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緊急寄稿「戦艦陸奥主砲里帰り」のお知らせ

2015-01-07 | 海軍

昨日「陸奥砲塔の幽霊」というタイトルで、江田島の
第1術科学校にある陸奥の旧4番砲塔についてお話ししたところ、
ある知人からこんなメールをいただきました。

陸奥艦長 三好大佐(少将)のお孫さんが、サントリーホール総支配
人だと
お伝えしたことがあるでしょうか。
もしまだお話ししていませんでしたら、
明日にでも書き物をお送りしたいと思います。

また、サントリー会長の佐治さんのお父さん、佐治敬三さんの夫人は、
平賀技術中将の娘、そしてサントリーホール館長・堤剛さんの嫁は
佐治敬三さん の後妻の娘で、佐治忠信さんとは義兄弟ということになります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E6%B2%BB%E6%95%AC%E4%B8%89

陸奥に関してもう一件。

蓮舫の仕分けにあったお台場の船の科学館に保管されている陸奥の四番砲塔を
須賀に移設するプロジェクトが進んでおり、
その資金の寄付活動が行われています。

実は本件に関して、浄財の寄付をお願いしているところです。
ご参考までに添付します



今までお台場の「船の科学館」にあったこちらは正真正銘

爆沈した戦艦「陸奥」の4番主砲(砲塔ではない)を、今度
横須賀に移設する、
という動きがあるというのです。

これも何かのご縁と感じ、ここで急遽この

「戦艦陸奥里帰りプロジェクト」

について皆様にお知らせする次第です。

まず、なぜ「船の科学館」から横須賀に移すのかというと、
公にはなっていないようですが、たどっていくとそれは

「蓮舫の仕分け」

につながるということで・・・多くは申しませんが(怒)
おそらく二式大艇のように管理ができなくなって
維持が難しくなり、廃棄か?というところを、有志が立ち上がり、
ここに「陸奥の会」を発足させ、署名を募って
(公財)日本海事科学振興財団から無償譲渡の承認を取るところまでは
なんとかこぎつけたということなのだと思われます。

そしてこの後どこに持っていくか?ということなのですが、
やはり「陸奥」が生まれた横須賀海軍工廠のある横須賀の、
あのヴェルニー公園に設置するという計画を立てているところのようです。

HPを見るとまだそこまでは正式に決まっておらず、とにかく今は
2016年の移設に向けた費用を捻出すべく、全国各地の企業に
協賛金の募集活動を展開している最中であるということです。



パンフレットより、「陸奥の会」の発足経緯です。
 
戦艦陸奥は1921年(大正10年)、横須賀海軍工廠で
長門型2番艦として当時の日本の造船技術の粋を集めて
建造されました。

1936年(昭和11年)横須賀海軍工廠で大改修がなされ、
その際新たに搭載されたのが本主砲であります。

(このときに外された第4主砲が昨日お話ししたものです)

陸奥は不幸にも太平洋戦争末期、原因不明の爆発によって
瀬戸内海柱島沖で沈没し、乗員1121名が艦と運命を共にしました。
戦後1971年(昭和46年)陸奥の引き上げと同時に
4番砲塔も引き上げられ、その主砲1門が船の科学館に展示され
現在に至っています。


私どもは、是非とも陸奥誕生の地である横須賀に本主砲を里帰りさせ、
海洋立国日本を支えてきた先人の遺構を後世の若者にも引き継いでいく
義務があると思っています。

もし2016年に主砲が横須賀に帰って来れば、
80年ぶりの里帰りとなります。

また横須賀には日本の近代化の歴史を牽引してきた遺産、記念物等、
そして現在、将来の海洋資源、安全保障問題に取り組んでいる施設、
組織もあります。

(これはもしかしたらですが海上自衛隊のことではないでしょうか棒)

まさにこれらを融合し、海の風を肌で感じ、海洋立国日本を若者に
少しでも啓発できる発信基地となれば幸いです。

本事業をその一里塚とすべく、ここに

「陸奥主砲里帰りを支援する会(陸奥の会)」

を立ち上げるに至りました。

パンフに掲載されていた資料より。






一般向けのパンフレットより。



おばあちゃんとちびむつちゃん(なんだこの名前は)の
ほのぼのとした漫画で親しみを持たせる作戦です。

が(笑)

一コマ目、おばあちゃんの

「横浜海軍工廠で戦艦を造っていたって話を話したでしょ?」

のセリフに対してちびむつちゃんが(これむっちゃんでいいのでは・・)

「うん、覚えているよ!戦艦陸奥が事故で沈んじゃったんだよね」

というのですが、これ話が全然繋がってなくね?

・・・・と、日頃の習性でついツッコミを入れてしまうエリス中尉であった。



おお、さりげなく人寄せパンダ的に(失礼?)
小泉進次郎議員に協賛を仰いでいる。


これが横須賀に帰ってくるというわけですが、
砲塔ほど大きなものでもないし、ヴェルニー公園には
それくらいの余地は十分ありそうですね。


「陸奥の会」では、企業向けには協賛金額一口10,000からですが、
一般には最低金額を設けない浄財を募っています。

「陸奥の会」一般用寄付受付先

企業向けには10口寄付すれば、

銘板に企業名を記載してくれる

というのですが、もしこれが個人名でもいいのなら、
陸奥主砲と共に自分の名前を未来永劫刻んでもらいたい、
という人は結構いるのではないかと思うのですが。

・・・・・・たとえば、わたしとか(笑)