退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「終わったものと終わってないもしくは終わっているもの」について

2016-01-11 01:52:28 | Weblog
晴れ。風が冷たい。

9日はクインビー最終日。

久方ぶりの友人といつものメンバーで朝まで飲む。
席はほぼ埋まった状態でまずまず。

マスターにお疲れ様でしたと声をかける。
ジンとワインとバーボンでいささか調子に乗った次第。

昔は毎週土曜がこんな感じだったのに。
知り合いの奥方と「集客って難しいね」と話す。

途中から友人がめんどくさい話をし出したのでそれにも付き合う。
たまにはいいだろう。

それにしても今週末からどこへ行けばいいのか。
しばらくあちこちをさまようことになりそう。

阿部彩「子どもの貧困Ⅱ」を読む。

街中の人々の顔が煤けているのはこういうわけかとあらためて思う。
「家庭」という閉ざされた空間で「怪獣」が育つのにも納得。

「一億総中流」などというのも今は昔。
現実に多くの人々が貧困に苦しんでいる事実を認めよう。

ここで参考になるのは今週のマル激。

「GDP」はもはや「大企業の収益率」を表すものでしかないということ。
もちろん「トリクルダウン=おこぼれに与る」こともない。

大企業の業績と自分の周囲の生活はむしろ「反比例」。
「インチキ」が堂々とまかり通る「社会」より「小さな世界」をコツコツと。

ただし借金を背負うのはリスクが大きすぎるのでご用心。
とりあえず好ましい「人間関係」を各地に。

少なくとも若者たちには
「生き延びるための技術」を身に付けていただきたいもの。

「まっとうな仕事」をしつつそこそこの生活を確保してもらいたい。
要は「楽しく暮らそう」ということで。

さて。

クインビーで久方ぶりに会った友人は
いまだに自分が「恵まれた存在」であることの自覚が薄そう。

ちょいと「飛ばされた」ぐらいでへこんでいるのだから何ともはや。
ここでも口にされたのが「家族がいるから」。

おいおい。

もう少し客観的に「世の中」を眺めよう。
君は「シングルマザーの家庭」と「自分の家庭」のレベルの差に気付いていないのか。

「今の生活を維持したい気持ち」と
「今の生活からどうにも抜け出せない気持ち」を。

この圧倒的な「鈍感さ」よ。
「昔の自分」を見るような気がしてどうにも気になったのでちょいと。

今宵も適当に飲んで寝ることにする。
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