退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「戦いを描かない作品と『世界標準』を知らないわが国あるいはミュージカルの古典」について

2021-10-17 02:02:41 | Weblog
晴れ。降るという予報は外れる。

「西遊記(四)」を読む。

金角、銀角が登場。
悟空の在り様が「侠」なのだとあらためて。

本作の特徴は例えば映画ならメインになるはずの「戦い」の扱い。
すべて「合=何回切り合ったか」で済ませてしまう「経済」。

「映像」がない時代の作品だからだろう。
読者の想像力に任せられるあたりにふむふむ。

もうしばらくはこのシリーズを週末に読むことに。
観音様も案外「ヤクザ」だというあたりが面白い。

マル激を観る。

今回のゲストは飯田哲也。
経産省を代表にわが国のあらゆる場所が「世界標準」を知らず。

太陽光、風力ともに圧倒的に安くなっているというのに。
それを無視して石炭や原発を使おうというのだから何ともはや。

「既得権益の維持」もここに極まれりといった趣き。
自民党でいささかなりとも「まとも」なのは河野あるいは小泉だとのこと。

「圧倒的な劣化」を噛みしめよう。
同時にトヨタが情報操作していることも。

「スポンサー」はそれを可能にして。
メディアがこの種の情報を伝えないことになる次第。

わが国はすでに「潜水艦」らしい。
残された酸素が切れれば沈むのみ。

唯一残された自動車産業もイーロン・マスクのテスラに勝ちようもなく。
すでにBMWが「白旗」を揚げている事実よ。

マーヴィン・ルロイ「ゴールド・ディガーズ」(’33)を観る。

舞台は「大恐慌後」のブロードウェイ。
資金繰りに困っているところにボストンの御曹司が助け舟を出した結果。

トリクシーのアリーン・マクマホンの「年増な姿」がいい感じ。
ポリーのルビー・キーラーの「純情ぶり」よ。

キャロルのジョーン・ブロンデルはいかにも可愛く。
フェイのジンジャー・ロジャースは「アステアの話」を楽屋オチにして。

ブラッドのディック・パウエルは「才能ある御曹司」。
ピーボディのガイ・キッビーの「年甲斐のなさ」が笑わせる。

バスビー・バークレーの「群舞」も楽しく。
「千手観音」や「波」もあるが俯瞰での「模様の描き方」がここに。

近年の「傘を使ったPV」のパターンが実は90年ほど前に行われていたことを忘れずに。
ここでも重要なのは「知っていること」だったり。

あらゆる「知恵」を集約すれば「いいもの」は必ず出来る。
それが「不可能」になっているわが国の現状の貧しさを忘れずに。
コメント
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