退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「異様なスピードで読める古典と何とも好ましい50年代西部劇の快作」について

2021-10-16 02:21:42 | Weblog
晴れ。夜は徐々に涼しく。

「西遊記(三)」を読む。

やはり三蔵法師の「情けない姿」が印象に残る。
もちろん孫悟空の「ヤンチャぶり」も。

本作は三蔵法師が猪八戒の「戯れ言」を鵜呑みにして悟空を破門するまで。
そうそう沙悟浄が「一行」に加わったのだった。

再び魔者に襲われ自分たちではどうしようもなく悟空の元を訪れる猪八戒。
本書はここまで。

異様なスピードで読み進められるのは訳者・中野美代子のおかげか。
明日(四)を読了予定。

ルドルフ・マテ「欲望の谷」(’54)を観る。

久方ぶりのグレン・フォードがいい感じ。
エドワード・G・ロビンソンとバーバラ・スタンウィックが加わって。

小柄なマトロックのリチャード・ジャッケルの憎々しさがなかなか。
コールのブライアン・キースの若いこと。

「東部娘」メイ・ウィンと「西部娘」ダイアン・フォスターの「対照」も好ましく。
保安官ジェイムズ・ウェスターフィールドの「風見鶏ぶり」も覚えておこう。

原題は「the violent man」。
もっともタイトルはいささかミスリードだったり。

「50年代西部劇」の快作。
作品の長さが96分という「経済」も素敵。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする