徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

講義

2005-11-20 19:56:54 | 勉強
私が参加しているプログラムでは1つの講義は3週間半で終わる。毎日4時間の講義を受け、最後の日が試験。早い話気分的には「いつでも試験前」。

そして、教える先生は1人のときも、複数のときもある。学生側からしてみると、大勢の先生から教えてもらうのは大変。それぞれ自分の専門分野なので、深く深くなってしまい、ついていくのが厳しい。

今の講義は多分、先生は2人。メインの先生は来年3月に退官する男性。ドイツ人らしく、時間ぴったりに始める。そしてこの先生、うわさによるとマヨルカ島に家を持っているらしく、よく週末に行くらしい。金曜日にその先生とアポイントメントを取るのは不可能らしい。

先週の金曜日、講義にはこの先生が来ず、別の女性が来た。彼女は、

これは私の専門ではないの

と最初にのたまった。不安な予感的中。配布物を読み上げるだけ。学生の質問には答えられないし、「よく理解できないので、グラフで違いを説明してくれませんか?」と言ったら、

本を見たほうがいいわよ

ありえません。そんな感じなので休憩を挟んだ後半セッションには3分の1の学生しか残っていませんでした。さらに、その休憩のときに学生が、「さっきの説明間違ってませんか」とたずねに行ったら、

どうしてそのときに言わないの?

と逆切れ。質問を受け付けるような雰囲気ではなかったけれどな。そして、その間違いを後半セッションで訂正する、ということもなかった。

そしてこの前の金曜日。金曜なので、メインの先生は来ないだろうな、と思っていたが、なんと、

誰も来なかった・・・

先生にブッチされたなんて初めて。30分は待ってみたんだけれど。ある意味、初めての貴重な体験かも。
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初雪

2005-11-19 18:35:49 | Weblog
初雪が降った。私は気づかなかったけれど、おとといの夜、雪が降り、昨日の朝、少しだけ雪が積もったけれど、朝8時くらいには溶けてしまっていたそう。夜早く、朝遅い私はまったく気づかなかった。

しかし、昨日の午後、結構大きめの雪がすごい勢いで降り、積もった。3時間くらい降ってその後快晴。快晴といっても寒いので溶け切らなかった。
今日は曇り。少しだけ昨日の雪が残っている。

ついに雪が降ってしまった。今週から急に寒くなり、「そろそろかなぁ」と思っていたが、やはり。もう既に、私は日本で真冬に着ていたコートを着ている。私はダウンコートを持っていなかったが、去年、「このままでは冬を越せない」と思い、初のダウンコートを入手。やはり暖かさが違う。

去年の冬はドイツ人もびっくりの大雪だった。おかげで寒さの厳しさは和らいだけれど、それでも私にとっては「脳みそが凍るか」と思ったほどの寒さだった。今年の冬はどんな冬でしょう。
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ゴキブリ

2005-11-18 18:50:57 | Weblog
ドイツにはゴキブリはいないと思っていた。寮のキッチンは大勢で使っているため、いつでもゴミがあふれかえり、汚い状態なのに、今までゴキブリを見たことがなかった。

私たちを悩ませていたのは常にハエとコバエ。最近はコバエが多く、対処法としてジュースを器に入れ、ジュースに溺れるのを待つ、という消極的な方法をしていたが、寒くなったせいか、見かけなくなった。

代わりに私が見かけたのがゴキブリ。シンクで洗い物をしようとしたときにサササと動く黒いもの。一瞬、ハエ?と思ったけれど、ハエなら飛ぶし、ハエにしては少し大きいような気がしたので、電気を点けてみた。

日本のゴキブリよりかなり小さいけれどやっぱりゴキブリじゃん

体長1.5cmくらいの小さいものだったけれど、あの触角、あの動きはどう考えてもゴキブリ。洗剤をかけて殺そうと思ったけれど、あっという間に隙間に入り込み、追跡不可能に。

やっぱり汚いところには出てくるのね。でも、こんなに寒くなってから出てくるなんてちょっとびっくり。

何とかしないと来年の夏は大変なことになりそう・・・
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ジム・サウナのシャワー

2005-11-18 04:26:58 | ジム・サウナ
女性用更衣室のシャワールームにシャワーは5つ。シャワーとシャワーの間に一応仕切りはあるけれど、ドアはない。つまり、シャワールームに入ると、シャワーを浴びている人が丸見え。日本のジムにはちゃんとドアがついていて個室になっていたのに・・・

でもまぁ、ドイツだし、と思って使っているが、驚いたのはそこのサウナのシャワー。もちろん、サウナなのでシャワーはあるのだけれど、

男女共用、ドアなし

サウナの横や通路の脇などあちこちに2つくらいずつシャワーがあるので、見るつもりがなくても視界に入ってきてしまう。男性が使っている横で女性が使っていたりする。もちろん、隣との仕切りがあるので、使っている当人は気にならないかもしれないけれど。

