退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

’16盆休み7

2016-08-18 03:26:41 | Weblog
晴れ。とにかく暑い。

近所の喫茶店へ本を読みに行く。

ただし内容が頭に入って来ず。
会社を先に辞めたオッサンとまだいるオッサンの話が耳に。

かつての海外旅行の想い出と現在の会社の動向など。
独身の先輩の方がしっかりしていて後輩は夫婦の会話もないらしく微妙。

通っていたスナックのママの引っ越しを手伝ったこともあった模様。
どうにも物悲しい。

イングマール・ベルイマン「仮面/ペルソナ」(’66)を観る。

女医が「超自我」で女優は「理性」、看護婦は「魂あるいは実存」だとしよう。
後者は「理性」に共感を寄せつつ自らの饒舌に「墓穴を掘る」ことに。

女性の「人格」の中の争いを映画として男の視線から描いたものだという解釈。
もっとも男(少年)は「母親」の姿を求めつつ「女」に徹底的に嫌われる。

「魂あるいは実存」が「理性」を傷つけようとするのは二回。
一度は熱湯で一度はグラスの破片を踏ませることによって。

その一部始終を見ているぞというのが唐突なキャメラとスタッフの挿入ということで。
全体として「犯されている印象」がどうにも強いのだけれど。

ダリオ・アルジェント「わたしは目撃者」(’71)を観る。

色彩の落ち着いた美しさをあらためて思う。
残念ながら作品はいささか長い。

カール・マルデンがこんなところで主演とは。
エンニオ・モリコーネの音楽は前半がややうるさい。

この監督の採り上げるネタはなぜか「未来志向」で今回は「遺伝子関係」。
イタリアの「前衛さ」が出ているのだろうか。

「謎解き」としても「サスペンス」としても「ゆるい」。
キャラクターで面白いのは「ルーザー」というあだ名のあごの長い鍵開け男。

ひょっとして「座頭市」の影響があるのでは。
詳細は本作を観て確認していただきたい。

などと言いつつ。

明日から仕事。
いつも通りにこなすはず。
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