コシヒカリとソフトクリームのミクスチャー


この昔のエントリーから続きます)

 金沢から新潟に電車で行く途中、越後湯沢で乗り換えました。
 越後湯沢の駅で、こんなのを見つけました。

 「コメ粒入り」というのが気になりまして、買って食べてみました。

 うーん、どこにコメ粒があるのか分からない・・・

 そしてこれ、最近のソフトクリームみたいに柔らかくないです。歯で削って食べないといけません。

 ううむ、ローカル性をアピールして個性を出すために全国的に知られた特産物「コシヒカリ」をフューチャーしたのはいいですが、それをコメ粒として入れるというのはどうかなあ。ましてそのコメ粒自体、舌に感じられないですし。

 アイスクリームをコシヒカリのコメ粒の形に固めました、とか言ってアピールしてみるというのはどうでしょう? それで舌触り自体は最先端の柔らかいクリームにするわけです。 
 炭譚アイスはまさにそうで、海水にみたてた部分は現代的でいい味でした。いまでも覚えてます。

 やっぱりアイスクリームはワールドミュージックと似てますね。
 土着の音楽をそのまま録音してもワールドミュージックにはなりにくい。
 「モダン」に洗練された新たな装いを身にまとって、地元の若者が他の地方の人々、友人たちに誇れるようなものでないといけないわけです。
 そうなって初めてワールドミュージックはアイデンティティと現代的な関わりをもつことになり、社会的に大きな力を持つのだと思います。

[追記] このサイトでは、「おコメがプチプチとアイスの中に入っていて面白い食感」と書いてあってびっくりしました。
おコメはどこにあるの? わたしは鈍感なのかしらん・・・
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