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罪について

2008年04月25日 | 花嫁の冠【自我浄化】

 次の事柄が罪の中に含まれることを知りなさい:(アッラーとの)約束に背くこと、(アッラーとの)親愛の絆がほどけること、主より(他を)好む・選ぶ、欲に追従すること、羞恥の衣を脱ぐこと、アッラーが満足されないことでかれに挑戦すること。

 表面に見える影響:体のあらゆる部分に濁りが現れる、目が生き生きとしなくなる、仕事が面倒になる、神聖なものを守ることを放棄する、欲望を追い求める、(アッラーに)お仕えすることから喜びが消える。

 内面的な影響:心の硬化、魂が頑固になる、欲望で胸が苦しくなる、(アッラーに)お仕えすることから甘美さがなくなる、あなたをアッラーから離れさせ、忙しくさせるものが多く現れ、インスピレーションが訪れなくなる、欲という名の王国による征服、疑いが交差する、帰り処と長い清算を忘れる。

 ・・・・・・・

 罪があなたの目の前でまじまじと現れたなら、アッラーに助けを求め、かれの許に避難しなさい。そして、「アッラーよ、罪業の惨めさから、名誉あるあなたへの奉仕へと私をお運びください」と言いなさい。 

 ・・・・・・・

 あなたにとっての現世を例えてみると、田舎に出て努力し、糧を備蓄した人のようである。将来のあの日のためのあなたに有益になるものを手に入れたということだ。もし、欲望という名の蛇と、罪という名の蠍をかき集めたなら、あなたは滅びてしまうだろう。人々が食料を彼らが必要になるときに備えて貯蓄していることさえあなたは知らず、あなたを害する罪を貯めつづけるとは、どういうことだろうか!蛇を家に持ち込んで育てている人を見たことがあるか?あなたはまさにそれを行っているのだ。

 あなたに一番害があり、心配なのは、些細な罪である。なぜなら、大罪であれば、その大きさのためにあなたは悔悟するかもしれないが、小さな罪だとそうではないからだ。例えてみると、一匹のライオンに出くわしたところアッラー助けられ、その後に50匹の狼に遭遇して、食べられてしまう人のようだ。アッラーは言われている:「そしてアッラーの御目には重大なことを,軽く考えていた。」(御光章15節)大罪はアッラーにとって卑しいものである。あなたが小さい罪に固執すれば、それらはやがて大罪になる。なぜなら、毒はその少なさで死なせるからである。小さい罪は火から出る火花のようである。この小さな火は、町ひとつを燃え尽くすこともある。

 

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