恥ずかしくないのかしら、とたまに思う。知らない人に見られるし、もしかしたら知っている人に会うかもしれないのに。それともごくごく普通のことなのかしら。

女性専用サウナスペースにももちろん、シャワーはある。が、やはりすいている。混浴のサウナや温泉を楽しめる人はシャワーも別に気にしないのだろうか・・・
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日本の気配り、ドイツの気配り

2005-11-17 03:21:59 | Weblog
先日大学芋を作ったとき、たれは日本から送ってもらったものなので、当然日本の商品。一方、シュトレンの材料はドイツで買ったもの。

大学いものたれを開けるとき、当然はさみは不要で、手で簡単に、しかもきれいに開けられる。ドイツで買った例えば袋入りのアーモンド。開け口にははさみの絵。あらら。

普段から「不便だな」とは思っていたけれど、日本の商品と比べることで「全然違う」と再認識。どこまでも消費者に優しい日本。多分、日本でよく用いられている「マジックカット」だと、新しい機械の投入が必要で、まだ使える機械を入れ替える、という発想がドイツの企業にはないし、消費者も、「はさみで開けられるんだからいいんじゃない」と考えているのだと思う。というか、「マジックカット」の存在を知らなければ需要もないですね。

日本ではその設備投資のお金が商品に反映されているとしたら。むむむ。ドイツの企業のほうが消費者に対して気配りをしているってことか?←そういうわけではないですね

ドイツの食品に対する付加価値税は7%。30セント上がると約2セントの税金上昇。やはり価格上昇はイヤかも・・・多少不便でも我慢しようかな。
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日本語学習

2005-11-16 20:17:35 | Weblog
今、私の周りではなぜか日本語学習が盛ん。といっても4人だけだけど。1人は前から勉強しているタンデムくん。彼は今後も続けるでしょう。

1人は日本語で挨拶のみできるドイツ人。以前から顔見知りで、最近ひょんなことから日本語を勉強することになった。もちろん、かわりにドイツ語を教えてもらう。だって、タンデムくんだとついつい英語になっちゃうし、あまり勉強、という感じではないから。

残りの2人はクラスメート。中国人とドイツ人の女の子。彼女たちは大学の語学センターで週1回勉強している。ドイツ人の子は高校生のときに少し日本語を勉強していたそうだけれど、挨拶くらいで会話はムリ、というレベル。中国人の子は初心者。なぜ、日本語を勉強する気になったのかも不明。ただ、漢字を知っている、ということで少しは有利かな。先日のカザフスタン料理の時には日本語で自己紹介ができるようになっていた!!

ブルガリア人の女の子は、日本語を勉強し始めた彼女らのことを

要するにヒマなのよね

と言っていた。確かに。今からアルファベットがまったく違う言語を学ぼう、と思うのはやはり時間があるからなんだろうな、と思う。好奇心が強い、ということもあるだろうけれど。

みんな、そこそこ日本語ができるようになるといいな、と思う。しかし、タンデムくん以外の3人は長くて半年かな、という気がしないでもない。なかなか覚えられない、上達しない、というのはイヤになる原因の1つ。←私の経験から
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餃子作り

2005-11-15 18:25:41 | 料理
同じ大学の日本人4人で夕食を作った。メニューに関しては紆余曲折があったが、最終的にできたものは、大学いも、餃子、中華スープ、もやし炒め、シュトレン(ドイツのクリスマスのお菓子)となった。

餃子といえばニラ、ということで普通のスーパーで入手できないもやしやサツマイモと一緒にアジアンショップで買出し。私はついでにインスタントラーメンとなつかしのナタデココも入手。

餃子は皮から作り、手間ひまかけて作っただけあってとてもおいしかった。皮から作るのは2年ぶりくらいだったので、心配だったけれど、うまくいってよかった。大学いもも、とてもおいしくできた。大学いもは自分で作ったことがなかったので、ちょっと感激だった。

1人が、大学の圃場があまっているから、このサツマイモ、植えようか、と言って一部分を切り取っておいた。しかし、揚げるサツマイモのそばに置いたため、うっかり全部揚げてしまい、結局すべて私たちのおなかに納まってしまった。

遅くから食べ始め、たくさん話をしていたら、気がついたら外が明るくなり始めていた・・・私はもともと「ちょっと喉が痛いかな」と思っていたが、多分、この日で決定的に風邪を引いたと思う・・・今、咳が出て、声が出にくい状態です。

シュトレンはたくさんできたので、私はクラスメートと一緒に食べた。ドイツ人の女の子が「おいしい」と言ってくれたのでうれしかった。シュトレンを知らないほかのクラスメートは、「それは日本のお菓子なの?」と聞いていたけれど・・・
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カザフスタン料理の夕べ

2005-11-14 19:22:40 | 料理
カザフスタンの友達がディナーに招待してくれた。カザフスタンでは主食は白いパンで、3食パンを主食に食べる。

作ってくれたのは、数種類のサラダと餃子のように小麦粉で練った皮で野菜やひき肉を包んだもの。かなりおいしかった。香料などは使っていなく、とてもとても普通の家庭料理、という感じで、みんな食べ過ぎていた。

