退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「台風休暇のあれこれ」について

2018-09-05 01:45:22 | Weblog
台風。ひきこもりを強いられる。

老舗バーのマスターが貸してくれたDVDを観る。

ティント・ブラス「サロン・キティ」(’76)。
ヴィスコンティ「地獄に堕ちた勇者ども」(’69)を思い出す内容。

ヘルムート・バーガーやイングリッド・チューリンも出ているので余計に。
前者の「美貌」と後者の「貫録」はさすがに素敵。

舞台となった高級娼館はナチス支配下のベルリンに実際にあったものらしい。
「諜報目的」なのでいわゆる「ハニー・トラップ」。

フェリーニを思わせる部分がなくもなく。
それにしてもナチスとエロが絡むと「世界の異様さ」が浮き彫りになること。

結末が案外「女子寄り」なのが悪くないかも。

「チャヴ 弱者を敵視する社会」を読了。

久方ぶりに家で読書する。
喫茶店と違ってあれこれ姿勢を変えなければならないのがやや難。

結局「現実を知るという作業」に関して
保守党であろうと労働党であろうと「いいかげん」である事実が残るような。

「生活保護の不正受給」の割合がわずかであるにもかかわらず
それをやたらに囃し立てるやり口はわが国の自民党その他右系も同じ。

実は「富裕層の税金逃れ」の方が額としてよほど大きいというのに。
なぜか「労働者階級の生きるためのわずかな方便」のみがクローズアップされて。

それらの源に「差別感情」があるのは確か。
日々の生活に追われる者たちが「仕事を奪われる」と「外国人を嫌う」のも同様に。

「敵を見つけなければ生きられない環境」を作り出すのは誰なのか。
そこを肝心なポイントだとしたいところ。

「植民地支配の基本」が「分断統治」であるのを忘れずに。

さて。

台風が彼方に去った後もしつこく雷鳴など。
各地の被害は相当に大きくもあり。

これが今後「普通のこと」になるのだろうか。
そうだとするなら「きちんとした対処」をしないとどうにも。

基本は「化石燃料ゼロ」を目指すこと。
「気候変動の与える影響」に「差別」はないのだから。

このまま「既得権を握っている者たち」に従うだけではいずれ「地獄」。
そろそろ「脳内ひきこもり」はよして「確かな事実」を見つめたいもの。
コメント
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