退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「ユダヤ人と共産党あるいは未熟さ」について

2015-08-03 02:02:46 | Weblog
晴れ。今日も暑い。

ロジャー・パルバース&四方田犬彦「こんにちは、ユダヤ人です」を読む。

サルトルの「ユダヤ人」は大昔に読んだ記憶があるけれど
それとは全く異なる視点にほぼ「呆然」。

内容が盛りだくさんすぎてついていけなかった感じ。
もう一度しっかり読み直す必要がありそう。

「イスラエルの現状」には唖然。
「歴史に対する無知」による「荒廃」はいずこも同じ模様。

敢えて自分に突き刺さる言葉を用いて笑う体質にふむふむ。
そうした「屈折」を生み出す「世界」についても敏感でありたいもの。

マルクス兄弟やウディ・アレンが出てくるあたりでようやく一息つけたような。
スピルバーグの「複雑さ」になるほど。

マル激を観る。

共産党の志位委員長のインタビューはいかにも微妙。
「いい人」ではあるが「現実認識」が甘いか。

「民主集中制」という名の「全体主義」についてはあいまいなお答え。
「時代の波に乗る」ダイナミックな「転換」を望みたいところ。

「優等生」ゆえの「弱さ」とでも言えばいいのかも。
もちろん「公式見解的発言」とは一線を画しているのは事実だとして。

ウィキリークスによるとわが国の首相官邸レベルはアメリカに「盗聴」されているとのこと。
ドイツも同様であることを思うといまだに第二次大戦の「敵国条項」は「有効」らしい。

「国連=連合国」が大した「変革」もなく存在しているのだからそれも「当然」。
「まだ20世紀かよ」と思いつつ。

少なくとも他国の要人に何事かを感じさせる「政治家」を育成しなければ。
いつまでも「12歳」ではいられない。

とはいえ「未熟さ」を好むわが国の「体質」と「母国語の使用能力の低さ」を思えば
残念ながら「好ましい未来」は想定しにくい。
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