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ドアの向こう

日々のメモ書き 

敗荷

2012-12-17 | 自然や花など
 

 荷は蓮のこと、それは知っていましたが 

敗荷(ヤレハス)  破蓮(ヤレハチス)  秋の季語  これは知りませんでした。

   敗荷の茎面白や水の綾    虚子
  亀の居て破れ蓮の水うごきけり  草城  

 歳時記をたどると
「秋が深まって、青々と茂っていた蓮の葉が破れ、落莫とした秋の蓮田となる」 

さらに 高橋睦郎さんの「花をひろう」によって 
 「蓮が秋風によって葉の緑色が失われ、破れたさまを晒すのを指す」 と学んだ。

 そこで 辞書を引くと、ハスの葉のうえには珠のような露が光っていた。 
  何とうれしいことだろう。 

  荷葉=荷衣 (カイ)  ハスの葉 
  荷花・荷華(カカ)=荷蕖(カキョ)  ハスの花 
  荷気(カキ)=荷香(カコウ)   ハスの花のかおり   
  荷珠(カシュ)=荷露(カロ)   ハスの葉の上の露 

 

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
凄い勉強家だ! (青い稲妻)
2012-12-19 07:13:40
 脳細胞にきちんとファイルされてるんだろう
感心しきりです。

先日町内の島崎栄一さんとこに回覧板を届けた際
「なみえる」ってどんな意味か聞いたら
奥さんのちよさんが出てきて 教えてくれた。
片手に電子辞書をもって。

別所沼文芸家で歌詠みご夫婦はおしどり夫婦だ 
  イイネ!!
返信する
学ぶ喜び ()
2012-12-19 22:17:38
知らなかったことを知ってうれしい、 たのしいだけです。 記憶は余りよくありません。 敗荷は青い稲妻さんに教わったのです。 こちらこそありがとうございます。
 
  なみえる… 解りません。

 錚々たる方たちばかりですね。 刺激が多い。
返信する

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