退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「物語の技術を感じさせる古典と詰め込み過ぎな映画と爽快な映画」について

2024-03-01 02:22:27 | Weblog
くもりのち雨。夕方から降り出す。

かつては御園座の裏にあった「伏見ミリオン座」に行く。

初めてだったが悪くない場所。
コーヒーを飲みつつ「トム・ジョウンズ(一)」を読み終える。

「展開の技術」にふむふむ。
なるほどそう来るのかというあたりに納得。

これまた一週間に一冊ずつの予定。
「物語の面白さ」を確認する次第。

アリ・アスター「ボーはおそれている」を観る。

ほぼ3時間の本作は何とも微妙。
「今までにないもの」であることは確かだけれど。

「いろんなもの」を詰め込み過ぎている趣き。
それぞれ別の作品として撮ればいいのにと思うことしきり。

「映像表現としての豊かさ」はわかるものの。
この「凝縮」がいいのかどうか。

「もんじゃ焼き」がおいしいのは事実だとして。
「映画のエッセンス」を味わえるのはわかるがしかしといった趣き。

ジェイムズ・クレイトン「Mr.&Ms.ストレンジ」(’23)を観る。

マフィアの金を盗んだ男が妊娠中の情婦と出会ってしまうお話。
彼女は逃げたがっていて。

曰く「爽やか」。
好感の持てる出来。

「カーチェイスの描写」については「わかっている人」だと思うのみ。
「どこまで行っても追いつかれること」も。

この種のお話に「妊婦」を取り込んだのがなかなか。
新たな「マクガフィン」として機能していて。

「息子」を取り戻したいマフィアの親玉は彼女を殺すわけにはいかず。
そこが工夫だということ。
コメント
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