食べ終わった後、みんなでゲームをした。カザフスタンでは大勢が集まって食事をした後よくするメジャーなゲームだそう。説明をしているときに、ブルガリアとドイツの女の子も、「似たようなゲームがある」と言っていたので、少しずつ形を変えていろいろな国で遊ばれているものなのでしょう。

ルールはとてもシンプル。ゲームをコントロールする「親」と夜中に市民を殺す「マフィア」とそのマフィアを捕まえる「警察」を1人ずつ決める。

親以外の人が目を閉じ(夜)、その後、マフィアだけが起き、誰かを殺す。マフィアが寝た後警察が起き、寝ている人のうち1人を指差し、親がその人がマフィアかどうかを教える。

朝が来てみんな目を覚まし、市民会議で誰がマフィアかを推測する。殺された人には発言権はない。「誰々が怪しい」と話し合い、多数決でマフィアと思われる1人を決め、その人を殺す。また夜が来る、というのを繰り返す。

マフィアが市民会議によって殺されれば、誰も殺されずに朝を迎え、マフィアの負け。最後の2人までマフィアが残れば、マフィアの勝ち。

警察の役目は、途中でマフィアが誰なのか分かったときに、市民会議でより多くの同意を得てマフィアを殺すこと。と、同時に無実の人を守ること。市民会議では警察でない市民もあれこれ推測するので、無実の人を殺してしまうこともあるので。

最初は「面白いのかしら」と思ったけれど、楽しくて夢中になってしまった。そして、こういうゲームを通して「相手を説得する方法」を体得していくのね、と思った。警察がマフィアを見つけたら、他の人が違う人を指していても説得して多数決で勝たないといけない。そのときに、どう相手を説得するのか。

例えば、「彼の位置からだと動かずにその人を殺すことができる」「寝ているときに隣の人が動いた」「親と話をしているのが聞こえた」「彼女は市民会議のとき、いつもは真っ先に発言するのに今回はしゃべらない」などなど理由を見つける。

要は、間違った理由でも相手を説得してしまえばOK

こうして小さい頃からディベートの能力をつけていくのでしょう。ゲームなので間違っても全然悪くないし。

私は2回マフィアをし、2回とも勝った。贈られた言葉は「パーフェクトサムライ」だった。
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浴衣の活用

2005-11-13 20:26:34 | ジム・サウナ
サウナではたいていのドイツ人はバスローブを羽織ってサウナとサウナを行き来している(たまに素っ裸で歩いている人もいるけれど)。私もサウナに行き始めたときにバスローブを買おうと思ったけれど、重くて持ち運びが大変そうだし、洗濯するのも乾かすのも大変そう、ということで、断念し、大き目のバスタオルを巻いて行き来している。

昨日、サウナからぼーっと外を見ていたら、「あれ?」と思う女性が歩いていた。違和感はないけれど普段見慣れない感じの格好の女性。

そう、浴衣を着ていた

ドイツ人女性がドイツのサウナで着ていて少し驚いた。昨日はそのほかにも別のドイツ人女性が浴衣を着ているのを見かけた。ちなみに、よく旅館においてあるような柄の浴衣を2人とも着ていた。

確かに、バスローブよりもかさばらないし、洗濯も楽だし、いいかも。実際、日本の温泉街では浴衣を着て温泉から温泉に移動してるし。まぁ、さすがにドイツでは足元はビーチサンダルだけれど。

浴衣ってお祭りに着ていくだけでなく、こういう活用方法もあるのね、と思った。日本人が海外の人にお土産を持っていくとき、(サイズが合えば)浴衣をあげる、という話を聞くが、以前は「もらってもいつ着るのだろう」と思っていたけれど、こういう使い方なら別に着付けは要らないし、飾るだけでなく実用的なので「いいのでは?」と考え直した。
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飲酒と運転

2005-11-12 17:07:22 | Weblog
「ラードラー」という飲み物をはじめて飲んだ。基本的にお酒は飲めないので、普段はミネラルウォーターばかり飲んでいるが、見慣れないものを見つけたので頼んでみた。

ビール+レモネード

1:1の割合で混ぜられている。ビールの気分を味わいつつ、少ないアルコール量、ということで女性向らしい。ただし、ビールを愛する人から見ると「邪道」らしい。

味は、本当にビール+レモネード。ちゃんと両方の味がする。甘くて苦い。

名前の由来は、

自転車に乗っても帰れるアルコール量

ということらしい。自転車はドイツ語で「Fahrrad(ファーラート)」

しかし。ドイツでは、ビール1杯くらいなら飲んだ後、車を運転して帰っても法律違反ではないらしい。ドイツ人はアルコールを分解する酵素があるから??車を運転する人は自分の限界を知っている。ビールは2杯まで、といって車で帰った人もいる。

日本ではよく、テレビで飲酒運転の恐ろしさを放送していたが、人種が変わるとこうも違うのね、と思った。でも、正直、飲酒した人の車には乗りたくないなぁ、と思っている。
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