退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「音楽の本」について

2011-05-07 02:13:17 | Weblog
くもり。携帯復活。

本が切れたので
相倉久人「日本ロック学入門」を読み直す。

裏に「昭和六十一年十二月二十日発行」とあるから
今から四半世紀前くらいの文庫。

著者の時代を分析する文章とアーティストとの対談をまとめたもの。
加藤和彦・宇崎竜童・細野晴臣・井上陽水・松任谷由実・坂本龍一・桑田佳祐・佐野元春・大沢誉志幸・ケラ。

1931年(昭和6年)生まれの著者のことを知ったのは
ジャズピアニスト山下洋輔のエッセイでだったと思う。

元々ジャズの評論家だったもののその衰退とともにロックに移行。
映画や演劇の音楽監修などの経験もある模様。

学生当時に読んだ印象は「音楽界の小林秀雄」。
後には「考えるヒット」シリーズの近田春夫がそう言われたりしたけれど。

今回読み直してみてもそのイメージは変わらない。
「最先端」がちゃんと見えている人だと思われる。

今年八十になる著者は現代をどう捉えているのだろう。
とりあえず図書館で著書を検索してみることにする。

当時の新潮文庫には山下洋輔のエッセイを始めとして
音楽関係の本がちょこちょこあった記憶がある。

その流れで言えばトリオを組んでいた中村誠一の「サックス吹きに語らせろ!」
あるいは桑田佳祐「ただの歌詩じゃねぇかこんなもん」や細野晴臣「音楽少年漂流記」なども。

おそらくいずれも絶版だと思われるが
詳細は不明なので興味のある向きはどうぞ。

個人的には普段音楽はほとんど聴かない、というよりCDを買わない。
もっぱらyoutubeのお世話になっているのは、あながち「貧乏」ばかりのせいではないことにしておく。
コメント
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