日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
フランス語系人のBO-YA-KI
南山

名古屋の南山大学。
きのうは金沢三時起きでなんとか九時の会議に間に合いました。
電車の中ではひたすら寝てました。
あわただしいけど旅は旅。
今日は「現代フランス社会を考える」シンポジウムで、つまらないお話をします。
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命の長さ
スティーブ・ジョブズが亡くなりました。
ご冥福をお祈りいたします。
ITの発展そのものを具現したような巨人でした。
こんな人でもやっぱりひとりの人間であり、ふつうの病気で、しかも56歳という早世と言える歳で亡くなっていくということに、わたしはある種の奇妙な印象を覚えます。
それに、パーソナルコンピュータの目覚ましい発達というのも、彼が亡くなるとともに勢いを失うかもしれないな、とも思います。
なぜかというと、ひとつの「ジャンル」の寿命の長さというのは意外に、人間の一生の長さとそんなに変わるものではないのかもしれないと思うからです。
ライの母、シェイハ=リミッティが亡くなってからどうもライが元気がなくなりました。ライというジャンルの寿命自体、リミッティばあちゃんというライを具現した個人の寿命とそんなに長さが変わらなかったかな、と思ってしまうわけです。
パーソナルコンピュータというのは「ジャンル」とは言えないかもしれませんが。
ほかならぬジョブズが先頭に立って発展させたスマホというもの自体、もう「パソコン」とは言えないものですしね。
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国際こども図書館

空海展の帰りに、国立博物館の横にある国際子ども図書館というのに行ってみました。
えらく重厚で立派な建物だと思ったら、これがかつての帝国図書館なんですか。どおりで。
日の丸もたててます。
なかもすっごく綺麗。ぴっかぴか。
でもこれじゃあ、子どもが「おヨダ」たらして本をキチャなくしながら、机やら椅子やらそこらへんに傷をつけながら使う、ってのはやりにくい感じですね。
机や本はボロボロになっても、子どもたちの頭が充実していくなら、その方がいいのですが。
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そらうみおしょう

東京国立博物館の「空海と密教美術展」。これも9月25日、最終日に滑り込みでなんとか見ることができました。ひい。
調べてみたら、神護寺の高雄曼荼羅、有志八幡講十八箇院の金剛吼菩薩 ―― これは怖い絵ですよ~ ―― も出てたんじゃないですか。うわ。
でも前者は7月20日から8月15日まで、後者は7月20日から8月7日までのわずかな期間の展示ですね。会期中入れ替え、ってのはもう少しちゃんと広報してほしいですね。『金剛吼菩薩』なら、これだけのために上京して拝する価値がありました。
まあ仕方がない。「ゴレンジャー(古いな・・・)の元祖」神護寺の虚空蔵菩薩とか仁和寺の阿弥陀三尊とか見れましたし(どっちもいつもはわたしの実家の近くにいらっしゃるんですけど、拝するのが難しいんです)。
最終室は「仏像曼荼羅」と銘打って、東寺講堂に林立するほとけさまたちから何人かおでましいただいた企画。
ちょっと高い位置から見られるようになっていたので、ずいぶん新鮮な見方ができました。
増長天さんは顔を左に向けてますが、そのお顔を正面から、同じ高さで拝すると、鉾をとんと突いた勇ましい武将の迫力がすばらしい効果をあげます。
わたしが一番感心したのは金剛法菩薩さま。一部の隙もない完成された様式。
東寺講堂の諸尊はみな839年にできてるんですね。空海入定の4年後です。
たぶん空海周囲の人々の、祖師を失った喪失感を埋め合わせたいという思いが凄まじいパワーとして噴出して、一気に高いレベルの芸術性を実現させたのでしょうね。
さて弘法大師空海というのは日本人の多くにとってセネガルのアハマド・バンバみたいに、教祖のお釈迦さま以上に親しまれ崇拝される存在なわけですが、今回の展覧会では「身近な弘法大師」というコンセプトがさらに強く押し出されていたように思います。
それを特に感じさせたのは、たとえば展覧会場のパネルやカタログの中の空海年譜で:
「延暦十 七九一 十八歳 大学に入学」
となっていたこと。
あのねー18歳大学入学なら、おこがましいことながらわたしもそうなんですけど・・・
「大学」ったって、東大や京大であるわけないんですから・・・ これこそウィキってみると・・・ はあ、そういうもんですか。なるほど。ここには書き写しませんから皆さま各自お確かめください。
なんの解説もなく「十八歳 大学に入学」とだけぽんと書いてあるというのは、意図的にこうしてあるんじゃないですかね。現代日本人により親しみを感じさせろというわけで。
あるいは、日本は西暦791年にとっくに「大学」があったのだぞ、と外国人に自慢したいということなんでしょうか。たしかにソルボンヌやオックスフォード、ボローニャ大学すらまだできてなかったころの話ですからね・・・
ああでも年譜は英語バージョンないからダメだわ。
ひとつ提案ですけど、展示パネルやカタログには仏さまのお名前のサンスクリット名を付けといた方がよい時代に入っていると思います。ウィキペディアみたら「降三世明王」だってTrailokya vijayaと一応すぐあらましわかるんですから、簡単でしょ(こどもの頃から「ごーざんぜみょーおー」というお名前は音の印象で覚えてましたが、意味はこういうことなんですか。いやはやウィキぺディアは偉大だ)。
英語バージョンの表記が日本語音転写Gozanze Myooだけじゃ、あんまし面白くないです(ちなみに「五大明王」はthe Five Bright Kingsとしてあるんですね。うげー超直訳。こんなの読んでも英語分かる人がそこから知的思索を紡ぎ出すきっかけにはなりそうもないです。こういうことについてはまた改めて考えましょう・・・ここに続きます)。
インドはいま世界に冠たるIT大国、21世紀の大国、登り坂の大国です。日本とインドとの精神的紐帯を内外に――つまり日本人にも、インド人にも、その他の国の人たちにも―― 確認しておくよい時期だと思うんです。
ネパール人が日本でのお釈迦様の活躍を喜んでくれるように、インド人も(まあサンスクリットが言葉としてすらすら分かる人は多くないでしょうけど)より日本に親しみを感じてくれるんじゃないでしょうか。
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Louisiana -- alligator
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New Orleans, LA -- "gumbo"

わたしはニューオルリンズには行きましたから「わたしはアメリカ行ったことある!」ことになりました。
でもニューオルリンズとその周辺しか行ってません。
このあたりはアメリカでも非常に特殊なところだと思います。
しかも、その特殊なところが現在のアメリカ文化の一番魅力的な部分の発祥の地、なんだから話がややこしい。
「アメリカ料理」la cuisine americaineと呼ばれるに値するもので唯一「美味しい」のはケイジャン料理です。
このガンボはその代表格です。
たしかに、おいしかったね。
ケイジャン文化って、フランス系移民の文化ですね。
フランス系というのは食とか芸術とか、楽しいことを非常にオタク的に追及する人々なんだと思います。
このあたり「ニッポン系とよく似てる」と言ってもいいんじゃないでしょうか。
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真ん中の月

全然関係ないですけど、おととい12日は中秋の名月で、金沢・兼六園は19時から無料開放でした。
最初かなりもやがかかっていた月が、やがて雲や霞を抜け、兼六園の木々の上で中天高く煌々と輝き出したときは、ほんとに美しかったですよ。お月さまもなかなか役者だな。
なんでも、これだけまん丸になる中秋の名月も珍しいそうな。
いちばん美しい月は、携帯で撮った写真ではその美しさを再現できませんから、まだ霞を抜けていないところをアップしておきます。
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