退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「かの天才の『文章論』と同じ遺伝子でも結果は異なる映画」について

2022-08-06 02:25:27 | Weblog
晴れ。雨は降らず。

「南方熊楠コレクションⅣ 動と不動のコスモロジー」を読み進める。

熊楠が「文章」について語っているのを初めて知る。
参考までに少しだけ紹介。

「序(のぼえ)」「托(よせる)」その第一種「掛(かける)」第二種に「副(そえる)」。
さらには「対(むかえ)」「拠(まもり)」「擬(かさね)」。

敢えて詳細は述べないので知りたい向きは本書まで。
現代でも参考になるのではないか。

都々逸の調子も高まるばかりといった趣き。
これまた明日読了予定。

スチュアート・ベアード「ネメシス S.T.X」(’02)を再見。

物語の基本は「自分に瓜二つの存在が現れたら」。
脚本に「データ」のブレント・スパイナーが関わっているのに納得。

ジャン・リュックのクローンであるシンザン(わが国戦後初の三冠馬の名前)が興味深く。
彼を助けるレムス人副長官に顔は見えないがロン・パールマン。

ライカーとディアナの結婚を祝う冒頭も楽しく。
ただし「新婚旅行」は延期になり。

アーヴィング・バーリンの「ブルー・スカイ」が印象的な使われ方で。
「スキャットの女王」エラ・フィッツジェラルドのバージョンを載せておく。

ロミュランとの友好関係が始まるという展開も。
「遺伝子は同じ」でも「重ねた年は伊達じゃない」というオチなど。

「学習能力」と「向上心」は常に持っていたいもの。
人類はどうやらそれらを失おうとしているらしいので。
コメント
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