退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

ひきこもりの悲喜交々

2008-01-28 00:55:32 | Weblog
晴れ。今日も風冷たく寒し。

朝から墓に行く。
風通しがいい場所なので立っているだけで冷え切る。

斎藤環・酒井順子「『性愛』格差論」を読む。
「負け犬」に「オタク情報」をかませた対談。

1章「『負け犬』 ―非婚は不幸なのか」
2章「『おたく』 ―萌える男たちの心理とは?」
3章「『ヤンキー』 ―語られざる一大文化」
4章「『腐女子』 ―異性と番(つが)うよりも同性で」
終章「『負け』を生き抜く ―九〇年代以降の流れの中で」という構成。

「『性愛』こそは、時に負け組に勝利をもたらし、しばしば勝ち組の足下を
すくう可能性を秘めた最後の価値領域の一つなのです」

上のような主張をする斎藤環が酒井順子にあれこれレクチャーしながら
「性愛の可能性」を感じさせたという結論。

個人的には「日本で力を持ちすぎているヤンキー文化」を
もう少しどうにかならないものかと思っているのだけれど。

負け犬は「結婚」から、おたくは「生身の女性」から
ヤンキーは「家」から、「腐女子」は「男」から撤退する。

いずれもある種の「ひきこもり」である、とまとめておくとわかりやすい。
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