若い男たち


 5月5日、しいのき迎賓館、写真家・鋤田正義氏トーク。
 デヴィッド・ボウイを撮ったものが有名ですが、ロックのスターたちの魅力的ポートレートをたくさん撮られた方、というか有名な、よく見かけたロック・スターの写真の多くが鋤田さんの作品である、ということです。

 トーク会場の壁一面に貼られた鋤田さんの代表的作品群――わたしのちょうど正面にマーク・ボラン、その右上に山本寛斎氏と肩を組んだキース・エマーソン・・・彼は最近自殺しちゃったんだなー・・・がありました――。
 ボウイはつい最近亡くなったわけですが、「グラム・ロック」というジャンル名で一緒にされていた一方のマーク・ボランの方はもうずっと昔に、30歳にもならないうちに事故で死んでしまった。いかにも彼らしい最期(なんて言ったら可哀想ですが)だったんですが・・・

 こうやって全体を見渡すと、やっぱり若い男性が多くて、なんというか、こっちにガッと来る感じです。

 ただ初めてこういうことに気付いたんですが、ロックスターのポートレートと言うのはウラがないというか、表面に全力が行っているというか、そういう感じなのですね。

 鋤田さんは、英語はお話にならないそうなんです。
 案外そのこととも関係があるかも、と思いました。

 ただまたその「表面しかない」無防備なところがロックというか、ポップカルチャーというものに似合っている感じもして。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ふぉるじゅるね 白隠は現代マ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。