晴れときどきくもり。少しだけパラつく。
斎藤幸平「ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた」を読む。
「人新世の『資本論』」を読まないままの「初顔合わせ」。
「現場」を知ろうとする著者の真摯さはわかるものの。
「資本論」を書いたマルクスは「現場」を知っていたのかどうか。
むしろ「自らの理論」に集中したのではないかと思われるのだが。
とはいえそれが著者の「信念」ならそれもよし。
「功を奏すること」を望むのみ。
「現実」は複雑なのでいたずらに「悲観的」になるのはよろしくないとして。
あまり「楽観的」になれないのも事実。
サミュエル・エンリケス「用心棒の男」(’15)を観る。
お話の展開からすると基本は黒澤明「羅生門」(’50)。
「アンナ・カリーナ」や「アルファヴィル」(’65)のポスターからゴダールも好きらしく。
大富豪ディエゴが日本語を話したり。
「コバヤシ・ハナ」という女優が「コーヒー・ルンバ」を歌っていたり。
「カバンの中身」はあくまで明かされないまま。
主人公はそれを守る。
ただし全体に面白いかと言われると微妙。
「時制の工夫」も含めて。
98分という「好ましいはずの長さ」を持て余した次第。
ベネズエラ映画はおそらく初めてのはず。
斎藤幸平「ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた」を読む。
「人新世の『資本論』」を読まないままの「初顔合わせ」。
「現場」を知ろうとする著者の真摯さはわかるものの。
「資本論」を書いたマルクスは「現場」を知っていたのかどうか。
むしろ「自らの理論」に集中したのではないかと思われるのだが。
とはいえそれが著者の「信念」ならそれもよし。
「功を奏すること」を望むのみ。
「現実」は複雑なのでいたずらに「悲観的」になるのはよろしくないとして。
あまり「楽観的」になれないのも事実。
サミュエル・エンリケス「用心棒の男」(’15)を観る。
お話の展開からすると基本は黒澤明「羅生門」(’50)。
「アンナ・カリーナ」や「アルファヴィル」(’65)のポスターからゴダールも好きらしく。
大富豪ディエゴが日本語を話したり。
「コバヤシ・ハナ」という女優が「コーヒー・ルンバ」を歌っていたり。
「カバンの中身」はあくまで明かされないまま。
主人公はそれを守る。
ただし全体に面白いかと言われると微妙。
「時制の工夫」も含めて。
98分という「好ましいはずの長さ」を持て余した次第。
ベネズエラ映画はおそらく初めてのはず。