晴れときどきくもり。夜に雨。
阿部和義「トヨタモデル」を読む。
「社史」のような内容であまり面白くなかった。
オヤジ雑誌「プレジデント」の編集者の依頼による本なので仕方ないか。
基本的に「いいこと」しか書いてなく
たしか文庫で「トヨタの闇」を描いたものがあったがそちらの方がむしろ気になる。
ただこの作品からうかがえるのは
「トヨタ」という世界的企業はある種の「ドーム」であること。
その内部にいて「秩序に従う者」には「やさしい」けれど
いざそうでなくなった時には徹底的に「排除」される気がする。
よく考えてみればこれは「ムラの体質」であるものの
企業としての「安定性」がたとえば海外の人々をも納得させるのか。
「目についた無駄をすべて省くシステム」はかなり機能している模様。
それにしても有り余る「内部留保」を持ちながらの「ケチぶり」がなかなか。
常に危機感を持っていていつでも「技術革新」が可能なところが強み。
きちんと「人材」を確保しているのだろう。
7年前に出た本なので
アメリカでのバッシング以降トヨタがどうなっているのか知りたいところ。
「系列」を組織して生き延びる姿は
あらゆるところに根を張りめぐらせた「一本の大木」のイメージも。
もちろん「大木」が生き続けるためには
その陰で「死んでゆくものたち」があってのことなのでそこが知りたいところではある。
阿部和義「トヨタモデル」を読む。
「社史」のような内容であまり面白くなかった。
オヤジ雑誌「プレジデント」の編集者の依頼による本なので仕方ないか。
基本的に「いいこと」しか書いてなく
たしか文庫で「トヨタの闇」を描いたものがあったがそちらの方がむしろ気になる。
ただこの作品からうかがえるのは
「トヨタ」という世界的企業はある種の「ドーム」であること。
その内部にいて「秩序に従う者」には「やさしい」けれど
いざそうでなくなった時には徹底的に「排除」される気がする。
よく考えてみればこれは「ムラの体質」であるものの
企業としての「安定性」がたとえば海外の人々をも納得させるのか。
「目についた無駄をすべて省くシステム」はかなり機能している模様。
それにしても有り余る「内部留保」を持ちながらの「ケチぶり」がなかなか。
常に危機感を持っていていつでも「技術革新」が可能なところが強み。
きちんと「人材」を確保しているのだろう。
7年前に出た本なので
アメリカでのバッシング以降トヨタがどうなっているのか知りたいところ。
「系列」を組織して生き延びる姿は
あらゆるところに根を張りめぐらせた「一本の大木」のイメージも。
もちろん「大木」が生き続けるためには
その陰で「死んでゆくものたち」があってのことなのでそこが知りたいところではある。