くもり。仕事場付近ではスコールも。
坪内祐三「最後の人声天語」を読む。
イラストに中野翠。
彼女は「友人の死」に「骨折」というかたちで反応して。
内容は相撲の話が多く。
個人的にはあまり興味がない分野なのでそういうものかと。
タイトルはもちろん朝日新聞のコラム「天声人語」から。
かつては読むに足る文章だったようだけれど。
本書はラストが「ポツンと切れているようなもの」が多く。
徐々に「自分の中で完結するパターン」になっていったのか。
「古いもの」をよく知っていた「お坊ちゃん」は彼岸へ。
享年61というのはいかにも若い。
クリフ・ステンダーズ「デンジャー・クロース 極限着弾」(’19)を観る。
ヴェトナム戦争におけるオーストラリア軍の姿を描いた作品。
前半が緩く後半になってようやく盛り上がる趣き。
さっきまで隣りにいた人がいつの間にか死んでいる現実。
種類の如何を問わず銃はいとも簡単に死をもたらして。
「視点」はオーストラリア軍だがヴェトナム兵とて同じ恐怖の中を生きて死に。
「敵味方図式」だと相手はただの「標的」に。
この種の作品は「戦争を知らない者たち」にいたずらに「感情移入」させる憾みがあり。
そもそも「戦わなくてもよかったのでは」という視点を忘れさせることを覚えておこう。
「命をかけて戦う」前に「なぜ戦わなければならなかったのか」を問いたいもの。
おそらくその前提は「誤った正義」で。
その問いは常に問われなければならず。
いたずらに「愛国」が浮かび上がるのでご注意を。
坪内祐三「最後の人声天語」を読む。
イラストに中野翠。
彼女は「友人の死」に「骨折」というかたちで反応して。
内容は相撲の話が多く。
個人的にはあまり興味がない分野なのでそういうものかと。
タイトルはもちろん朝日新聞のコラム「天声人語」から。
かつては読むに足る文章だったようだけれど。
本書はラストが「ポツンと切れているようなもの」が多く。
徐々に「自分の中で完結するパターン」になっていったのか。
「古いもの」をよく知っていた「お坊ちゃん」は彼岸へ。
享年61というのはいかにも若い。
クリフ・ステンダーズ「デンジャー・クロース 極限着弾」(’19)を観る。
ヴェトナム戦争におけるオーストラリア軍の姿を描いた作品。
前半が緩く後半になってようやく盛り上がる趣き。
さっきまで隣りにいた人がいつの間にか死んでいる現実。
種類の如何を問わず銃はいとも簡単に死をもたらして。
「視点」はオーストラリア軍だがヴェトナム兵とて同じ恐怖の中を生きて死に。
「敵味方図式」だと相手はただの「標的」に。
この種の作品は「戦争を知らない者たち」にいたずらに「感情移入」させる憾みがあり。
そもそも「戦わなくてもよかったのでは」という視点を忘れさせることを覚えておこう。
「命をかけて戦う」前に「なぜ戦わなければならなかったのか」を問いたいもの。
おそらくその前提は「誤った正義」で。
その問いは常に問われなければならず。
いたずらに「愛国」が浮かび上がるのでご注意を。