晴れ。だったか。
珍しく今日明日と連休。
図書館で以前借りたことのある本をまた借りたことに気付き
とりあえず家から出る。
小林信彦「結婚恐怖」を古本屋で買って読む。
以前にアニメ「psycho-pass」を観ていて
ある種の結末を望んだりしていたのだが。
すでにそういう小説があったとはつゆ知らず。
おまけにそれがほぼ全著作を読んだはずの作家の作品だったとは。
会話の妙と東京の風景が印象に残る。
プレスリーへの思いを主人公だけに話す脇役についても。
世の男子の気持ちを代弁したような感じもあり。
「吉行淳之介+クリント・イーストウッド的」とでも言っておこう。
引き続きたまには新刊をと思い
橋本治「いつまでも若いと思うなよ」を買って読む。
今ひとつ謎なのは
著者ほどの人がバブルの終わりに「毎月百数十万」という借金を敢えて背負ったこと。
もっとも「本気を出すと受け入れられないタイプ」であることを思えば
どうやら「自殺願望」ではないかと思えるフシもなくはない。
そのあたりが微妙に「三島由紀夫」を思わせて。
「すべてを抱え込む」とこんなに複雑になるのねというのが正直な感想。
「物凄いこと」をしているのに
その圧倒的な「密度」に他人が「耐えられない」という「悲劇」よ。
どうやら著者の小説をまとめて読む必要がありそう。
若い頃数々の評論に「当てられた」者としての義務か。
そういえば「鞦韆(ぶらんこ)」という短編集では
幼い男の子が「子どもを作ってしまう話」があったっけ。
「久生十蘭にかなり影響を受けた」という人だから
その「結果」はきちんと確かめておかないといけない。
珍しく今日明日と連休。
図書館で以前借りたことのある本をまた借りたことに気付き
とりあえず家から出る。
小林信彦「結婚恐怖」を古本屋で買って読む。
以前にアニメ「psycho-pass」を観ていて
ある種の結末を望んだりしていたのだが。
すでにそういう小説があったとはつゆ知らず。
おまけにそれがほぼ全著作を読んだはずの作家の作品だったとは。
会話の妙と東京の風景が印象に残る。
プレスリーへの思いを主人公だけに話す脇役についても。
世の男子の気持ちを代弁したような感じもあり。
「吉行淳之介+クリント・イーストウッド的」とでも言っておこう。
引き続きたまには新刊をと思い
橋本治「いつまでも若いと思うなよ」を買って読む。
今ひとつ謎なのは
著者ほどの人がバブルの終わりに「毎月百数十万」という借金を敢えて背負ったこと。
もっとも「本気を出すと受け入れられないタイプ」であることを思えば
どうやら「自殺願望」ではないかと思えるフシもなくはない。
そのあたりが微妙に「三島由紀夫」を思わせて。
「すべてを抱え込む」とこんなに複雑になるのねというのが正直な感想。
「物凄いこと」をしているのに
その圧倒的な「密度」に他人が「耐えられない」という「悲劇」よ。
どうやら著者の小説をまとめて読む必要がありそう。
若い頃数々の評論に「当てられた」者としての義務か。
そういえば「鞦韆(ぶらんこ)」という短編集では
幼い男の子が「子どもを作ってしまう話」があったっけ。
「久生十蘭にかなり影響を受けた」という人だから
その「結果」はきちんと確かめておかないといけない。
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