退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

風の強い日に

2009-12-08 00:54:01 | Weblog
晴れ。風強く体感温度低し。

岩崎稔・上野千鶴子・北田暁大・小森陽一・成田龍二 編著
「戦後日本スタディーズ① 40・50年代」を途中まで読む。

1945年(昭和20年)8月15日に昭和天皇の玉音放送があり
戦争はそこで終わったとされているものの実はそうではないらしい。

このシリーズは全三巻出ているようだけれど
「40・50年代」は編著者たちがせいぜい50年代生まれなので迫力に欠ける感じ。

印象的なのは1932年(昭和7年)生まれの早乙女勝元の話。
自ら体験した1945年(昭和20年)の東京大空襲について語っている。

東京大空襲の司令官であるカーティス・ルメイの名を
レポーターの山本晋也が珍しく憎々しげに語るのをテレビで観た記憶がある。

10万人が死んだという無差別爆撃の司令官は後に
「航空自衛隊の育成に貢献した」という理由で勲一等旭日大綬章をもらっている。

硫黄島を描いた映画監督クリント・イーストウッドの場合と違って
当時は批判もあったらしいが当然のことだろう。

東京大空襲についてはネットにもあれこれ資料が出ているようなので
興味のある向きはどうぞ。
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