退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

’22 盆休み1

2022-08-13 02:37:48 | Weblog
晴れときどきくもり。台風による湿気が今日も。

「南方熊楠コレクションⅤ 森の思想」を半分くらい読む。

これまた「責任編集・解題」の中沢新一の文の長いこと。
その量に比べて内容はそれほどでもないというのに。

その「情熱の源」が不明と言うよりなく。
「同行二人」とどこかで書いていたりもして「ほとんど病気」。

それなりの「読解力」さえあれば「肝心なところ」はわかり。
本人の文章を読めばそんなことはわかる。

今後熊楠の本を読むつもりの人々に告ぐ。
文庫本ゆえ携帯するのは楽だが止めておいた方がいい。

素直に全部読んでしまった自分がバカだっただけか。
少なくとも本シリーズを読むなら中沢新一の部分は飛ばすべし。

ピーター・ハウィット「ザ・フィクサー 前後編」(’15)を観る。

「フィクサー=黒幕」がさまざまな大災害を起こして株で儲けるというお話。
それを防ごうとするのがかつての「黒幕の仲間」と女性事故調査官。

前者は「多くの人が死ぬこと」を知って組織を抜け。
後者は家族が死んだ事故の「内幕」を知って「真相を暴く」べく。

「内通者」に関する描写がわかりやすすぎていやはや。
主役ふたりの俳優も何とも地味で。

「現実」がこんなにわかりやすかったら楽だろうにと思うことしきり。
そもそも「フィクサー=黒幕」という図式が圧倒的に古く。

おそらく「本当の現実」は人々の劣化ゆえにもっと複雑に。
「常識」では「ありえないこと」が「日常」になっているはず。

例えばソウルで開かれた「統一教会の集会」など。
「献金の多さ」ゆえにアメリカその他の保守政治家たちも参加し。

なるほどその様子を見るとわが国の政治家たちのそれは「可愛いもの」か。
「祝電」や「会合に出席」程度で問題視されるのだから。

ただしそうした献金が「霊感商法」によってもたらされるものであることを忘れずに。
「洗脳の技術」によって彼ら彼女らが献金することも。

ダマす方にはいわゆる「良心」などかけらもないことを知っておこう。
その種の存在を「サイコパス」と呼ぶのだとして。

「平気でウソをつく」のは言わずもがな。
さらには「延々とウソを言い続ける」のだから。

そのキリのなさに対して「われわれの知力と体力」が試されることに。
彼ら同様に「延々とウソを暴く作業」をする必要があり。

かつての「連続殺人犯=シリアルキラー」のような存在が「表」に出て来て久しい。
「コミュニケーション技術」にダマされないように。

繰り返すが「自らの不全感」をいたずらに「他人のせい」にしないこと。
少しずつでも「マシになること」こそが「倫理」だということでよろしく。
コメント
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