退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「無意識のエゴ」について

2014-03-12 02:30:20 | Weblog
晴れ。寒さは緩む。

源氏鶏太「女の頭と心 女性のための人生論」を読む。

オリジナルは昭和四十七年(1972)に出た模様。
今時とどう違うのかと思って古本屋で百円で購入。

ちなみに著者は戦後「サラリーマン小説」で一世を風靡し
その作品は映画やテレビドラマになったものも少なくない。

「婚前交渉」を認めないのは「処女」を重んじる昔の男ならでは(明治四十五年生まれ)。
大雑把にまとめてしまえば「夫唱婦随」。

妻を殴った話が出てくるのはいかにも「時代」を感じさせる。
その一方でセックスの重要性を語るのは今も変わらない。

基本的に「善導」しようという雰囲気が濃厚で
その「オヤジぶり」は現代の女子からすると煩いかも。

「悪い人」ではないけれど「無意識の『男中心主義』」。
今でもあちこちにいると思われるタイプではある。

そう言うと自分はそうでもないように思われるかもしれないがさにあらず。
振り返れば相当な「自己中心」であり今でもあまり変わってないはず。

常に「後で気付く」あたりはどうにも鈍感であると言わざるをえない。
おそらく「共同生活」に向いていないのだろうと思う次第。

なるほど「ご縁」がないのは当然で
これも「自業自得」ゆえ仕方のないこと。

とはいえ「通常のレール」からはずれたゆえに見えることも少なくなく。
何かを得れば何かを失う「原則」に従うのみ。

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