雨。終日降り夜中に止む。
池谷裕二・紺野大地
「脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか」を読む。
「纏活力」というのは前者の「造語」なのか。
「纏=まとい」を振る「活力」だと理解しておく。
後者の文章が非常に読みやすいのは確かで。
ただし「すれっからしの読者」には「新たな情報」が少なかったかも。
「失われたものを取り戻す方向」でテクノロジーが進むのには同意するが。
「今までになかったものを手に入れる方向」については微妙。
とはいえこの種のことは否応なく「進む」はず。
どうにも「おとなしく暮らせない」のがわれわれらしい。
もっとも「マトリックス」(’93)のように「封じ込める」のもあり。
未来の人工知能に期待したいところ。
ガウラヴ・セス「マルチバース」(’19)を観る。
漱石「虞美人草」の「同一の空間は二物によって同時に占有する事能わず」が「ルール」。
そこに「無限のループ」を加えた格好。
ロレッタは変わりなく。
「向こうから来た」ジェリーも同様。
ダニーとエイミーの変貌ぶりが味わい深く。
ふたりの在り様が対照的なのも覚えておこう。
挿入される花のショットについても。
海岸線の傾くそれもなかなか。
もっと多くの人々に観られるべき作品。
「カナダ」という「土壌の豊かさ」をあらためて。
池谷裕二・紺野大地
「脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか」を読む。
「纏活力」というのは前者の「造語」なのか。
「纏=まとい」を振る「活力」だと理解しておく。
後者の文章が非常に読みやすいのは確かで。
ただし「すれっからしの読者」には「新たな情報」が少なかったかも。
「失われたものを取り戻す方向」でテクノロジーが進むのには同意するが。
「今までになかったものを手に入れる方向」については微妙。
とはいえこの種のことは否応なく「進む」はず。
どうにも「おとなしく暮らせない」のがわれわれらしい。
もっとも「マトリックス」(’93)のように「封じ込める」のもあり。
未来の人工知能に期待したいところ。
ガウラヴ・セス「マルチバース」(’19)を観る。
漱石「虞美人草」の「同一の空間は二物によって同時に占有する事能わず」が「ルール」。
そこに「無限のループ」を加えた格好。
ロレッタは変わりなく。
「向こうから来た」ジェリーも同様。
ダニーとエイミーの変貌ぶりが味わい深く。
ふたりの在り様が対照的なのも覚えておこう。
挿入される花のショットについても。
海岸線の傾くそれもなかなか。
もっと多くの人々に観られるべき作品。
「カナダ」という「土壌の豊かさ」をあらためて。