では広く野生化しているようです。
春になると、薄いブルーやピンク、白の星形の花を咲かせる植物です。
我が家では植えた記憶がないのですが、「リュウノヒゲ(龍のヒゲ)」の中から生えてきて綺麗な花を咲かせています。
葉は広線形で直立せずに地面を這い、草丈は10㎝~15㎝ほど、花径は3.5㎝、葉や茎には「ニラ」のにおいがあります。
・リュウノヒゲの中から伸びてきて、花を咲かせた「ハナニラ」です。
「名前の由来」
「ハナニラ」は、葉にニラの臭いがあることにちなみます。
その名前の通り、葉っぱと球根をこするとニラの臭いがしますが、葉をちぎったり、カットしたりしない限り臭いません。
英語では「Spring starflower(春の星形の花)」と呼ばれます。
・ハナニラをアップした画像です。綺麗でしょう。
「リュウノヒゲ」の中に生えてくるので、花が咲く前に見つけ次第抜いているのですが、抜いても抜いても生えてきます。
こんなにきれいな花を咲かせるのなら、もう少し大事にしてもいいかも知れませんね。