退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「アンダークラスな人々を思うことあるいは見納めのはずの小林旭映画」について

2020-11-17 02:30:55 | Weblog
晴れ。季節はずれの暖かさが続く。

橋本健二「アンダークラス 新たな下層階級の出現」を読む。

家庭の不和と貧困の中で育ち学校ではイジメに遭い仕事も長続きせず。
そうした劣悪な環境で生きるよりない人々がいる事実を知っておこう。

うつ病に罹るなど精神状態も悪く。
もちろん貧困からも抜け出せず。

「明日は我が身」と思いさえすれば彼ら彼女らのことを放置するわけにはいかず。
やがて自らの人生に嫌気がさして「テロ」に走らないとも限らず。

本書では永山則夫、加藤智大などの名前が出され。
誰もが「気楽に生きられる環境」をどうにか整えたいもの。

いたずらな「憎悪」を生み出さないためにも。
やはり「最低限」を確保しないとダメだということで。

野口博志「銀座旋風児」(’59)を観る。

原作・脚本が川内康範ゆえ「日本国民の敵」という「悪玉」芦田伸介の設定。
小林旭が「マイトガイ」になったのは本作から。

少しだけ後の「多羅尾伴内シリーズ」を思わせるところもあり。
浅丘ルリ子は「少年」になって白木マリはいつも通り。

稲垣美穂子、南風夕子、雨宮節子の女優陣など。
浜美枝も出ているのを確認する。

宍戸錠はアキラの「手下」に。
男優陣は菅井一郎、西村晃、伊藤寿章以外は常連組で。

とりあえずこれで小林旭作品とはしばしお別れするつもり。
もっとも本当にそうなるかは気分次第なのでよろしく。
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