晴れ。やや風強し。
本が切れたので内田樹「下流志向」再読。
「消費」によって幼い頃に「自立」した子どもたちは
あらゆることに対して「等価交換」を求める「消費者」の立場に立つ。
事前にその「価値」を確かめ「品定め」をし、
貨幣の交換のように時間を置かずすぐに「結果」を求める。
元々数値で測れず結果も確かではない「教育」は
そうした視点からすると「無価値なもの」と判断されやすい。
自分以外のものに関心を持たないまま
外部の価値ではなく「自分探し」によってあくまで「自分の判断」を優先させる。
もっとも「経済」にとって子どもが「消費主体」として変わらないことは
非常に「都合のいいこと」でもあるという面もあって。
アメリカとの戦争に負けたかつての大人たちは
「経済」の世界で勝利を収めたかに見えたけれど。
彼らの孫たちは「未来の自分」に投資することもできない「貧しさ」の中、
「不快」を「貨幣」とした「取引」のみ上達した。
さてその後は如何に。
というより、われわれには何が出来るのだろう。
本が切れたので内田樹「下流志向」再読。
「消費」によって幼い頃に「自立」した子どもたちは
あらゆることに対して「等価交換」を求める「消費者」の立場に立つ。
事前にその「価値」を確かめ「品定め」をし、
貨幣の交換のように時間を置かずすぐに「結果」を求める。
元々数値で測れず結果も確かではない「教育」は
そうした視点からすると「無価値なもの」と判断されやすい。
自分以外のものに関心を持たないまま
外部の価値ではなく「自分探し」によってあくまで「自分の判断」を優先させる。
もっとも「経済」にとって子どもが「消費主体」として変わらないことは
非常に「都合のいいこと」でもあるという面もあって。
アメリカとの戦争に負けたかつての大人たちは
「経済」の世界で勝利を収めたかに見えたけれど。
彼らの孫たちは「未来の自分」に投資することもできない「貧しさ」の中、
「不快」を「貨幣」とした「取引」のみ上達した。
さてその後は如何に。
というより、われわれには何が出来るのだろう。
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