「くしろ海底炭物語/掘りたてアイス tantan 炭譚」


 前のエントリーで、どうもうまく書けないな、と苦闘していると、去年 trotteurさんにこのエントリーのコメントのところでお約束しながらうまく書けなかった「アイスクリームと文化」のことも思い出しました。

 去年、知人の T さんが釧路赴任になったので遊びに行ったのですが、待ち合わせの前に「港文館」てとこを見ました。石川啄木が働いていた釧路新聞社の建物が復元されて資料館になってるんです(この銅像の左にあります)。

 まあそれはいいとして、びっくりしたのはそこの売店でタイトルにあげた名前(ずいぶん変わった名前だと思うんですが。小さい字でしか書いてないのも変)のアイスクリーム売ってるのをみつけたことでした(写真↑)。もうパッケージからして黒々として、とてもアイスクリームとは思えない異様な色でしょう? フタには炭鉱のおっちゃんの顔が描いてあるし。

 一瞬石炭がアイスクリームにしてあるのかとあせりましたが (^_^;) お店の人に聞いてみたら、チョコレートの粒を石炭にみたててるとのことでした。

 買って食べてみました。
 たしかにチョコレートが入ってました。
 そして三層になってました。
 それはいいんですが、一番下の層がゴマ味なのにがっかりさせられました。上の二層は(なんだったか忘れましたが)美味しかったのに。

 そもそもわたしはゴマは大好きなんです。ゴマだけムシャムシャ食べることもあるくらいで、実家に帰ってご飯を食べる時には、かならずお米にゴマをかけるんです。
 アイスクリームも、まあ嫌いではないです。買って食べるくらいだもんね。

 なのにゴマ味アイスクリームというのは、なんか間違ってるように思うんですね。食べられないわけではないが、けっして好きではない。できれば他の味のアイスクリームを食べたいと、心底思ってる。
 アイスクリーム食べるという行為をゴマ味で終えなければならないというのを、ほんとに不条理に感じたんですね、このとき。

 この感覚は、なんなのでしょうね?

 また「アイスクリームにゴマ味を乗っける」ことはできても「ゴマにアイスクリーム味をくっつける」というのは意味をなさないですね。
 このことは上のゴマ味忌避感覚となんか関係があるんだろうか?

 そもそも、アイスクリームとは思えない異様なパッケージ、というのは、なんで異様に感じるんだろうか? たしかにわたしはすごく好奇心を刺激されたけど、このアイスクリーム、商品として成功していると言えるのだろうか?

 ・・・というようなことを考えながら、アイスクリームなめなめ釧路の町を徘徊してたのが去年のちょうどいまごろのことでした。 (^_^;)

 これと「文化」の混交の話がなんか結びつくような気がしたんですが、やっぱり勘違いだったのでしょう。結局わけ分からなくなって書けなくなっちゃいましたので。 m(_ _)m

[追記] 検索したら、ちゃんとページがありましたね。売れてるんですか。そりゃおめでとうございます・・・  このページには「三層いっしょに食べてもおいしい」と書いてありますが、そんな食べ方、わたしは想像もしませんでした・・・ (^_^;)

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